猫パンチ



2度も追いついた

1点失って追いつき、
また1点奪われて追いつく。
非常に面白い試合であった。
今大会のグループリーグで
ベストマッチを争う内容である。

フィジカル最強のセネガル、
フィジカル最弱の日本。
放り込んでゴリ押しのセネガル、
速いパスワークで掻き回す日本。

違うタイプのサッカーが
ガチンコで殴り合った、
非常に面白い試合であった。

セネガル

◎スピード
◎フィジカル
○ハイプレス
○足元の潰し
×タレント頼り
×運動量の低下
×イライラ
×ラフプレー

今大会最強のフィジカルともいわれる。
国歌で並んだ時の身長差がヤバかった。
もう大人と子供。

スピードとパワー、瞬発力。
そして、最後のひと伸び
恐ろしい速さのカウンター。

コーナーキックのたびに
ドキドキさせるほどの威圧感。

しかし、
時間がたつに従って
イライラしてコンビネーションが低下。
ボールばかり見て
日本の選手を見ていなかった。

スピードがあるといっても
移動が速いだけであり、
動作は日本の方が速かった。

特に後半20分はバテバテ
日本が面白いようにボールを回せた。

あとラフプレーが多過ぎる。
倒れなければ何してもいいのか?

日本

◎クイックネス
◎メンタル
○カバーリング
○オフサイドトラップ
○運動量
○パス本数
×シュート数
×序盤は圧倒された
×最終ラインが脆い
×逆転できなかった

パワー・スピードで劣っていたが
クイックネスで上回った
コロンビア戦勝利が
マグレでないことを実証した。

フィジカルを補うために
よく走った。

他のアジア各国はスター軍団にビビッて
ドン引きサッカーばかり。
攻撃も放り込んで相手のミス頼み。

日本だけは前に出られる、
というのを見せつけた。

しかし、
勝てる試合であった。
まさかセネガル相手に引き分けで
悔しい思いになるとは。

得失点の時系列


【前半11分(0-1)】
原口のクリアミス⇒川島が猫パンチ
 ⇒マネにぶつかり1失点目

【前半34分(1-1)】
柴崎のロングフィードを受け、
長友はミスキックだかパスだか
わからないが乾ゾーンへコロコロ
 ⇒乾が美しいゴールで1得点目

【後半26分(1-2)】
柴崎が股抜きをヤラれ、
強烈なシュートをブチ込まれ2失点目

【後半27分】
秘密兵器 プロフェッショナル・KSK本田投入
【後半33分(2-2)】
乾がダイレクトで折り返し、
岡崎がイヤらしくGKと倒れ込む。
 ⇒KSK本田が冷静に押し込んで2得点目

2-2の引き分けでゲーム終了。
ファール数の差で日本が首位に立つ。

西野(監督)

◎ケイスケホンダの秘密兵器化
◎選手交代のタイミング
×ゴールキーパーの選定
×宇佐美投入

準備期間が短いにもかかわらず
香川・柴崎・乾の同時起用という
現時点で最高の攻撃陣を実現。

香川にスペースを作らせながら
70分かけてマーカーをバテさせる。
最高のタイミングで
ケイスケホンダ投入という、
秘密兵器を発明することで
本田と香川の両方を生かした。

ただし、
オフェンスで交代枠を
使い切ってしまうので
ディフェンダーに何かあったら
ヤバいかも。

川島(GK)

○ゲームを面白くした
●1失点目の謎パンチング

猫パンチは酷評も仕方ないが、
2失点目は川島の責任ではない。
結果だけ見れば、
コロンビア・セネガル相手に
3失点なら及第点といえる。

いくつかの好セーブもあった。
前に出過ぎだったので
浮き球の技ありシュートやられたら
激ヤバではあったが。

ゴールキーパーのレベルが高いのは
ヨーロッパ特有である。
他の地域は川島と大差ない
日本人の目が肥えてしまい、
ヨーロッパレベルを求めすぎ
なのかもしれない。

セネガルのキーパーもよくなかったから
日本だけがキーパーで不利と
いうわけではなかった。
日本の2得点目はセネガルのキーパーが
判断をミスって飛び出したのが原因なので
お互い様である。

他2名のGKはフル代表で経験不足であり
川島以上のゴールキーパーが
育っていないのも問題である。

チームの雰囲気が変わってしまうので
もう今さら変えられない
そもそも負けていないのだから
変える必要もない。

これで川島は出場9試合連続失点になった。
コロンビア戦での謎キャッチなど、
強化試合から連続でミスが続いている。
やらかしが1~2回あるのは
もはや想定しないといけない。

神風でも吹かないかしら。

吉田(CB右)

○守備の要としての安定感
○クリアがパスになっている
×ロングパス精度

危ないシーンもあったが
決定的なミスもなく冷静に対処できた。

彼の責任というわけではないが
2失点という結果は残念。

昌子(CB左)

○ロングボールに競り勝った
○2得点目のビルドアップ
×1対1の対応

セネガルの最前線で
空中戦に互角どころか勝った

Jリーグのディフェンダーは、
世界でやれるというのを見せた。
落ち着いてよく守っていた。

長友(左SB)

◎運動量
○効果的な飛び出し
○突破を防いだ
×裏をとられ過ぎ

序盤は爆速ウイングに押されていたが
距離をとって抜かせない守備を
こなしていた。

ファインプレーも多かったし
無謀に上がって危ないシーンも多かったが、
やはり不可欠な存在である。

酒井ゴリ(右SB)

◎マネとのマッチング
○空中戦での強さ
○スライディング
×クロスが少ない

日本人らしからぬ
パワフルなサイドバック。
フランスで黒人慣れしており、
マネのスピードをうまく殺した。

攻撃でも貢献したが、
相手の攻撃力が高すぎて
守備がメインとなる。
得意の高速クロスをもっと
見たかった。

長谷部(3列目右)

○ポジショニング
○SBのカバーリング
○下がってボール回し
○ドリブル
×攻撃の起点
×危険なパスミス

守備重視であったので
目立った活躍はなかったが、
カバーリングや体を張った。

片方のサイドにセネガルが偏ったら
逆サイドで長谷部が持ち上がって
数的優位を演出。

長友が上がれてたのも
長谷部のカバーリングあってこそ。
大舞台で活躍したいだろうに
黒子に徹した長谷部はオトナである。

こういう選手も必要。

柴崎(3列目左)

◎セカンドボール
○長友へのロングフィード
○大迫へのクロス
○前線でのプレス
○体格差ありのボールキープ
×股抜きされて2失点目

2失点目につながるミスは痛いが
それを補って余りある活躍。

セカンドボールを拾いまくって
セネガルに攻撃すらさせなかった。

日本のチャンスを演出し、
セネガルのチャンスを潰した。
守備に攻撃にキレキレであった。
日本の心臓ともいえる働き。
敵にも味方にも想定外の活躍。

ビッグクラブに移籍して、
次世代日本代表のエースになってくれ。

原口(2列目右)

○上下での守備
○運動量
●1失点目のクリアミス
×コンビネーション
×シュート少ない

香川の働きで自由に動けた。
にもかかわらず、
攻撃が物足りなかった
サイドアタッカーなのに
サイドからの崩しがない。

川島のパンチングアシスト以前に
原口のヘディングアシストがあった。
2回連続でゴール前の敵に
パスしたら失点するのは当然のこと。

原口のスタメンを変える選択はある。
しかし、
「勝ってるチームは動かすな」、
という格言もある。

乾(2列目左)

◎1得点目の美しいシュート
○2得点目のアシスト
○プロフェッショナルイエロー
×2失点目のマークミス
×後半のボールロスト

序盤はパワーで潰されていたが
徐々に香川とのコンビネーションが
上がっていった。

ミスのない試合などあり得ない。
イエローは自身のロストからだが、
キッチリと自分で責任を取った

1ゴール1アシストの活躍だが、
2本目のシュートをキメて
ヒーローになってほしかった。

香川(2列目中央)

◎マークの引きつけ役
○ボールを前に運んだ
○ミドルプレス
×空中戦の放棄
×ボールロスト
×ロングパス

ボールを持ったらあっという間に
複数で囲まれるポジションであり、
ゴールやアシストできなくても
空気になっているわけではない

そこで柴崎・乾のサポート役に回り、
キッチリ役目をこなした。

彼の判断というよりは
西野監督の指示だと思われるが、
香川の動きで彼らが活躍する
スペースが生まれた

もし香川が攻撃にこだわれば、
メッシが潰されたアルゼンチンのように
ボロ負けしただろう。

しかし、
途中から物足りない部分もあった。
ケイスケホンダ゙のような、
わかりやすい結果がほしい。

大迫(1列目)

○ポストプレー
○セットプレーでのディフェンス
●絶好機でまさかの空振り
×クロスに弱い
×決定力不足

攻守に渡りチームに貢献。
クリバリやサネといった、
190cm超えの巨人相手
ボールをキープして起点となった。

アレをキメていれば
セネガル戦もハンパなかった。
守備やポストがハンパなかった
だけに残念。

縦パスには強い・巧いが
横パスには課題が残る印象。

宇佐美(交代)

○思い出づくり
×岡崎にクロス出さずコネコネ
×守備をサボる

あの時間で交代なら
体力あり余ってるんだから
全力でディフェンスもせよ。

岡崎(交代)

○ポストプレー

囮になってキーパーを前に誘い出す。
しかもイヤらしい倒れ込み
キーパーが立ち上がるのを
一瞬遅らせた。

彼がいなければドフリーの本田まで
パスは届かなかった。
アシストした乾と同等の功績。

南アフリカとブラジルで
本田に点を取らせてもらった恩を
ロシアで返すことができた。

プロフェッショナル・KSK本田(交代)

◎2試合連続で流れを変えた
◎2得点目を冷静にキメた
○意表を突く素早いリスタート
○遅い足でも頑張って守備
×NHKが本田を持ち上げ過ぎ

相手が疲れた後に出れば
活躍できることを証明した。

狙ったか偶然かは不明だが、
素晴らしいポジショニング

目の前にディフェンダーがいた上に、
浮き気味のゴロで合わせにくかった。
しかし、
得意の宇宙開発をせずに、
ディフェンダーにも当てずに、
冷静に叩いて流し込んだ。

ただし、
ケイスケホンダを先発にすると
柴崎・乾のスペースがなくなる。
秘密兵器として得点を期待すべき。
スタメンでヘタ打つより、
スーパーサブで活躍する方が一億倍いい。

3大会連続ゴール+アシスト
遅いけど、頼りになる男である。
お前、ケイスケホンダやな。

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