「強い省庁と弱い省庁」はどこなのか?
日本の省庁は、内閣府と11省2庁から成る。
地方の都道府県と対比し、中央省庁と呼ばれる。
省庁にもランクがあり、権力に強弱がある。
権力ランキング
S 財務省
A 警察庁・外務省・経産省
B 総務省・防衛省
C 国交省・文科省・厚労省・農水省
D 法務省・環境省
※復興庁は除く
内訳
Sランク(最強)
財務省 各省庁の予算を決める権限を持つ
Aランク(強豪)
警察庁 司法がバックなので政治家も逆らえない
外務省 外交という重要な役割
経産省 大企業が関わり旨味が濃い
Bランク(中堅)
総務省 かつての二番手から陥落も復活の兆し
防衛省 自衛隊が制限されすぎて権力ナシ
Cランク(弱小)
国交省 税金のムダ使い代表で権力ナシ
文科省 教育現場は日教組が仕切るので権力ナシ
厚労省 医療の進歩⇒老害の増加で権力ナシ
農水省 日本の農業はショボいので権力ナシ
Dランク(圏外)
法務省 法律は各省庁の現場と議会で決まる
環境省 単独での存在を否定されているレベル
Sランク:財務省
(財務省HPより引用)
財務省が他を引き離して圧倒的に強い。
国家の予算編成を担う、
全省庁の最上位機関である。
各省庁はカネを恵んでもらう立場であり、
政治家すら財務官僚との対立は避けたがる。
財務省に逆らえる省庁はない。
就職活動では、国内最難関ともいわれる。
エリートの象徴
金融の「政策」を決める組織なので
出身は東大法学部がほとんど。
(経済学部は日銀などにいく)
そのためかえって派閥は少なく
力関係がハッキリしており家族的である。
機密情報を扱うことも多く、
省内の結束は固い。
残業
法務省や環境省などのような省庁は
予算が少ないので、人件費をケチる。
職員が明け方まで残業する場合、
館内の仮眠室やソファーで寝る。
残業代が出るかも怪しい。
財務省はどんなに遅くまで残業しても
満額支給される。
タクシー券も使い放題。
みんながペコペコ
各省庁の管理職が、財務省の若手に
ペコペコお願いして予算を分けてもらう。
他省庁のオッサン管理職は、
財務省の若造に必死に事業の重要性を説明して
予算を恵んでもらう立場なのだ。
ついでに政治家(族議員)もペコペコ。
もう財務省のヤリたい放題である。
Aランク
パチンコの警察庁、ヘタレの外務省、
接待まみれの経産省である。
警察庁
国内の治安維持によって
平和を保つのが警察庁の「使命」である。
また、警察官を自由に使えるので楽しい。
ただし若手は警察学校で叩き込まれ、
現場で鍛えさせられる。
一見商売とは関係なさそうであるが、
意外にも利権が多くて旨味がある。
パチンコ利権
警察といえばパチンコである。
警察庁の公式見解では
パチンコはあくまでも遊技であり
換金が行われている事実は把握していない、
とのことw
パチンコの規制などできるはずがない。
だってパチ屋の関連団体に20000人近くも
天下りしているからだ。
そして、
我々の交通違反は取り締まる……
今日も日本は平和である。
外務省
(https://ja.wikipedia.org/wiki/外務省より引用)
日本と外国の国際業務を担う。
日本の利益となるように交渉を行う。
しかし、
トンでもない発展途上国に
飛ばされる悲惨な人も多い。
意識高い系
外交官といえば
エリートの代名詞であり地位は高い。
職員も意識高い系が多い。
よって省内には気難しい人間が多い。
こんなヤツを出すな!
東大閥が強いので京大や早稲田以下では
出世の順位が低い。
よって表に出すのに恥ずかしい人物が
外国との交渉に出てしまうことがある。
日本の外交はナメられっぱなし。
試験モンキーのモヤシ君ばかりでなく
スポーツで勝ち上がったような
タフで勝負強い人材がもっと必要である。
そろそろアメリカの金魚のフンや
中韓土下座外交を卒業してもらいたい。
それができないのならば、
出身大学などで選ぶな!
経済産業省
民間企業や産業の発展を図る。
幅広い許認可権限を持っている。
大企業の社長や役員が
経産省の若手にペコペコする。
そこで偉そうに指図できるし、
夜は最高クラスの接待が待っている。
こちらも、就活生に人気が高い省庁である。
電力会社とズブズブ
エネルギーの安定供給も担うが、
石油や電気よりも
天下り先への補助金の安定供給の方を頑張っている。
経産省といえば電力会社である。
電力会社は経産省の子会社のようなもの。
天下り先確保のため、
原子力発電の推進と利権の配分を
精力的に行っている。
灯油の移動販売がうるさい場合
【03-3501-4657(消費者相談窓口)】
経済産業省の消費者相談窓口に苦情を。
Bランク
地方に強い総務省と、
憲法九条に弱い防衛省である。
総務省
地方の財源を握っている。
出向で地方の財務部長に就くので
地方では絶大な権力がある。
就職活動で人気がある省庁である。
地方で苦労
地方では厳しい現実に直面するし、
石原・橋本元知事などヤリ手から
叩かれて苦労する。
復活の兆し
かつては2番手を争う組織であったが、
地方分権化や民営化で落ちぶれた。
しかし、
マイナンバー導入により
ふたたび元気になり浮上している。
マイナンバー利権
脱税防止目的が建前である。
普及に使った額は3兆円ともいわれる。
そのランニングコストのほとんどを
たった数社が牛耳る。
なぜか?
そこには総務省の天下りが多数いる。
ダムや道路・橋が造りにくい世の中だ。
あまりに目立ちすぎる。
無駄な公共事業は目に見えない形で
やる時代がやってきたのだ。
省庁の元気の素は、利権と天下り先だ。
そこにはタップリの現金が詰まっている。
「オラにもっと現金を分けてくれーー!!!!」
孫悟空も真っ青である。
防衛省
日本の平和と独立を維持する。
陸・海・空軍と米軍基地の管理を行う。
大規模災害への救援も行う。
ただし自衛隊の規制が息苦しいのと、
憲法九条バカ共のせいで、パッとしない。
Cランク
無駄な工事・建設が得意な国土交通省、
日教組にヤラレっぱなしの文部科学省、
老人を無駄に長生きさせる厚生労働省、
JAとズブズブでTPP大反対の農林水産省。
国土交通省
(https://ja.wikipedia.org/wiki/国土交通省より引用)
道路や海上などの交通を扱う。
国交省といえば税金の無駄使いがお家芸。
無駄な道路や橋を造りまくった。
国交省は建設業界とつながりが深い。
選挙の支援者は建設業者が多く、
選挙には強いため政治家に転身しやすい。
民間や政治家とつながりが多いため
権力関係が複雑かつ流動的である。
そのため派閥が多く居心地が悪い。
ちなみに政治家が選挙に負けると、
国土交通省関係者はもちろん、
腰巾着の金魚のフン(建設関係者)が
クモの子を散らすように去っていく。
見ていて面白い。
無駄な公共事業
当選した政治家は自分の選挙区に
無駄な道路工事などをもたらす。
大手(元請け)には天下りが多数送られ、
公共事業を受けて丸投げする。
元請けに寄生する業者(下請け孫請けひ孫請け)が
仕事を貰う見返りに票をかき集めて、
次の当選につなげる。
政治家主催のパーティ券wを購入して応援する。
一連の流れで動くカネは、元は税金である。
国交省とと建設業界は持ちつ持たれつの関係だ。
クソど田舎に不釣合いな道路や橋があるのはこのため。
ワールドカップ優勝候補
日本代表は、
「瀬戸大橋・明石大橋・しまなみ海道」の3大橋梁事業である。
監督は国土交通省。
無駄な公共事業ワールドカップがあれば、
優勝候補筆頭である。
瀬戸大橋だけあれば充分なのに、
なんで三ヶ所もあるんだよw
落ちぶれ傾向
バブル崩壊で無駄な工事が減り、
税金に寄生していた建設会社が潰れまくった。
最近はデカい公共事業もない。
ムダなダムも造りにくくなってきた。
そのため、権力は下落傾向である。
文部科学省
(https://ja.wikipedia.org/wiki/文部科学省より引用)
教育や文化の復興を図る。
日本の未来を担う人材を育成する
非常に重要な組織である。
補助金のバラ撒き
ところが子供たちの育成よりも、
バカ大学・大学院に補助金を
バラ撒きまくって天下り先を育成するのに
一生懸命である。
補助金を与える代わりに
天下りを受け入れさせる手法。
おかげで官僚出身の教授が多数生まれた。
補助金のバラ撒きのせいで
地方のクソど田舎にまでバカ私立大が
増えまくってしまった。
ネコも杓子も大学、大学。
バカ大学にアホ学生、無駄な大学院。
これらが増えまくった元凶である。
厚生労働省
国民の健康と福祉を担う。
文書の改ざんと言えば財務省であるが、
文書のずさん管理と言えば厚労省である。
おかげで年金が消えちゃったw
各方面からヒンシュク
無駄な医療で老害(カネ食い虫)を増やして
国民からヒンシュクを買っている。
給与明細の年金と健康保険の額を確認してみよう。
ジジババが多すぎることがわかるはず。
労働環境を改善しようとして
経営者からもヒンシュクを買っている。
有力者を通じて各省庁からクレームが来ている。
だから労働環境の問題は放ったらかし。
農林水産省
食糧の安定供給を図る。
貿易相手の戦争や不作の際に備えて
食糧自給率upを叫んでいる。
カロリーベースwで食糧自給率が低い低いと
一生懸命宣伝しているが……
Dランク
何をしているのか、
実際に存在しているのか
よくわからないのが、
環境省と法務省である。
環境省
(https://ja.wikipedia.org/wiki/環境省より引用)
廃棄物や公害への対策を図る。
環境問題で風力発電を推進したが
羽の騒音で苦情が殺到した。
近くに行くと、たしかにギシギシうるさい。
家の近くにあったらたまったモンじゃない。
狙い通りの風が吹かなくて
赤字タレ流しになったり
逆に、強風で羽が壊れたり散々だった。
一基一億円(税金)の風力発電装置が
風で壊れちゃったって……おいおい(汗)
法務省
法の専門家という位置づけではあるが、
法案は各省庁の現場レベルで出されるので
法務省はアドバイザー程度でしかない。
検察を派遣したり刑務所の運営がメイン。
建物のワリには、地味な組織である。
しかし!!
オウムの死刑執行を指示して
珍しくスポットライトが当たったw
収入と出世
キャリア組(国家Ⅰ種合格者)の
同期入社は約30名。
係長⇒課長補佐⇒課長⇒審議官
⇒局長⇒官房長⇒事務次官(1名)と出世していく。
30歳くらいで係長⇒30代後半で課長補佐
⇒40代で課長、が標準的な出世コース。
出世争い
事務次官がトップであり、省庁の社長にあたる。
同期の1名しかなれない。
キャリア組はずっと1位で来た人ばかり。
激しい出世争いをする本能がある。
たった1つの椅子をめぐって
出世争いがくり広げられる。
年収
キャリア組なら20代(400万)⇒30代(600万)、
ここまでは大したことないが、
40代(1000万)⇒50代(1500万以上)と
オッサンになれば右肩上がりで増えていく。
ノンキャリア組は
20代(300万)⇒30代(450万)
⇒40代(550万)⇒50代(700万)
金額は大したことないが、
福利厚生は充実している。
事なかれ主義
昇進の基準は明確である。
キャリア組は出世コースに乗り、
ノンキャリア組は乗らない。
自分が役職に就いているときに
何もなければ出世、
何かあれば飛ばされる。
良い仕事をするのはどうでもよくて、
いかにライバルに失敗させるかがキモ。
能力など、まったく関係ない。
出世争いに敗れてもまったく問題ない。
天下りポストがたっぷり用意されている。
天下り
事務次官の椅子は1つしかない。
出世争い(足の引っ張り合い)で負けた者は
次々に民間や特殊法人に天下っていく。
天下り先
天下り先には得意分野がある。
現職とつながりのある業界や特殊法人だ。
財務省などカネを扱う省庁なら金融関係、
経済産業省なら電力関係、厚労省なら医療関係、
国土交通省なら建設関係、警察なら警備関係など。
待遇が良すぎる
高額の退職金(5000前後)をもらい、
天下り先でヒマを持て余す。
一ヶ所の顧問wで1000万として、
複数掛け持ちしてプロ野球の
1軍選手並みの年収である。
コンサル業務wなので毎日の出社などしない。
呼ばれた時とか、たまに顔を出すだけ。
なぜ好待遇なのか?
天下りがいれば公的機関とのやりとりが
スムーズになる。
監査する側だって知っている人がいれば
手心を加えたくなるというもの。
ましてや未来の天下り先を潰すなんて、
そんなバカなことをするヤツはいない。
つまり、いるだけで価値がある。
ただし今後、道州制に移行すれば、
そういった旨味は減っていくだろう。
国家Ⅰ種 合格大学ランキング
S 東大
A 京大・早稲田
B 東北・慶応・北大・阪大・九大・東工大
C 東理大・立命館・一ツ橋・名古屋
D 神戸・岡山・中央・広島・筑波・千葉
エリート省庁は東大閥でないと
出世コースに乗りにくい。