震災6日目(3/16) プルサーマル計画を家族計画に例える

プルサーマル計画

プルサーマルをすると何がいいのか?
使用済み核燃料のリサイクル計画である。
ウラン資源を有効に使うことができる。

プルトニウム(プル)で熱(サーマル)を
産生する計画である。

最初の燃料をウラン燃料と呼ぶのに対し、
再利用する燃料はMOX燃料と呼ばれる。
新たな資源として注目された。

メリットとデメリット

◎プルトニウムを処理できる
 ⇒核廃棄物の長期管理を大幅に短くできる
○高レベル廃棄物が減る
○ウランの有効利用ができる
○輸送や処分場が1/10で済む
○余剰プルトニウム(核兵器原料)を持たずに済む
×ウラン供給が安定しており、必要性が薄い
×事故が発生すると超ウラン元素で被害拡大
×既存の炉はウランの設計なので調整が必要
×手順が増えて事故の確率が上がる
×低レベル廃棄物はかえって増える
×ウラン燃料より放射能が高く、MOX自体が危険
×2回までしか再利用できない

プルトニウムの処理

溜まり続けるプルトニウムの処理に困っている。
毒性の半減に25000年、無害化に100000年かかる。
人類史上、最悪の物質の1つ。

核燃料の再利用による錬金術だけでなく、
プルトニウムの減量ができるという観点からも
有用な計画である。

……ともいえるし、
まだ実現のメドが立っていないので
単なるゴマカシともいえる。
日本ではまだわずかにしか
MOX燃料での発電を実施できていない。

核燃料のリサイクル

ウラン濃縮⇒ウラン燃料を作る。
ウラン燃料で発電⇒プルトニウム発生。

そのプルトニウムだけを集める。

プルトニウム+ウラン⇒MOX燃料を作る。
⇒MOX燃料で発電

費用

プルトニウムをMOX燃料化するのは
ウラン燃料の2倍かかる。
冷戦以後、ウランの供給が安定しているため、
わざわざコストをかける必要性は薄い。

核燃料のリサイクルをすると
原子力なら安く発電できるという謳い文句が
ウソになってしまう。

MOX燃料の問題

日本には作れる技術がないので
わざわざプルトニウムをヨーロッパまで運んで
イギリス・フランスに頼んで作ってもらっている。

ちなみに、このMOX燃料専用の原子炉が、
もんじゅ(高速増殖炉)である。
軽水炉では2回までしか再利用できないが、
高速増殖炉であれば3回でも4回でも再利用可能

使用済みMOX燃料

使用済みウラン燃料は数十年
地中に埋められる状態になる。

しかし、使用済みMOX燃料は
埋められる状態になるまでに500年もかかる。
そもそも、
埋めたところで問題は解決しない。

超ウラン元素

ウランは自然界でもっとも重い元素である。
ウランを燃やすとプルトニウムが、
プルトニウムを燃やすとキウリウムが産生する。
どう処理していいかわからない元素が
どんどん誕生してしまう。

現在は、
よくわからん⇒とりあえず埋めておこう
となっているだけ。

震災編
管理人をフォローする
シンプルよんこま


コメント

error:Content is protected !!