【12名リンチ殺人】連合赤軍とは?「山岳ベース事件」被害者画像一覧

え?総括??

連合赤軍あさま山荘事件 完全版:https://www.youtube.com/watch?v=a4PRM0LOwf0
日本経済新聞社:https://style.nikkei.com/article/DGXZZO0205194009052016000067?channel=DF170320167060
朝日新聞社:http://www.asahi.com/special/sengo/visual/page43.html

<再現>連合赤軍 山岳ベース事件 前編

https://www.youtube.com/watch?v=6PdPk0HGbKQ より引用

なぜ「大量リンチ殺人」に発展したのか?

山岳ベース事件では、わずか2ヶ月のあいだに
29名のメンバーのうち、
12名が惨殺された。

有名な「あさま山荘事件」は、
山岳ベース29名の残党5名
起こした事件である。

そのため、
この事件におけるイタチの最後っ屁に過ぎない。
テレビカメラの前で派手にドンパチして
目立ったから注目されただけである。

それよりも、山奥でひっそりと行われた
「山岳ベース事件」の方が遥かに重大事件である。

【鉄球失敗?】視聴率90%「あさま山荘事件10日間」人質犯人その後
総括せよ! 連合赤軍あさま山荘事件 完全版: 日本経済新聞社: 朝日新聞社: より引用 目的はなんだったのか? 1972(昭和47)年2月(軽井沢町) 連合赤軍の残党5名が起こした大事...

共産主義から派生した左翼過激派の
集団リンチ殺人事件(1971年末~72年2月)により、
左翼の異常さが国民に明るみとなり、
学生運動が一気に衰退するキッカケとなった。

国際共産主義

ソビエト連邦から世界へ
共産主義を広める革命運動があり、
各国の共産党が共鳴した。
世界的に左翼運動が盛り上がり、
国内でも反権力的な学生運動が盛んだった。

しかし、
ソ連共産党は自国の国づくり優先に方向転換する。
日本の左翼団体である共産党も
それに従いソフト路線になったが……

新左翼の誕生

武力闘争路線をやめて方向転換したことに
不信感・不満を抱いた者たちが発生した。
武力闘争路線を続行し、
新左翼という過激派を結成。

「共産党が革命しないなら、自分たちが!

いくつかの国で多数の集団が、
武力革命を主張するようになる。
そんな過激派集団の中に、
日本赤軍京浜安保共闘があった……

この2つが合体して「連合赤軍」が誕生した。

赤軍派


左翼の学生グループ。
目的は世界同時革命という、
なんだかよくわからないもの。
体育会系のギャング団といった感じ。

資金豊富

銀行強盗などが得意で資金が豊富
M(マフィア)作戦と称して金融機関を次々に襲った。

メンバーが指名手配犯ばかりになり
市街地で活動できなくなったので
山岳地に拠点を作ろうとしていたところ、
革命左派の山岳ベースに合流した。

赤軍の「赤」とは?


共産主義のシンボルカラー
赤色が起源である。(中国やソ連の国旗の赤色)
毛沢東主義(親中・反米)の思想を持っている。

森恒夫(赤軍派リーダー:28歳)


北野高校⇒大阪市立大学(大阪府出身)。
連合赤軍の最高指導者
妄想が激しい性格。

毛沢東主義なのに反スターリン

一般人の感覚では、北朝鮮のように
どちらも反対派を皆殺しにする恐怖政治なので、
両方とも肯定しそうなものだが……
よくわからない主義である。
しかも、途中で毛沢東の一部思想すら批判しだした。
支離滅裂な男である。

ただし、
この頃の左翼過激派は世界同時革命、
毛沢東、スターリンそれぞれに肯定派否定派がおり、
細分化されすぎて、お互い対立し合うという
今のアラブのような状態に陥っていた。

大学時代

赤軍幹部(よど号ハイジャック主犯)の腰巾着となる。
その人物からの評価は、
「優柔不断で疑り深い小物」
「指導者になれる器ではない」

ところが幹部が次々に検挙されて
他に人がいなくなり、獄外赤軍派のトップに。
偶然だが、「森」総理と同じ原理。

なぜ総理になれた?「森喜朗元総理」バカ息子や押尾との関係
早稲田卒? 森喜朗とは? 元総理で東京オリンピック会長。 数々の大臣を歴任。 ゴルフが大好きである。 夫人によると潔癖症であるとのこと。 早稲田大学時代 ラグビー部に入部→4カ月で退部。 雄弁...
気の小さい男

逮捕されてあっさり自供したり
警察を前に敵前逃亡したりする。

山岳ベースでは
総括を正当化し、集団リンチを推進した。

逮捕後

しばらく黙秘を頑張ったが、
厳しい追及に耐え切れず、
他のメンバーに先立って自供を開始。

事件の1年後に全貌を語る途中で自殺。
裁判や死刑からも逃亡した。
最後の最期まで「弱い男」であった。

永田「森さんだけ死んでズルい!」

革命左派


赤軍派よりもさらに過激な武闘派集団である。
革命戦士の育成を目的として
山岳ベースを建設して活動していた。
集団主義が強く、例外は許さない。

武器が豊富

鉄砲店を襲っていたので
武器が豊富

革命左派の目的は共産主義化という、
メンバーすらよくわからないものであった。
武闘派集団であるため、
思想団体である赤軍派と違い、
思想が弱い集団である。
そのため、考えがコロコロ変わりやすい。

女性も革命戦士

子供を産む役目も期待されたため
革命左派には女性メンバーも多かった。
ゆえに、気分次第で方向性がコロコロ変わる。

子供はメンバー共通の子として洗脳教育し、
山小屋で革命戦士に育てるという、
恐ろしい計画であった。

金子みちよ(妊娠中に殺害)
「私は革命児を産む」
「立派な戦士を育てる」

永田洋子(革命左派リーダー:27歳)


共立薬科大学卒(東京都出身)。
キレやすく、すぐヒステリーを起こす。

大学時代にマルクス・レーニン主義に出会い、
人生が変わってしまった。
薬剤師として大学病院で働くが、
気性が激しく、職を転々とする。

京浜安保共闘の女3戦士にまで登り詰め、
さらに残り2名を地方に追いやり、
自らが組織を仕切るようになった。

持病持ち

脳腫瘍などの持病を患っており、
精神に異常をきたしていた。

山岳ベースでは自分の指導力不足を
森に補ってもらいながら、総括を主導した。
女性特有のしつこさ、意地の悪さに加えて
冷酷さがあった。

強烈な嫉妬心


彼女の持病の1つにバセドー病があった。
顔はパンパンでギョロッとした目。
病気で顔が膨れていることに、
強いコンプレックスを感じていた。

醜い容姿、子供を産めない体……
他の女性への嫉妬が激しかった。

特に女性への追及は容赦なく、
総括という名のもとに次々処刑した。

投獄後

メンバーを処刑しまくったにもかかわらず、
自分は死刑を恐れて投獄後に精神が崩壊

法廷に出る事を拒み、
全裸になり鉄格子にしがみつき、
脱糞を繰り返す。
糞尿を体になすりつけ、
奇声を発し続けた。
この点は、オウム麻原と共通である。

死刑囚のまま、
2011年2月に65歳で病没。

赤軍派+革命左派⇒連合赤軍

資金豊富な赤軍派(日本赤軍)
武器が豊富な革命左派(京浜安保共闘)
利害関係が一致し、連合赤軍を結成する。
「銃による権力の殲滅」がモットー。

異なる思想

赤軍派は世界同時革命を、
革命左派は資本主義の共産主義化を目指す。
思想は、異なる……
2つの組織の共通点は、「武闘組織」という点のみ。

しかし、カネと銃……
お互いが足りないモノを持っていた。
そのうえ、
両者とも活動に行き詰っていた……

他党派に遅れをとっていた両者は
この状況を打開するため、手を結ぶことにした。

彼らの目的

表向きは、資本主義からの脱却である。
階級も格差もない社会(共産主義社会)を実現すること。

ブルジョア(資本家)階級の支配を、
自らの力で革命を起こすことによって、
プロレタリア(労働者)階級の平等な社会を実現する。

そのため、
プチブルジョア主義(労働者と資本家の中間層で資本家側の人間)や
ルンペンプロレタリア主義(貧困層であることに疑問を持たない)
を毛嫌いする。

中二病+大人の行動力⇒テロ

1970・80年代にヤンキーが全盛だったように、
この時代は権力に刃向かうことがカッコ良かった。

悪役(警察)を倒したい、ヒーローになりたい、
そんな自分に酔っていたい……
いわゆる、中二病をこじらせただけである。

カストロやチェ・ゲバラのように
社会主義革命を成功させて、
英雄になりたかったのであろう。

ちなみに、
山岳ベースとは秘密基地のようなものである。



とはいえ、
国会がこれでは若者がキレるのも、当然だ。
彼らのチャレンジ精神は応援してあげたい。

ただし、
デモや学生運動くらいは全然OKだが、
死者を出してはいけない

合流まで

合流前から、赤軍派と革命左派は何度か会議をしていた。
印旛沼事件から榛名ベースに合流するまでを示す。

1971年8月 印旛沼事件

狂気の集団へと変貌したきっかけがこの事件である。
ついに、「殺人」という一線を越えてしまった。

この半年間後に「あさま山荘事件」を起こして
終焉を迎えることになる……

革命左派から脱走者2名

そんな中、
革命左派の小袖ベースから男1名、女1名が脱走。
活動が警察にバレてしまうリスクが大きい。

森恒夫(赤軍派リーダー)
「スパイや離脱者は処刑すべきではないか?」

⑦寺岡亘「やるか?」 永田洋子「うん」
森がボソッと言っただけで、
革命左派は2名の処刑を決定した。

一人目の処刑

脱走女性と女性メンバー2名で飲み会。
睡眠薬入りの酒を飲ませてから絞殺。
印旛沼に埋めた。

運転手役の③小嶋和子はこの件で
精神を病んでしまった。

赤軍派も同じ脱走者問題を抱えていたが、
警察に行かない事を条件に
坂東が脱走者の離脱を認めていた。

森恒夫「アイツら、頭おかしいんとちゃうか……」
本当に殺すのは想定外だったらしい。
……オマエが言ったんだろ。

二人目の処刑

脱走男「小説も書きたいし、大学も行きたい」
その後、射撃訓練中に脱走。
山岳ベースを舞台にした小説を書き始めた。
交際相手の女(⑩大槻節子)が情報を収集し、
「ベース発覚につながる」と言って処刑の提案までした。
……あれ、彼女じゃないの?

⑩大槻節子を含む3名と脱走男で飲み会。
警戒して何も口にしないので、
数人で押さえつけ強引に絞殺した。

その知らせを受けた赤軍派は驚く。
会議の帰りに2人で会話する。

坂東國男(森の右腕)
「本当にスパイだったのか?」
「何をやったんだ?」

森恒夫(赤軍派リーダー)
「(動揺して)またやったのか?」
「アイツらはもはや革命家ではないよ!」

ちなみに坂東國男はこのあと、
山岳ベース事件では総括を積極的かつ冷酷に行い、
あさま山荘事件では「射撃の名手」として
警察官を死傷させまくる、
殺人マシーンになってしまう……

全体の流れ


榛名山ベース(8名死亡)
⇒迦葉山ベース(3名死亡)
⇒妙義山ベース(1名死亡)
⇒あさま山荘事件(残党5名)という流れである。

そこで行われた所業は、革命とはほど遠いものだった……

幹部の序列


幹部は7名である。

No.1 森恒夫(赤軍派リーダー)
No.2 永田洋子(革命左派リーダー)
No.3 坂口弘(あさま山荘事件総大将)
No.4 ⑦寺岡恒一(処刑)
No.5 坂東國男(あさま山荘事件)
No.6 ⑫山田孝(最後の犠牲者)
No.7 吉野雅邦(あさま山荘事件従犯)

森が最高幹部として独裁的に支配し、
No.2永田とNo.5坂東が両腕として支える形であった。

集まった人数

男性19名+女性10名の計29名

そのうち、12名が殺害
4名が脱走、8名が逮捕、
最後まで残った5名があさま山荘事件を起こす。

【鉄球失敗?】視聴率90%「あさま山荘事件10日間」人質犯人その後
総括せよ! 連合赤軍あさま山荘事件 完全版: 日本経済新聞社: 朝日新聞社: より引用 目的はなんだったのか? 1972(昭和47)年2月(軽井沢町) 連合赤軍の残党5名が起こした大事...

9~11月

9/11 赤軍派:植垣康博らがナイフをもって交番襲撃
10/25 革命左派が丹沢ベース(神奈川)を放棄、井川ベース(静岡)に移動
11/12 ⑪金子みちよが実家で現金10万円を調達


11/24 榛名湖の温泉旅館跡地の廃材で小屋(榛名ベース)設営

12月 合同軍事訓練(新倉ベース)


この合宿では赤軍派と革命左派の
主導権争いが始まった。

お互いのアラ探しが始まり、
気まずい空気が流れる……

12/2 水筒問題

新倉ベース(山梨)で軍事合同訓練を開始。
革命左派が水筒を持ってこなかったことを、
赤軍派がメンバーが相次いで批判。

森恒夫は主導権争いのために、
水筒問題を利用し部下に指示していたため。

翌日、永田洋子が自己批判をしてこの件は収束する。

12/4 遠山問題


今度は⑤遠山美枝子の指輪を永田洋子が批判。
革命左派も次々に批判する。
永田洋子「革命戦士としての資質に欠ける」

⑤遠山美枝子も負けじと反論する。

革命左派が脱走者2名を
処刑済みであることを伝え、
赤軍派も脱走者には容赦しない方針を告げる、

「山を下りた者は殺す」
詳細は、下記参照。

12/7 共同軍事訓練最終日


全員が感想を言い合う。
森が生い立ちから現在までを語り、
感極まって泣き出した
もらい泣きする者もいた。
坂口弘(No.3)も胸を熱くした。

しかし、
永田洋子と坂東國男は泣いて感動する意味が
よくわからず、困惑

連合赤軍の誕生(榛名山ベース)

12/20
森が中国の革命戦争史を共産主義化の観点から理論化。
永田が毛沢東思想への理解の深さに感激し、
森を妄信するようになる。

森に対し、
永田「指導者として我々を導いて欲しい」

「森が問題視⇒永田が正当化⇒総括⇒死亡」という、
悪夢の流れが完成した。

12/21 永田洋子「我々になった」
その証として坂東國男(赤軍派)と
革命左派女性が結婚することが決定。

⑨山本順一が独断で妻子を連れて合流。
このときは歓迎されていたが……

12/24
森恒夫は④加藤能敬と③小嶋和子を問題視。
今まで「加藤君」「小嶋さん」と呼んでいたのを
呼び捨てにし始める。

暴力による総括が始まった……

12/26 夜
③小嶋和子が④加藤能敬から「変なことをされる」と報告。
永田は③小嶋にも問題があるとした。
永田「神聖な場所を汚した」
森「殴るか?」

森は学生時代に剣道の試合で気絶し、
目覚めた後に全てを受け入れられる心境
なった経験を思い出す……

森「殴ることは指導である」
殴って気絶させることで、
③小嶋④加藤にも同じ体験をさせたかった。

森「いつやるか?」
永田「今でしょ」
皆で殴ることになった。

寝ていたメンバーは永田に叩き起こされ、
縛られたあげく、全員による殴打が始まった。

③小嶋和子はトイレに行きたいと懇願。
聞き入れられずにそのまま排泄させられた。

12/27
殴っても気絶しなかったので、
「総括ができていない」と一方的に決めつけ。
2人に食事を与えないことを決定した。

加藤を殴る際、①尾崎が余計な一言を言い、
とばっちりで総括要求される。

12/29 決闘
①尾崎と警官役(坂口弘)で決闘をさせる。
①尾崎が一方的に殴られる展開となる。

12/30
新倉ベースにいる赤軍派が
次々に到着し全員が揃っていく。
翌日、ついに初の死者が発生する……

惨殺された12人

1971年12/31 ①尾崎充男(革命左派:22歳)死亡

1972年1月
1/1 ②進藤隆三郎(赤軍派:21歳)死亡
③小嶋和子(革命左派:22歳)死亡
1/4 ④加藤能敬(革命左派:22歳)死亡
1/7 ⑤遠山美枝子(赤軍派:25歳)死亡
1/9 ⑥行方正時(赤軍派:25歳)死亡
1/17 ⑦寺岡恒一(革命左派:24歳)死亡
1/19 ⑧山崎順(赤軍派:21歳)死亡
1/30 ⑨山本順一(革命左派:28歳)死亡
⑩大槻節子(革命左派:23歳)死亡
2/4 ⑪金子みちよ(革命左派:24歳)死亡

2/5 森・永田が資金調達のため下山

2/12 ⑫山田孝(赤軍派:27歳)死亡

2/17 森・永田が逮捕される

2/19 あさま山荘事件
警察に追われた連合赤軍の残党5名が
あさま山荘に逃げ込み事件を起こす。

①尾崎充男(革命左派:22歳)


岡山県出身⇒東京水産大学。
最初の犠牲者である。

12/27 とばっちり

もともとは④加藤の総括中であった。

しかし④加藤を殴る際に、
①尾崎が「以前オレをプチブル主義者と呼んだな!」と、
余計なひと言を発してしまった。
(直訳:オレを資本家側の人間と呼んだな!)

森「援助ではなく個人的な恨みで殴るのか!」
今度は①尾崎が総括要求されてしまった。

完全にとばっちりである。

12/29 決闘

自分の考えを持たず、
有利な方に追従する性格(日和見主義)を森は問題視。
(「日和る」など、略語になるほど不名誉なこと)

①尾崎と警官役(坂口)で決闘させる。
決闘終了後に、森に媚びる姿を永田が問題視。
永田「甘えるな!」

血を拭くために⑩大槻節子に
「チリ紙をとって」と言ったのを問題視され、
指導部全員に殴られる。

12/31 森「え、死んだ?」

総括中に「すいとん、すいとん……」と
呟いたのを森に問題視される。

顔を殴っても④加藤能敬が気絶しなかった前例から、
①尾崎に対しては、腹を殴ることにする。
それでも気絶しなかったので、
森に批判された。

永田
「ここで終わったら過ちを繰り返すだけ!」
「自覚ができるまで外の木に縛りつけなさい!」

-15℃の中、
木に縛り付けられて凍死。

森「え、死んだ?」
これだけのことをやっておいて、
死ぬのは想定外だったらしい……

「敗北死」という概念の誕生

ついに死者が出てしまった。

森が開き直る
「共産化しようとしなかったのが原因」
「精神が敗北したから肉体が死んだ」
「本気で革命戦士になろうとすれば死ぬはずがない」
「総括できなかったところの敗北死
永田
「革命戦士の自覚があれば死ぬはずがない」

リンチ殺人を「敗北死」と表現することにより、
死んだ者に責任を転換した。

死亡したのは本人の責任……
この謎理論が発生したことにより、
集団リンチに歯止めが利かなくなる。

意識高い系過激派集団が、
狂信集団に変わった瞬間であった。

④加藤・③小嶋も屋外へ

①尾崎充男の死を④加藤能敬と③小嶋和子
知らせるべきではない、と永田が提案。
二人は屋外の木に縛り付けられた。

いっぽう、
夜の全体会議では①尾崎の敗北死が報告された。

②進藤隆三郎(赤軍派:21歳)


福島県出身⇒日仏学院。
坂東の部下としてM作戦に参加。

ハンサムであったため、
女性を勧誘する役割を担ったが、
女癖の悪さを森は毛嫌いしていた。
今で言う、チャラ男か。

1/1 坂東「逃げようとしている……」

縛られたメンバーや戸口ばかり気にかける②進藤を、
森が問題視する。

以前、同棲していた元芸者の女が逮捕され、
メンバーの事をペラペラ自供されたことがある。
その責任を問われて総括される。

森「ルンペンプロレタリア主義的な
無政府的体質からの脱却ができておらん!」
(直訳:反革命組織の思考が抜け切れていない)


縛られて殴られる間に、
②進藤「なんでこんなことが必要なんだ?」
と反論。

森「何故こうされているのか考えろ!」と
意味不明な回答。

反論により、
集団リンチがさらに激しくなる。

死亡

肋骨が6本折れ、
肝臓が破裂し胆汁がブチ撒かれ
腹が緑色に変色した。

外に縛られ、「もうダメだー!」と
絶叫して死亡した。
森はこの言葉を
「革命戦士になる気力すらない……」と評価。

⑫山田孝が殴打をやめる提案をする。
「死を突きつけても革命戦士になれない」
「考えて欲しい」

「これからは腹はやめよう
……いやいや、そういう問題ではない。

③小嶋和子(革命左派:22歳)


愛知県出身⇒市邨学園短大。
印旛沼事件の運転手役だったが、
死体を運ぶのが想定外で精神不安定になった。

自身は脱走したかったのだが、
脱走した者がどうなるかを知ってしまったため、
精神を病んでしまった……

12/26 神聖な場所を穢した

総括中にもかかわらず
恋人の④加藤能敬とキスしている
ところを永田に目撃された。

永田が嫉妬でヒステリーを起こし、
「神聖な場所を穢した!!」
森「④加藤・③小嶋を必ず総括させよう」
全員「異議なし!!」


総括中にトイレに行くことを懇願するも、
却下され、縛られたまま排泄
糞尿を垂れ流しながら総括を続ける。

12/31 外へ


集団リンチを受け、
極寒の中で加藤と共に放置される。

1/1 死亡

永田「③小嶋さんは闇を恐れる」
目隠しをさせることになった。
その後、容態が急変し死亡

森がまた開き直る
「死は革命戦士に避けられない問題」
「精神と肉体の高次の結合が必要」
「総括できれば凍死も餓死もしないはず」
「銃弾が当たっても死なないはず」

夜の全体会議で「敗北死」として知らされた。

④加藤能敬(革命左派:22歳)


愛知県出身⇒和光大学。

加藤3兄弟の長男。
次男三男はあさま山荘事件のメンバー。

12/26 初の総括被害者

③小嶋和子とのキスで初の総括被害者となる。
永田は弟2名にも暴行させた。
12/31に③小嶋と共に外に出される。
(その後、①尾崎が死亡)

1/1 屋内へ

④加藤「寒さで総括に集中できない」
柱に頭を自ら打ち付ける姿を、森が評価。
加藤だけ室内での総括に切り替える。
小屋の中に移動させてから縛りなおす。
(その後、②進藤③小嶋が死亡)

1/3
④加藤「どんなに過酷で必ず革命戦士になる」
森はこれも高く評価し、
「ロープを解く日は近い」
「それまでは頑張るように!」

1/4
周囲を眺めまわしていたことを
森・永田が問題視する。

森は逃走を疑い、
殴ってから立ったまま縛る。
間もなく死亡

森に逃亡を見抜かれたのが原因で、
「絶望感によって敗北死した」とされた。
加藤弟は泣き叫び、
加藤兄は永田の胸に顔を埋めて泣いた。

このあたりから、
メンバーは「縛られるのは死を意味する」と
意識するようになる……

⑤遠山美枝子(赤軍派:25歳)


横浜市出身⇒明治大学二部。

日本赤軍創設者の重信房子の親友であり、
留置場にいた日本赤軍幹部の内縁の妻なので
本来は森よりも立場は上である。
赤軍派においては、
幹部の妻は特別扱いである。

彼女こそ、総括異常化のきっかけ

革命左派においては、フェミニズムの思想が強く、
女性であっても男性同等の活動家である。
しかし、
赤軍派においては女性は単なる活動家の妻である。
(赤軍派からの女性参加者は、彼女だけ

合流直後から、指輪などが批判の的になっていた。
当初は彼女も負けじと反論していた。
そのため、
革命左派から見れば
革命戦士の自覚が足りない、能力が足りない、と
反感を買うようになっていった。

永田の嫉妬が爆発

自分は座って男子メンバーに指図するなど、
女王のようにふるまったが、
森はなかなか指摘できなかった。

指輪をしていることや、
リップクリームを塗る姿が永田の怒りを買った。

髪を伸ばす、鏡を見る、化粧をするなど、
革命戦士にふさわしくないとの理由で
永田が徹底的に追及する。

永田にとって、女性革命戦士とは、
女を捨てることなのだ。

合同軍事訓練

12/4 【新倉ベース】
永田が⑤遠山の指輪問題を批判する。
「革命戦士としての資質に欠ける」

12/5 遠山問題

前日、森に指摘したにもかかわらず
⑤遠山がまだ指輪をしていたことを
永田はさらに問題視する。

12/5
⑧山崎順(赤軍派)
「あの……何が問題なんでしょうか?」
(赤軍派は革命左派が何で批判するのか
理解できていない)

永田
「赤軍派は苦労してないのよ」
「このままじゃ一緒にやっていけない!」
ふてくされて寝てしまった。

12/6 森「山を下りた者は殺す」

赤軍派のみで遠山問題を会議。

「遠山批判は赤軍派への批判でもある」
「革命左派は脱走者2名をすでに処刑済みである」
「山を降りた者は殺す」

1/2 【榛名山ベース】

植垣合流後、
再び⑤遠山への批判が再開する。

(総括が死を意味していることを察したため)
⑤遠山
「死にたくない……」
「とにかく生きていたい……」


「ブルジョア的な死への恐怖心である」
「革命戦士として払拭しなくてはならない」
永田
「③小嶋さんの死体を埋めて総括を完了させたら?」
顔面蒼白だった⑤遠山の顔に生気が蘇る

1/3 自分殴り

⑤遠山が恐怖を抑えながら、
③小嶋の死体を背負って運ぶ。

⑦寺岡
「小嶋は死んでも反革命の顔をしている」
「殴れ!顔を殴れ!」
(彼はこの失言で自分が総括することになる)

⑤遠山が③小嶋の顔を殴り続ける。
皆が「頑張れ!頑張れ!」と励ました。

植垣、意味がわからず
「こんなことしてていいのか?」
坂東「党のためだから仕方ない」

⑤遠山は死体を埋葬して、
やりきった感に溢れていた。

ところが、
森は③小嶋の死体に対する扱いを問題視。
革命戦士としての「敗北死」でなく、
「単なる死体」として扱ったことを批判した。
……ちょっと意味がわからない。

明るくなっていた遠山の顔が暗くなる
もはや、何をどうすればいいかわからない。
「小嶋さんのようになりたくない……」

森「ブルジョア的プライドを解体する」
遠山「自分で自分を批判して総括します」
森「では、自分で自分の顔を殴れ!」

顔の原型がわからなくなるまで
30分以上、自分殴りは続いた。

鏡を見せて、
永田「ほーら、美しい顔が醜くなった」

さらに植垣と⑧山崎に指示し、
頭を丸刈りにした。

1/6 精神崩壊

「お母さん、アタシ頑張るわ」
「お母さんを幸せにするから」

永田が過去の恋愛遍歴を追及する。
⑤遠山「今は森さんが好きです」
永田「保身のために好きになっただけ」と批判。


殴られて逆エビ状に縛られた。

1/7 死亡

衰弱した⑤遠山に人工呼吸をする。
森が酒を飲ませるように指示。
この間も全体会議を続行した永田を
坂口が批判した。

ところが、永田が激高
森も永田を擁護した。
結局、坂口が謝罪するハメに。

この間に、⑤遠山が死亡
全体会議を中断して敗北死と認定された。

永田
「男女関係には女の責任もある」
「身に着ける物とか動作に現れる」

全裸のまま土に埋められた。
発掘現場は死臭に息も詰まるほどであった……


(文藝春秋社Emma創刊号より引用)

⑥行方正時(赤軍派:25歳)


滋賀県出身⇒岡山大学。
⑤遠山美枝子に好意を抱いていた。

総括の流れ

1/3
新倉ベースで自殺を考えていたことを自供。
総括要求を受け、縛られる。

1/6 誘導尋問

逮捕時に自供しようとしていたことや、
車で移動中に脱走しようとしたことを
半ば諦め風にすべてを認める。

集団リンチや薪などで殴られた後に、
逆エビ状に縛られ、
逃走防止に髪を切られた。

1/8 精神崩壊

縛られながら、
「夕やけこやけの赤とんぼ」を歌い、
「ジャンケンポン、あいこでしょ」
「自己批判するよぅ、許してくれよぅ」

これを見た坂口が、
「オレはもうイヤだ」
「内部の矛盾じゃないか」と疑問を呈する。
総括を全否定する、大変な発言である

しかし永田に、
「私たちの前進にはどうしても必要なこと」
と説得された。

森の共産主義化の観点では、
坂口の発言はとうてい許されないが、
永田・坂口は特別扱いだったので
特に問題とされなかった。

1/9 死亡

全体会議すら開かれず、
⑤遠山の死体と共に凍てつく山中に埋められた。

森は今までの6名の死を「高次の矛盾」と説く。
永田は意味がわからなかった。

もはや、総括とは何をすればいいのか
わからない状態になっていた。


(文藝春秋社Emma創刊号より引用)

⑦寺岡恒(革命左派:24歳)


東京都出身⇒横浜国立大学。
連合赤軍でナンバー4の存在であった。
⑦寺岡は暴行に積極的に加担したが、
自身がもっとも凄惨な殺され方をする。

処刑までの流れ

1/6
⑤遠山を逆エビ状に縛る際に、
「男と寝た時のように足を開けw」

これに永田がキレた。
「そういうのは矮小よ!」

1/14 寺岡問題

③小嶋和子の死を「敗北死」でなく、
「反革命の死」と表現したことを森が問題視。
党内の矛盾を反革命に結ぶ考え方が
「スターリン主義」の烙印を押される。
(森にとって、スターリン=悪)

よくわからない理屈……

明らかに反革命の意思など無かった小嶋の顔を
皆で一方的に殴ることが
大粛清で皆殺しにするスターリンと
森の中で単純に重なっただけ?
でもその理屈では、
彼が崇拝する毛沢東も同じはず……

それとも逆に、
党内で失敗した者を反革命と言ってしまえば、
革命反対派がもともと党内に存在したことになり、
今も党が分裂している可能性を主張した、
と考えたのだろうか?

この立場で森に総括を求められたら、
オレは何と答えたらいいかわからない
アナタならどう答えてこの場を切り抜ける?

森はもはや「独自の理論」にのめり込んでおり、
それに反したことが総括要求につながった。

さらに指導部から「分派主義」と決めつけられ、
アラ探しをされて問題点を列挙された。

革命左派は小さな団体なので、
すぐ幹部になれそうだから入ったこと、
永田・坂口を警察に売ろうとしていたことを白状し、
批判がさらに強まった。

「森や永田がコケたらオレがリーダー
陰でそう発言していたのもチクられた。

1/17 死刑

森に追及されながら
(自分がトップになれるので)
「永田・坂口が逮捕されればいいと思った」と白状する。
全員での追及と殴打が始まる。

山岳調査中に坂東を殺して逃げようとしたこと、
組織を乗っ取って女を侍らそうとしたことなどを漏らす。

森「侍らせるとは、例えば誰だ?」
⑩大槻節子と答えて、本人に殴られた
……節子ちゃんが一番人気のようである。

寺岡「風船ババア(永田)が大嫌いだった」
風船ババア
「ア、アンタなんか総括すらかけない!」
「みんな殺せー!この男を殺せーー!!」


森が「反革命」と断じ、死刑を宣言
「オマエはスターリンと同じだ」


深夜から7時間に及び
全身をナイフやアイスピックで
メッタ刺しにされたがまだ生きていた。
何ヵ所も心臓を刺すが、死なず。


最後はロープで首を絞めて
窒息死させられた。

(この絵を書いた)上垣
「何度もアイスピックを刺した」
「血は、まったく出なかった」
「それでも死ななかったから、首を絞めた」

1/18
森「⑦寺岡の処刑は分派主義との戦いであった」

⑧山崎順(赤軍派:21歳)


東京都出身⇒早稲田大学。
大学時代に植垣(下記参照)にオルグされ、入党。
M作戦では運転手を務めた。

総括までの流れ

1/18
⑦寺岡の処刑に積極的でなかった点を
森に問題視され、追及が始まった。

山崎「自分も寺岡と似たところがある」
森「寺岡と同じなのか、総括しろ」

1/19 ニセ死刑宣告

迦葉ベースへの移動に連れて行くか、
榛名ベースで処刑するかを判断するために
ニセ死刑宣言を行い、様子を見ることとなる。

ナイフを突きつけて死刑宣告する際、
押さえ係の坂口が力を抜いて
芝居であることを暗に知らせた

山崎「革命戦士として生きていきたい」
この発言で、死刑は免れた
ここで戦わずに「自決する」的な答えを言っていたら
この日が彼の命日であったことだろう。
模範的回答……さすが早大生である。

1/20 死刑宣告

安心しきっている雰囲気の山崎を、
森が問題視。
アイスピックで足を刺すように指示。

脱走して警察に逃げ込もうとしたこと、
ベースでの殺人に
「自分は無関係」と自白しようとしたことを
白状してしまう。

これを聞いた森は、死刑を宣告する。
山崎「死にたくない」
森「ダメだ」

死への恐怖は革命戦士にあってはならないもの。
⑤遠山同様、彼は禁句を言ってしまった……

肋骨が6本折れるほどの集団リンチのあと、
アイスピックで全身を刺された。
それでも死ななかったので
ロープで首を絞められて窒息死。

現場は地獄絵図であったことだろう。

この後の会議では、
彼が総括による他のメンバーの敗北死を
「殺された」と解釈していた点を
森が特に問題視したことを明かす。

総括消極派であった坂口だが、
この処刑を経て総括に対して曖昧な態度は許されない
と感じるようになり
森の意味不明な理論に迎合して
下部メンバーに厳しく接するようになる。

⑨山本順一(革命左派:28歳)


愛知県出身⇒北九州大学。

もともと革命左派メンバーではなかったが、
その考えに共感。

常人には理解不能であるが、
妻の保子・娘(生後2ヶ月)を連れて
理想郷を夢見て親子3人で榛名山ベースに加わった。
到着時は永田に歓迎されていた……

総括の流れ

1/18
⑦寺岡の処刑に関して、
スターリン主義に触れたことを
森に問題視される。
……いや、自分も触れただろ。

1/25
何事も他人事のような山本を、
今度は坂口が問題視。

「自分は革命のお手伝いをしにきただけ」
「⑧山崎の処刑は物理的に手を貸しただけ」
この発言で正座させられる。
「山に来なければよかった……」と発言。

永田「夫婦気取りで革命できるか!」

1/26
森の金子批判の後、
一日中正座させることが決定。
殴打の後、縛られた。

許可なく妻子を連れてきたこと
⑧山崎の処刑に積極的でなかったこと、
運転をミスしたことなどを追求される。

1/29
迦葉山ベースに到着し、外に縛られる。

妻は胸に顔をうずめて泣きながら、
「どうして総括しないの……」

その夜、死亡。
妻に「敗北死」が伝えられた。
彼は一体、何をしに来たのだろうか……

⑩大槻節子(革命左派:23歳)


神奈川県出身⇒横浜国立大学。
印旛沼事件では被害者男性の彼女であった。

美人であったため、連合赤軍一のモテメスであった。
頭も良く才色兼備であり、活動も積極的だった。
森や他のメンバーから慕われていたので、
永田の嫉妬を買い標的にされた。

被害者12名の中でもっともマシな死に方で済む。

総括の流れ

12/29
買い出し中に連合赤軍のカネで
美容室で髪を切ったことを問題視される。

1/2 上垣の求婚
上垣(イケメン)が⑩大槻節子のことを好きになり、
結婚を提起する。
森・永田に一旦は批判されるが、
夜の全体会議で⑩大槻がOKし、承認される。

永田
「結婚したいならしなさいよ」
「ただし、ちゃんと総括してからよ」

1/6
⑤遠山死亡直後に、シンパからもらったカネで
服を買ったことを総括。

永田
「アンタ頭が良すぎるのよ」
「アンタ可愛すぎるのよ」
「無意識に男に媚びてる」
「もっとバカにならないと総括できない」

1/8
永田に「女学生的」と批判される。

1/25
⑪金子と共に縛られるが、
真面目な総括態度が評価される。

1/30
迦葉山ベースに移動後は逆に、
総括に真面目に取り組んでいないと批判される。
殴打が決定した。

暴行されると聞き、
実際に受ける前にショック死した。

⑪金子みちよ(革命左派:24歳)と胎児


横浜市出身⇒横浜国立大学。
吉野雅邦(あさま山荘従犯)の子供を妊娠(8ヶ月)しており、
大きなお腹をかかえたまま合流した。
妊娠中にもかかわらず、テロリストを続けた。

総括の流れ

1/6 ⑪金子が離婚宣言
総括が進まないことを原因に、
吉野との離婚を自ら宣言する。

しかし、永田に否定された。

1/8
永田に「主婦的」と批判され、
会計係から外された。

1/20 吉野が離婚宣言
⑧山崎処刑後、森が⑪金子を批判すると、
吉野が離婚宣言した。

1/25 濡れ衣

森に「懐中電灯の電池を隠した」と
濡れ衣を着せられる。
永田が荷物を調べるが、見つからず。

再び森に、
「タオルを隠し持った」
「黙って出産に備えている」と
また濡れ衣を着せられる。
永田が荷物を調べるが、また見つからず。

森「永田さんに反抗的だ」
⑪金子「そんなことありません」
永田「私も別にそう感じないけど……」

森はこれでも発言を撤回せず、
⑩大槻節子と共に、
⑪金子みちよも縛られることになる。

1/26
身重なため積極的に活動に参加できないこともあった。
それをサボったと解釈される。
⑩大槻と比較して総括する態度が見られない
森が批判し、食事を与えないことを決定。

森の妄想が悪化する。
「我々の同志的な援助を逆手にとっている」
「甘えている、開き直っている」
「妊娠を未総括の合理化に利用している」
「子供は我々全体のものである」

永田
「同志とヤったんだろう?」
「この男好きが!」
「革命戦士の自覚が足りない!」

1/27 お腹の子を取り出す計画


「お腹の子を私物化しようとしている」
「子供を取り出す必要がある」

1/28
迦葉山ベースへ移動開始。
⑩大槻は真面目に総括しているので
逃亡の危険はないが
⑪金子は逃亡の危険性があると判断された。
殴って髪を切ることが決定。

1/29
迦葉山ベースに到着。
小屋が未完成なので、
⑨山本・⑩大槻・⑪金子は外に縛られる。

2/1
森「いざという時は自分がお腹の子を取り出す」
吉野(元夫)は取り出しに参加を表明。
森「組織の子として育てる」

2/2
森が婦人科の医学書を買ってくるよう指示。
指示を受けた医大生は非常識な指示に呆れ、
結局買ってこなかった。

⑪金子が永田にミルクを要求した。
永田が殴って、ミルクを与えた。

2/3
トイレに行きたいと要求。
聞き入れられたが、縄をほどくのが間に合わず
縛られたまま、その場で用を足した。

夕方、様子が変わってるのに気づいた森が
⑪金子に声をかけるが「何でもありません」。
夜、植垣がミルクを与え忘れる。

2/4 お腹の子を取り出すことが決定

朝、決定後に坂口が確認しにいくと
糞尿を垂れ流しながら胎児をかばうように
お腹をおさえたまま死んでいた。

「死ぬことを隠していた」
「子供の私物化と戦えなかった」

敗北死を起こしたことによって、
⑪金子が神聖な革命戦士の子供を殺したという謎理論が発生した。

皆が⑪金子の遺体に向かって
糾弾し始めた……

⑫山田孝(赤軍派:27歳)


東京都出身⇒京都大学。

日本赤軍においては、
もともと森よりも立場が上だったが、
逮捕後に活動休止する。

休止中に森が獄外赤軍トップになった。
赤軍に復帰後は京大コンビとして、
坂東と共に森の片腕になる。

赤軍としてのキャリアがあるため、
森にある程度の意見は言えた。

総括までの流れ

1/1
③小嶋和子死亡を受けて、暴力による総括を
考えなすように森に要請。


「肉体と精神の高次な結合が必要である」
「総括できればどんなに寒くても凍死しない」
「どんなに空腹でも餓死しない」
「銃弾に当たっても死なない」

森の意味不明な考えを受け入れた。

1/13
上京した際に、
ベースに合流しようとする赤軍派メンバーに
「今は来ない方がいい」と言い、
彼の命を救った。

1/24
溝に嵌った車を引き揚げるため、
レッカー車を手配するために出かけた。
その際、銭湯に入る

1/31
車のカンパに失敗したことを
問題視される。
さらに、
銭湯に入ったことが問題視され、
総括要求される。

2/1
森から活動休止と赤軍派復帰の件を追及される。
赤軍が大変な時に組織を抜けていた負い目を
森に追及される。

中央委員会を辞任し、正座。

2/2 0.1%

連合赤軍イチの切れ者だったので、
森が総括で反論しても論破され続けた
森、このままでは総括の可能性0.1%と判断。

森が根性論に方向転換した。
永田が薪拾いをさせることを提起。
1日水1杯で薪拾いさせる。

2/3 0.01%

薪拾いに手間取る。
森、総括の可能性0.01%と判断。
殴って逆エビに縛ることを決定。

2/5 森と永田が山を下りる

森・永田は資金調達に向かい、不在に。
解放感から3名が脱走した。

2/6
坂口「警察が来たらどうする?」
⑫山田「手製爆弾で自爆する」
坂口「なぜ銃を持って戦うと言わない?」
⑫山田「銃を持って戦います」
坂口「総括は終了した」

独断で縄を解くが、
手足は凍傷により麻痺していた。
⑫山田「切断するしかない……」

2/7 坂口「必ず君を助けるからな」

坂口が森に状況報告のため、
公衆電話に向かう。
もし⑫山田の総括完了を認めなければ
森を銃殺するつもりであった。

坂口「必ず君を助けるからな」

結局、森はアジトを不在にしており、
連絡はとれなかった。

坂口が帰ると、
⑫山田は再び坂東に縛られていたが、
総括終了を言えずにそのままにした。

森(電話口にて笑いながら)
「坂東は全く信頼できる!」

2/12
「総括しろだって?ちくしょう」
と言い、死亡。

妙義山ベース移動中に⑫山田が死亡。
彼が最後の犠牲者となった……

リーダー2名の逮捕


リーダー2名が妙義山ベースに戻ったとき、
すでに他メンバーは出発した後だった。

その後、
山狩りをしていた警察に森と永田が逮捕され、
山岳ベース事件は終結

2人は異なる集団のリーダーだったはず……
同時に逮捕したことで、共闘していた事実が発覚し、
警察は驚愕する。

つまり警察は状況をまったく
把握できていなかったのである。

切り裂かれた衣類……
そこには大量の糞尿がこびりついていた。
捜査官は直感的に殺人が行われたことを確信する。
その後、
行方がわからなかった12名全員のリンチ殺人が発覚。
凍てつく山中から、次々に遺体が掘り出された。

警察庁長官「君、そんなバカな……」

奪還へ

脱走や別行動で連合赤軍は
最終的に坂口ら5名になっていた。
ラジオで森・永田の逮捕を知った彼らは、
リーダー2名の奪還を決意した。

そして残党5名による、
あさま山荘事件に移行する。

その他メンバー

あさま山荘では大将の坂口弘
ハイジャック交換条件で釈放の坂東國男
妻の腹を裂く合意をした夫の吉野雅邦
未成年であさま山荘入りした加藤兄弟2名
この残党5名が「あさま山荘事件のメンバー」である。

あさま山荘メンバーではないが、
現在は普通に暮らしている植垣康博など、
個性的なメンバーが揃っている。

植垣康博(赤軍派:24歳)


弘前大学(静岡県出身)

町の有力者で裕福な家庭に生まれる。
武力闘争の組織作りのため、
早大生であった⑧山崎順を赤軍派に誘った。

1/2 榛名山ベースに合流


すでに②進藤は殺された後だった。
ベース内は明るかったが、緊張感があった。
つい先日までは気軽に話せていたのに、
幹部には話しかけにくい雰囲気があった。
森に進藤の死因を聞いても教えてくれない。

森「進藤?……後でわかる」

他にも死者


全体会議にて①尾崎も③小嶋も死亡していることを知る。
「敗北死」という言葉の意味がわからなかった。

そして、⑤遠山への批判が始まった……

総括からの唯一の生き残り

大工仕事が得意であったので、
彼なしでは小屋を建てられなかった。
ゆえに総括要求されても、正座だけで済んだ。

ちなみに、大槻節子と恋仲であった。

あさま山荘事件直前に逮捕


軽井沢駅にて買い出しの途中に逮捕される。
けっこうイケメンである。

事件後


生々しいイラスト
彼が逮捕後に描いたものが多い。

ハイジャック事件で釈放メンバーに入っていたが、
「日本に残って連合赤軍問題を考える」と言い、
釈放を自分で拒否した。


(https://diamond.jp/articles/-/150171より引用)
懲役20年で出所。
その後はずっと静岡県でスナックを経営していた。

総括とは?



初期は反省の意味であった。
1日を振り返り自己批判させ、
作業から外されるだけで暴力はなかった。

誰が総括の候補になるかは森の気分次第、
実際に総括されるかは永田の好き嫌いで決まった。

総括の手順

①森がメンバーのささいなことを問題視
②森が徹底追及し、答えのすべてに反論
③永田が同調し他のメンバーにも批判させる
④総括できていないから殴打・拘束
⑤死亡

気絶させるまでやれ

さらに森が謎の理論が思いつく。
「気絶から目が醒めたときには
すべてを受け入れられる共産化された
革命戦士に生まれ変わることができる」

森「気絶するまでやれ」

まず気絶させなければ、総括が進まない……
しかし、殴っても殴っても気絶しない……
気絶の援助として集団リンチが行われ始める。

餓死・凍死

山岳ベースのある場所は、
冬の山岳地であり極寒であった。

集団リンチの後に
-15℃の屋外に縛り付け、
食事も与えずに餓死・凍死者が続出。

遺体には男女の区別すら
つかなかった者もいた。

総括が過激化した理由


( REUTERSより引用)
北朝鮮を見ればわかるように
人間は保身のためなら何でもする

森は気が小さい男であり、
脱走や反抗を恐れていた。

特に脱走者には厳しかった。
警察にすべてが知られてしまう……
意志のあるなしにかかわらず、
脱走の疑いを持っただけで総括対象とした。

集団リンチを行ったのも
全員を共犯にして
脱走させないのが目的である。

一方、
永田は女性への嫉妬が異様に強かった。
またキレやすい性格であり、
事あるごとに総括を連発した。

永田が総括を発案し、
森が総括を正当化する……

2人の相乗効果により、
リンチは過激になっていく。

赤ちゃんはどうなった?

2/6
⑨山本順一(父)死亡後、
母が赤ちゃんを残して脱走
……おいおい、連れて行けよ。

2/7
榛名山ベース解体に向かうため、
他のメンバーが赤ちゃんを連れてタクシーに乗る。
汚い身なりと悪臭……
無理心中を疑われ、運転手が警察に通報。
無事保護される。

赤ちゃんは、無事であった……
後にそれを知った母親は、
逮捕されながらも涙を流したという。

なぜ若者が集まった?

事件当時はアメリカとベトナムが戦争していた。
日本がアメリカに加勢すれば
中国ソ連を巻き込んで第三次世界大戦になってしまう……

なぜ泥沼化?ベトナム戦争20万人「韓国軍の虐殺強姦」慰安婦に謝罪なし
プレデター ベトナム戦争とは? かつてベトナムには、様々な国が駐留した。 フランスが進駐→ドイツ快進撃→フランス撤退。 →日本が進駐→アメリカに敗北→日本撤退。 その後…… ジュネーブ協定...

なんとしてでも、世界戦争を阻止しなければならない!
資本主義権力を排除して、
格差や階級をなくし真の平等を
勝ち取らなくてはならない。

そのために、
自分たちが革命戦士とならなければならない……
政治家はダメだ、まったくアテにならない。
理想社会と世界平和のために、
国家権力を武力で制圧するしかない!

救世主になる、英雄になる……
そんな理想を掲げて若者が集まった。
その理想が狂気を正当化した。

しかし、実際はアメリカのニクソン大統領が
中国に訪問して講和していたため、
ほとんど意味のない理想であった。

極限の集団生活

もともと主張の異なる
2つの過激派狂信集団である。
うまくいくはずがない。

小さくて狭い小屋に29名が詰め込まれ、
夜は-15℃まで冷え込む。

ちなみに、
寒冷地登山専用の装備でなければ
-10℃あたりから手足の感覚はなくなり、
凍傷で切断の危険がある。

風呂も入らず、着替えもせず、
トイレも機能しない。
悪臭の小屋での共同生活
パンは贅沢品という極貧生活……

正気を保てるわけがなかった

もともと極端な性格の者たちが
そんな場所で日本を転覆させるという、
意味不明な議論や軍事訓練を
朝から晩までひたすら続ける。

いつの間にか組織を統制するために
仲間を惨殺し続けるという、
異常な集団に変わってしまった。

オウム真理教との共通点

連合赤軍とオウム心理教は共通点が多い

まず、
集団が若者中心であるという点。

殺人を「総括・ポア」などと別の言葉で誤魔化す点。
その殺人を「共産化を援助する・この世から救済する」などと、
意味不明な理由で正当化する点。

死亡したことは「敗北死・因果応報」などと、
死者のせいにする点。

違反者や脱走者を処刑する点。

首謀者・幹部もろとも死刑判決を受ける点、
謝罪する幹部と開き直る幹部が半々くらいである点、
首謀者が精神崩壊して糞尿をまき散らす点、
国家転覆を狙う点……

20年後のオウム真理教事件と非常によく似ている。

【なぜ死刑同時執行?】幹部7名リスト「役割と人物像」オウム真理教事件まとめ
ポア決定! 「前代未聞の7名同日」の死刑執行。 死刑囚は、どんな人物・役割だったのか? 2018年7月6日(金)オウム真理教事件である。 2019年には天皇の生前退位、 2020年には東京五...

ただし、
自殺攻撃⇒特別攻撃、全滅⇒玉砕、逃亡⇒撤退、
避難⇒疎開、敗戦⇒終戦、無駄死⇒英霊など、
政府レベルでも言葉で誤魔化していたので、
彼らだけが異常とはいえない。

【愚将ランキング】第二次世界大戦「日本陸軍3バカ」富永木村牟田口
母上、お元気ですか 第二次世界大戦の愚将ワースト3 A級戦犯として7人が処刑されたが、 のうのうと暮らす者もいた。 優勝  東條英機 準優勝 寺内寿一 ・黒島亀人 3位  陸軍3バカ 優勝:...

総括

二・二六事件、三億円事件と並ぶ昭和三大事件の1つである。
ただし、単なる精神異常者の犯罪とはいえない。

総括中の者に抵抗した痕跡が見当たらない点、
薪拾い時など、いつでも脱走できたにもかかわらず
脱走者がわずか4名である点……
メンバーの多くが、
自らの意思で参加している証拠である。

森がどうの、永田がどうの、という
個人レベルの問題では片付けられない。
あくまでも、
集団として暴走してしまった「結果」なのだ。

異質な者を徹底排除するという、
日本人誰もが持つ「集団主義」の恐ろしさが
表面化した事件である。

若者が革命や英雄、救世主に憧れる気持ちは、
よくわかる。

しかし、
人間の欲望がある限り、理想の国家などあり得ない。
もし奇跡が連続して共産主義の革命が成功していたら、
きっと今頃、日本は北朝鮮のような国だったに違いない。
王も奴隷もいない平等な社会を目指しても、
独裁政治の抑圧国家になるだけなのだ。

もし暴力的革命を志している若者がいれば、
考え直してほしい。

日本編
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