【8月】初の北海道を車中泊で一周⑩(6日目)




夏の道東は霧がすごい

霧の中を進む一日。
霧多布からムツゴロウ王国を横切り、
厚岸で牡蠣のバーベキュー。

釧路湿原を通って道東湖群エリアへ。

新たな特産として売出し中の
厚岸の牡蠣のレベルは?

翌朝(8時)

8月なのに外気温15度。11月かよ。
寒すぎ。



すごい霧。
トラックやワゴンなど車中泊組がたくさんいた。


湿度が高くジメジメしている。
とてつもなく蚊が多い。
刺すタイプのヤツが窓に張り付いている。
隙間から入ろうと順番待ちをしてやがる。

黄色くて頑丈な蚊。
潰すとボディが硬かった。
肩が張ってる感じ。
本州の蚊より、はるかに強そう。

洗面などを済ませ、出発。

納沙布岬(9時:所要時間5分)

本土最東端のノサップ岬へ向かう。


ガスっていて遠くが見えない。


どんどんヒドくなっていく。


稚内のノシャップ岬と紛らわしい。
アイヌ語のノ・サム(岬の傍ら)が由来。



歯舞群島貝殻島(ロシアが不法占拠中)
まで3.7kmしか離れていない。
ヤツらの巡視艇が海上に頻繁に姿を現す。

このあたりは霧のせいで夏は快晴になりにくい。
ゆえに8月の平均気温が全国一低い(16.5℃)。
北海道の中でも、特に夏が寒い地域である。

浜中町へ


なんか町全体がモワモワしている。
霧多布湿原があり、本当に霧が多い。
霧がますます濃くなっていく。
海が近いのに空気が流れないのだろうか。
いや、霧はむしろ海が原因か。


あいかわらず霧の中でも道民はトバしまくる。


海沿いの道なのに海がまったく見えない。


どこ走ってるのかわっぱりわからん。

ムツゴロウ王国入口(10時半:所要時間10秒)


浜中町の途中に突然、
ムツゴロウ王国の入り口が現れた。
いきなりだから超ビックリした。
ここにあったんだ……


この道が王国につながっているようだ。


看板の隣で写真撮ろうと思ったら
突然、ブーン……

巨大スズメバチの襲来で断念。

 【ムツゴロウさん】
 「王国では何でも早い者勝ちなんですねぇ~」
 「女の人が来たら、先にレイプした人の勝ちなんですねぇ~」
ゴールデンの番組でコレを言う、痛快な男である。

東大理学部に楽々合格した上に
プロ雀士九段という抜群の頭脳を持つ。
会社をクビになって動物王国を作った奇人。
東大でも地頭がいいのは上位10%だけというが
この人は上位10%どころか1%に入るだろう。

王国全盛期も、実はほとんど東京にいたらしい。
王国低迷後、3億円の借金を個人で完済。
現在はペット禁止のマンションに住んでいる。
天才とは、こういう人。

霧多布岬へ(11時:所要時間1分)


砂浜を軽自動車が走っている。


ノサップ岬から100分くらい走ると霧多布岬に到着。
波の音が聞こえる。
岬なのに海は全然見えない。

アイヌ語のキータプ(茅を刈る場所)に由来するが
むしろ霧多布という当て字の通りである。

厚岸グルメパーク(12時:所要時間1時間)


霧多布岬から45分で厚岸(あっけし)町に到着。


厚岸グルメパーク。
気温23度でヌルい感じになってきた。
北海道は至る所に温度計がある。



バカでかい牡蠣の殻……てか長い。
中身どんなんだったんだろう。

北海道の道の駅で、
もっともオススメなのがここ。

海鮮BBQがウリ

階段を上がると旨そうな匂いが漂っている。
2階の魚介市場で買って、焼いて食べる。


生きたカニもいるが、高くて手が出ない。
道東エリアは毛ガニの名産地。
ミソが特に旨いカニ。


町おこしの特産品として売出し中の牡蠣。
2袋いってみよう。




他にもたくさん魚介がある。

BBQ開始


お買い上げ。値段は忘れた。
超ド田舎にあるので
観光地価格というほど高くはなかった。


ジュージュー。
旨そうな煙でヨダレが出てくる。


ここではウニも脇役。


ヨメがあまりにヘタなので
店員のオッサンが開き方をレクチャーしてくれた。



ぷるんぷるんのツヤツヤ。


汁も旨い。

 【厚岸町】
アイヌ語のアッケシシ(カキが採れるところ)が由来らしい。
やや強引か?

厚岸町は現在、牡蠣を売出し中である。
この入り江を新たな牡蠣の名産地にするぞ、
という町の意気込みを感じた。
その立地から厚岸の牡蠣は国内で唯一、
一年中牡蠣が食べられる。

デカくて旨いし、安い。
おススメ。

スピード違反


旅行者の車がスピード違反で捕まっている。
あの道では100km出してしまうのも仕方ない。

地元の車を捕まえると警察への風当たりが強くなる。
でもノルマがあるから捕まえないといけない。
だから文句を言わない道外ナンバーばかりを捕まえる。
ヨソ者が生贄になるシステムだ。
実に合理的だが、フェアではない。

このあたりが弱い者を犠牲にして集団を保つ
日本人の国民性をよく反映している。

釧路へ(14時:所要時間2時間)


厚岸町から1時間で到着。

車中泊ばかりだと疲れが溜まる。
さらにずっと狭い車内で2人でいると
些細なことでイライラしがち。
そこで、
釧路駅にある緑の窓口で宿をとることにした。


港は広い。
カモメがいっぱいいた。

コインランドリー

溜まった洗濯物を洗った。

たむろしていたジイさん達と話す。
オレがやたら寒い寒いと言っていたら、
 じいさん達
 「これでも暑すぎる」
 「もうちょっと涼しい方がいい」
道民は寒さに強くても暑さには弱いようだ。

 【釧路市】
アイヌ語のクシル(知床へ越える道)が由来。
全国7位の広さであり、
釧路市だけで香川県の70%の面積を誇る。

釧路湿原


国内最大の湿原である。


遠くまで抜けていて、人工物がない。
スケール感がある。


ここはもともと海であった。
6000年前から3000年かけて隆起した。
砂洲が発達して水はけが悪く、
いまの湿原となった。

ホテル「ニュー子宝」(17時半)

釧路市から1.5時間で弟子屈(てしかが)へ。
アイヌ語でテシカ・カ(岩盤の上)が由来。


ジェットコースターみたいな坂がある。


独特のネーミング。
「ニュー」の部分が
ホテル子宝の新館という意味なのか、
新しい子宝(を頑張れ)という意味なのかは不明。


部屋はリバービュー。
チョロチョロとせせらぎが聞こえる。
川の水がムチャクチャきれい。


熊さんと子宝がお出迎え。


一泊二食付き8000円。
高級さはないがメシも風呂もそこそこいい。
しかも部屋食だし品数も多かった。

アサリご飯は釜飯となっており、
その場で炊く。

20分くらいで炊けた。
出汁が染みて特に旨かった。

やっぱり部屋だと疲れがとれる。
精神的にもいい。
車中泊が長く続いて疲れとストレスが
溜まったら宿をとるとかなり軽減される。

ニューな子宝(ムスメ)を
連れていつかまた行こうと思っていたが
残念ながら現在は倒産してしまっている。

翌朝は、道東の湖群に向かう。

error: Content is protected !!