米「小麦をもっと輸入しろ」

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小麦戦略

日本では作れないはずの
強力小麦からつくられるパンが、
なぜここまで普及したのか。

世界大戦

アメリカは安価で大量の
農作物が必要だった。

第一次はヨーロッパ戦線へ、
第二次はアジア戦線へ
食料を補給するためである。

それが「小麦」である。

  アメリカ軍「戦線に食料を!」
 アメリカ政府「穀物大量生産や!」

過剰在庫に

戦争が終わり、
大量の小麦が余ってしまった。
消費しないとどんどん腐ってしまう。

  アメリカ「輸出や!」
    世界「ここ数年大豊作なんよ」

新規開拓

戦争に負けてお金も物資もない日本が
ターゲットとなった。

 アメリカ「食料不足してるやろ?」
   日本「飢え死にしそうや」
 アメリカ「小麦買ってくれ」
   日本「米が主食や」
 アメリカ「パンも旨いよ」
   日本「ドルがない」
 アメリカ「日本円でいいから」
   日本「金もない」
 アメリカ「後払いでいいから」
   日本「買うわ」

食生活の変化

こうして米と野菜を食っていた日本人が
パンを食うようになった。

  日本人「パンも旨いやんけ!」
 アメリカ「まだまだ小麦あるで!」

ご飯とみそ汁と漬物の組み合わせが
パンと牛乳になった。

サンプリングという手法

はじめはタダで配って、
その後買わせる方法である。

相手にとって「不要なモノ」を
習慣に組み込ませる。
いつの間にか「必要なモノ」になる。

学校給食へ

子供の頃食べた食品は、一生食べる。
子供に小麦の味を覚えさせたい。

 アメリカ「給食用小麦を無償で提供するで!」
   日本「え、ホンマに?」
 アメリカ「給食は米偏重から小麦混合や」
   日本「学校給食法改正や」
 アメリカ「日本の学校給食法は世界最優秀やな」
   日本「えへへ……パン大好き」

しかしその1年後、
アメリカの余剰小麦がなくなってきた。

 アメリカ「無償で提供はストップや!」
   日本「まだ始めたばっかやんけ!」
 アメリカ「安くしときまっせ」
   日本「ズルい……」
 アメリカ「でも給食は中止できんやろ?」
   日本「ぐぬぬ……国庫で買うわ」
 アメリカ「まいど!」

値上げに音をあげる

   日本「最初からハメるつもりだったやろ!」
 アメリカ「ほんなら自分で作ればええがな(笑)」
   日本「作れんの知っとるやろ」
 アメリカ「そろそろ値上げが必要かしら☆」
   日本「じゃあヨーロッパから買うわ」
 アメリカ「世界の小麦相場を支配してるのは誰や?」
   日本「ゴメンなさい……」

強力小麦は日本の気候風土では
できない作物である。
しかし、日本人はパンなしでは
いられない体になってしまった。
よって、強力小麦を永遠に
輸入し続けなければならなくなった。
そして、
世界の小麦相場を支配しているのは
アメリカである。
ヨーロッパだってオーストラリアだって、
日本に高く売りつけたい。

かくして日本は世界のATMとなった。

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