童話に隠された教訓

教訓

備えあれば憂いなし(アリとキリギリス)
油断大敵(ウサギとカメ)
負け惜しみ(すっぱいブドウ)
正直者は救われる(金の斧)
ゴリ押しは反感を買う(北風と太陽)
親の言うことは正しい(赤ずきん)
No.1よりonly.1(スイミー)
みにくいアヒルの子(人は外見ではない)
シンデレラ(人は見たメが9割以上)

アリとキリギリス

備えあれば憂いなし。

働くアリと遊ぶキリギリス。
冬になったら蓄えのないキリギリスは
飢え死にした。
原作ではキリギリスは見捨てられる。

日本ではキリギリスは助けられるが、
遊んでいる者は見捨てられる話の方が
世間の厳しさを教えるという点で
子供の教育に適していると思う。

キリギリスがやりたいように生きて
悔いなく散った、ともとれる。

ウサギとカメ

油断大敵。

圧勝していたウサギが
昼寝している間にカメに逆転されて負ける。

ウサギはカメを見ていた。
カメはゴールを見ていた。

勝負の世界では、
相手のチカラを意識せず、
自分のチカラを発揮する者が、最終的に勝つ。

すっぱいブドウ

負け惜しみ。

高い位置に実っている美味しそうなブドウ。
キツネがジャンプしても届かない。
「どうせあのブドウはすっぱくてマズいに
決まっている」と捨て台詞を言い、
立ち去る。

メンタルが弱い人間にこの傾向が強い。
フロイト心理学でいう「合理化」で、
精神を守るための反応である。

普通の人間でも失敗したときに
「勉強になった」と解釈することがある。
その後の結果によって
前向きともなるし、負け惜しみにもなる。

 例)
モテない君「恋愛めんどくさい」
キモオタ君「二次元がいい」
負け犬君「本気出せば勝てる」
仕事できない男「プライベートが大切」
出世できない男「管理職になりたくない」
結婚できない男「結婚したくない」
バカ女「勉強嫌い」
ブタ女「運動嫌い」
売れ残り「妥協したくない」

金の斧

正直者は救われる。

木こりが斧を泉に落とした。
女神が出した金の斧と銀の斧ではなく、
鉄の斧だと正直に言った。
正直な木こりは3本ともゲット。
自分が落としたのは金の斧だと言った
ウソツキは鉄の斧まで失った。

正直とは、ウソがないことだ。
金の斧が欲しいのは仕方ない。
自分が落としたのは金の斧だと
答える木こりこそ、
本当に正直な人間だといえなくもない。

また現代は、3本ゲットしたバカ正直な
木こりタイプの人間は利用されるだけ。

世の中はウソの塊。
売る方はどれだけ搾り取ってやろうか
それしか考えていない。
日本は経済モンキーの国。
バカ正直だと損するだけだ。

北風と太陽

ゴリ押しは反感を買う。

旅人の服を脱がせる勝負をする北風と太陽。
強風で服を飛ばそうとすれば
旅人はよけいに服を手放さない。
温かい日差しを浴びせたら
旅人は自ら服を脱いだ。

無理やり流行らせて
無理やり時代遅れにさせて
無理やり新商品を買わせる。
こういうやり方は、
もう時代遅れだと思う。

赤ずきん

親の言うことは正しい。

親にお使いを頼まれておばあさんの家へ。
親のいいつけを守らずに
狼と道草したことが原因で
2人とも食べられてしまう。

日本だとその後救出されるが、
原作では2人は死亡したまま。
ただし、
赤ずきんちゃんが世界中で愛されるのは
とても素直な子だからであろう。

スイミー

No.1よりOnly.1。

赤い魚の群れで一匹だけ黒いスイミー。
自分たちを食べにくるマグロがいる。
マグロを追い払うために
自らが目となって群れを先導した。
群れは巨大な魚のようになり
マグロ撃退に成功。

「1匹1匹は小さいけれども
みんなでチカラを合わせれば
大きな困難に打ち勝つことができる」
といった解釈もできるし、
「スイミーが孤独な放浪の末、
皆を導く成長をした」という解釈もできるし、
「みんなと違うことは素晴らしい個性である」
とも解釈できる。

読む人によって様々な解釈ができる。
この点が名作たる所以だろう。

孤独な放浪の末、
スイミーは実は自分がマグロの稚魚だと知った。
 スイミー「ぼくが目になろう」
みんなを先導したスイミーは、
群れを率いて仲間の元へ。
 マグロ「とりあえずお疲れ!」
の方が現実味があるけどね。

なぜならスイミーは黒。
マグロ(鮪)は「真黒」が語源だからだ。

みにくいアヒルの子

人は外見ではない……?

アヒルの子たちと色違いだったおかげで
イジメられて成長する。
しかし、
成長すると美しい白鳥になり
白鳥の群れに迎え入れられて
幸せに暮らした。

白鳥は白鳥だけの群れ、
つまり美しい者だけの群れをつくる。
美しく成長したから
白鳥の仲間に入れてもらえたのだ。

もし単なる色違いのアヒルであったら、
白鳥の群れに入れないし、
ずっとアヒルの群れでハブられて
死んでいったことだろう。

結局、外見次第なわけだ。

シンデレラ

人は見たメが9割以上。

童話史上、
もっとも起承転結が優れた物語である。
起承転結のことを欧米でシンデレラ曲線と呼ぶほど。

不幸な美女が意地悪なブスどもに
ルックスと権力で大逆転する痛快なストーリー。
シンデレラは不幸な境遇からスタートして
お姫様・王子様という、
全女性が憧れる両方を手に入れる。

しかし、
シンデレラがもしブサイクであったら、
王子の視界にも入らないし、
イジメられたまま生涯を閉じていたはず……

エンタメ編
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