震災45日目(4/24) No.1の看板

高速増殖炉「もんじゅ」

もんじゅでは今、何が起きているのか?
現在は運転も廃炉もできないのに、
毎日維持費が5500万円(税金)かかるお笑いコント状態。
笑うしかない……いや、笑えない。

ウランとプルトニウムで発電しつつ、
使った以上のプルトニウムを産生できる。
いや、できるはずであった。

夢の原子炉

資源の少ない日本では核燃料再処理の要であった。
しかし、相次ぐ失敗と事故で廃炉が決定。

核ゴミの問題を棚上げにして
原子力発電だけ進めてしまったツケが回ってきた。

もんじゅ時系列

1992年 試運転開始(福井県)
1995年 ナトリウム漏れ事故
 以後20年間、ほとんど稼働せず

2011年 安全性が否認
2016年 廃炉決定

水とナトリウム

一般的な原子炉が軽水炉である。
中性子を減速させてもいいので
水で冷却することが可能。

もんじゅは高速増殖炉である。
中性子を減速させてはいけないので
ナトリウムで冷却する。

ちなみに、ナトリウムは反応性がとても高く、
水に入れただけで爆発する金属である。

ナトリウム漏れ

冷却系配管から640kgのナトリウムが漏れた。
410kgを回収、230kgが屋外に放出。
事故で死者が1名、さらに責任者は自殺。

ちなみに、
ナトリウムは危険だが有害物質ではない。
環境中にブチ撒かれても大丈夫。
もともと塩化ナトリウム(食塩)として
毎日大量に摂取しているので健康への被害はない。

高速増殖炉の問題点

・高速なので核暴走が起こりやすい
・ナトリウムは扱いが難しい
・プルトニウムが増えてしまう
・地震に非常に弱い

何が起きている?

運転も廃炉もできないお笑いコント状態に
なってしまった。

燃料交換装置が落ちて原子炉に詰まり
燃料棒が交換できなくなってしまった。
他の方法で何十回やっても引き抜けない。

交換ができないから発電はできない。
取り出せないから廃炉にもできない。

廃炉は決定したが、
このままではプルトニウムの反応が収まる
50年後まで廃炉できない。
でも維持費は毎日5500万円かかる。

今後、人災の可能性も

交換装置を取り外して新たに設置しようとしている。
この作業は非常に難しい。
ミスを犯してナトリウム火災や原子炉暴走が
起こればフクシマ以上にヤバい。

でも取り外さないと50年待たないといけない。
その間、発電量ゼロ。
50年間で何兆円もドブに捨てるハメになる。

天災の可能性も

もんじゅは活断層の上に建設されている。
しかも、高速増殖炉は地震に弱い。
北陸で想定外の大地震が起これば、甚大な被害が出る。
その範囲は半径500kmとも日本全体とも言われている。

電力会社が困る

電力会社はいつかリサイクルできると思って
使用済み核燃料を保管してきた。
つまり、使用済み核燃料は資産であった。

ところが、もんじゅが失敗してしまった。
今度は莫大なカネをかけて処分しなくてはならない。
使用済み核燃料が負債になってしまった。
 電力会社「電気代、値上げしなきゃ☆」

海外でも撤退

高速増殖炉からは
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツが撤退。
日本でも撤退が決定。

ロシアや中国はまだ頑張っているが、
実用化には程遠い状況。

MOX燃料で何度も発電できる夢の高速増殖炉……
人類にはまだ早すぎる理論である。

税金を湯水のようにドブに捨て続ける

建設費2兆4千億円。
停止中でも維持費は、1年で200億円(1日5500万円)。
発電量、ゼロ。

何兆円も使って建設し、何兆円も使って廃炉する。
何兆円もドブに捨て、また捨て続ける。

震災編
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