現代の奴隷契約書

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現代の奴隷契約「住宅ローン」

職場の31歳営業職Tが家を新築した。
全国転勤ありなのに……
彼の妻は専業主婦で子供は2人。2歳と10ヶ月。
9月中旬に完成・引き渡し。
新居への引越し予定は10月8日。

オレも家を新築したことがある

新居の完成目前は、特に気分が盛り上ってくる。
特に用事がなくても土日は新居に通った。
ムスメは当時1歳になったばかり。
家中にムスメを置いてセットで写真を撮りまくった。
コンビニの弁当を新居の中で食ったりした。
新居の中に居るだけで楽しい。
そんな時期だ。

引越しの日は最高だ

新築の家と幼い子供の最強コラボ。
本当にこんなスゴい家が自分の家なのか疑うレベル。
引越しの荷物はテキトーに置く。明日やればいい。
さっそく1歳のムスメと新築での初風呂。
風呂上がりのビール。酔っぱらったまま寿司。
キョトンとしたムスメ。
あのときは人生最高の夕食だったかも。

9月1日

Tにまさかの転勤辞令。
無関係のオレですら目を疑い何度も確認した。
 (このタイミングで動かすか!)
昨日までTとヨメは最高に盛り上がっていただろう……
配属は10月1日。
彼は上司にゴネまくった。
 「なぜ自分なのですか!」「他にもいるでしょう」
 「前から知っていたのに黙っていたのですか?」

転勤は12月1日に延期された

それからというもの、彼の顔はずっと青白かった。
家ではずっとヨメと家族会議だろう。
転勤の延長って珍しい。しかも中途半端に2ヶ月。
中途採用の面接で全国転勤OKと約束したはずだ。
転勤はイヤです、はナシだろう。

10月中旬の朝

Tが突然前に立つ。
 T「退職することになりました」
 T「決して皆さんや会社に不満があるわけではありません」
 T「住みたい場所に、家族と住むという決断をしました」
送別会では妻との緊急会議の話を聞いた。
そして完成前に妻と新居の柱に書きに行った。
「子供の笑顔が一番」と。
転職後は太陽光発電の営業だ。
現在、医薬品の営業をしている彼の給料は大幅に減る。
そのため12月から妻も働くとのこと。

彼は3年前に転職してきた

三重への転勤を断って辞めてきた。
今度も転勤を断って辞める。
次の職場で転勤があれば、また辞めるのか。
地元にしがみつくと、キリがないぞ。

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