南極?宇宙?原発「放射性廃棄物」4つの処理方法

震災44日目(4/23) ハリウッド映画化登場キャラ

高レベル放射性廃棄物の処理

地層処分、海底投棄、南極投棄、宇宙投棄。
4つの方法が考えられる。
このうち、現在は地層処分の計画が
進められているのだが……

なぜ他の3つの方法ではダメなのか?
地層処分の技術が完成してないのに。

計画以前の問題

地層処分の技術が完成してない上に、
そもそも地層処分後の安全性すら不明だ。

処分すらできない上に、
処分した後のことはわからない。
でも廃棄物は増え続けている。

原子力は素晴らしい科学技術であるが、
今の人類には早すぎる。

多重バリア

多重バリアで地層処分する計画を立てている。

①ガラスと混ぜて固める(ガラス固化体)
②粘土質の緩衝剤で覆う(ベントナイト)
③厚さ20cmの金属容器(オーバーパック)

①②③を合わせて人工バリアと呼ぶ。
これに安定な岩盤である天然バリアを合わせて、
多重バリアを構成する。

あくまでも予測

オーバーパックが腐食・損傷しても
ガラス固化体により流動性は弱く、
ベントナイトが漏れた汚染物質を吸着する理屈だ。

万一容器が破損しても、
多重バリアで汚染物質の拡散を
かなり遅らせることができるらしい。

ただし、これらはあくまでも予測に過ぎない。
オーバーパックが数百年後どういう状態か、
ガラス固化体によってどのくらい流動性が弱まるか
ベントナイトがどのくらい吸着するのか……
具体的な数値は、まったくない。

未来の世代に丸投げ

六ケ所村の平均年収が1400万
であることからもわかるように、
廃棄物の保管にも処理にも
大変なカネがかかる。
そのカネはすべて未来への負債となっている。

現在の建築技術では、
処分場という建物の耐用年数は数百年程度。
その後の耐久性はまったく不明。

もし、活断層で最終処分場が崩壊したら……
もし、最終処分場の近くで大地震が起こったら……
回収など、とうてい不可能だろう。

もちろん、日本だけが気をつけても意味がない。
海外で起こっても世界中に拡散。
途上国も含め世界中の最終処分場で
10万年もの間、完璧な管理ができないと意味ない。

本当に大丈夫だろうか?

自然災害3つ

・上昇してきたマグマと一緒に大噴火
・活断層がズレて露出
・遠い将来、忘れた頃に地下資源と一緒に掘り出し

地震大国ニッポンがこの先、
何百年も何千年も天災も人災も
避けること続けることができるのだろうか。

人災2つ

・テロリスト
・核戦争

原子力発電により、
世界中に核燃料や核廃棄物が貯蔵される。
どちらからも核兵器を作ることができる。
核兵器は安全性を考慮する必要がなく、
発電所よりはるかに容易に製造可能である。

テロリストが核兵器を作るために
核廃棄物を盗む可能性は高い。
廃棄物の管理人は単なる会社員であり、
武装などしていないから楽勝である。

また、全世界がいつも平和であるわけがない。
単一民族単一宗教の島国ニッポンと違い、
ヨーロッパなどの大陸は侵略の歴史である。
多民族で多宗教なので争いが絶えない。

侵略されれば、虐殺・略奪・強姦の
3点セットが待っている。
そんなときに
何万発もの核兵器原料を持っている状態だ。
核兵器を製造して反撃するのは、
当然の流れである。

国の存続

そもそも廃棄物を管理するには、
国が存続していなくては成り立たない。

ローマ帝国は500年、オスマントルコ帝国は600年。
モンゴル帝国にいたっては、たったの85年。
その頃の世界史の地図を見れば、
聞いたこともないような国の名前ばかり。
中国だって何回も国名が変わっている。

国というのは数百年しか続かないのが
普通なのだ。
戦乱の中では、
廃棄物の管理などどうでもよくなるのが
当然の流れである。

日本の位置

日本は環太平洋火山帯にある国。
地殻変動が激しく、地震が多い場所にある。

過去数十万年のデータで安定なら、
今後10万年は大丈夫だろうとの試算である。
単なる統計学的な予測に過ぎない。
地震の影響を受けない場所を確定するのは
現時点では不可能である。

阪神大震災・東日本大震災・津波
南海トラフ・首都直下地震……
これらを想定外と表現する程度の
現在の科学技術の予測が
10万年も通用するはずがない。

3~4万年後の人類なら
より高度な技術を開発しているだろう、
と楽観視しているが
文明が退化している可能性の方も高い。
その頃にはおそらく
人類が絶滅してるから大丈夫ともいえるが……

地層処分

10年かけて総延長100~300kmの穴を掘り、
50年かけて40000本のガラス固化体を埋め、
10年かけて岩盤を安定させたまま埋め戻す計画。

これで高レベル廃棄物の処理は、
原理的には可能らしい。
2020年までの40000本はこれで片付ける方針。
その後のことはまた後で検討。

ただし無人の遠隔操作でなくてはならず、
1本500kgのガラス固化体をとてつもない距離埋める。
そんな技術はまだ存在しないし、
実際に地層処分した国もない

その技術をこれから開発する予定とのこと。
え?これから??

海底は?

深海の泥の中に埋める方法。
放射性物質を泥が吸着し、
膨大な量の海水が希釈する。

ただし、海底はいまだ謎であり
あまりに不確実である。
そのため、
高レベル放射性廃棄物の海洋投棄は
ロンドン条約で国際的に禁止されている。
そもそも、海底に廃棄する技術などないが。

ちなみに低レベル放射性廃棄物は
日本でも数十年前まで普通に海に捨てていた。

南極は?

高レベル放射性廃棄物は大変熱く、
自ら発熱し続ける。
自力で氷を溶かしながら
厚さ平均4km以上の氷の底に沈んでいく。
実に合理的だ。

ただし、
南極までの輸送コストが莫大である上に
南極はどこの国の領土でもない。

南極の氷の底がどうなっているか不明なうえ、
温暖化で氷が溶けたらタレ流しになる。
よって、
南極条約で国際的に禁止されている。

宇宙は?

宇宙なら無限に廃棄できるし、
その後の管理も一切不要。
もっとも素晴らしい廃棄場所である。

だが廃棄物を乗せるロケットの打ち上げに
莫大な費用がかかる。

また打ち上げに失敗したり、墜落したら
一瞬で世界中に放射線性物質がブチ撒かれ
目も当てられない状況になる。

定期的に何回も世界中でロケットを
打ち上げなくてはならない。
現在の技術ではまだ打ち上げ失敗の可能性がある。
現に、スペースシャトルは打ち上げすぐに
爆発したことがある。
もしアレに数万発分の放射性廃棄物が
乗っていたら……

大変よいアイデアであるが、
費用面でも技術面でも実現は不可能。

新しい発電方法を開発した方が早いかもしれない。

震災編
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