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【死者310万人】原因2と目的「太平洋戦争とは」年表わかりやすく

日本「オレたちにも植民地が必要だ!」
陸軍が政府をシカトして満州国の建国宣言を
してしまい、もはや天皇含め、
誰も陸軍の暴走を止められなかった……

降伏ポイントは2つ。
「ミッドウェーの大敗・サイパン陥落」である。
にもかかわらず本土決戦などと寝言を続け、
数百万人の死者を出してしまった。

1491年末~1945年夏までの3年半続けられ、
日本だけで1000万人あまりの兵が動員され、
軍人230万その他80万人の計310万人が死亡した。
軍人は60%餓死・40%戦死という、
意味不明な死者構成だった。

  • 1933年 日本が国際連盟を脱退
  • 1937年 日中戦争 開戦
  • 1939年 ドイツにより第二次世界大戦 開戦
    ナチスがベルサイユ条約にブチ切れた
  • 1940年 日独伊三国同盟
    国際社会で孤立した同士で組んだ
  • 【1941年】
     11月 ハル・ノート

    アメリカからの最後通告 
     12月 真珠湾奇襲攻撃
    卑怯な騙し討ちに米国民が激怒
  • 【1942年】
     6月 ミッドウェー海戦で大敗
    日本が劣勢に転じた節目となる戦い
     8月 ガダルカナル島の戦い
    連合軍の本格的な攻撃が始まる
  • 【1943年】
     4月 山本五十六 戦死
    暗号がバレバレだったので狙われた
     10月 学徒出陣

    学生まで動員するほど兵が不足
     11月 大東亜会議

    今さら何を言ってるんだ?
  • 【1944年】 
    3月 インパール作戦

    太平洋戦争で「最悪」の作戦
    6月 サイパン陥落

    本州が爆撃し放題になってしまった
    10月 レイテ沖海戦
    海軍が壊滅、特攻隊が初出撃した
  • 【1945年】
    1月 ルソン島の戦い
  • もはや戦争の形を呈していない……
    2月 硫黄島の戦い

    最初から生かして返す気ナシ
    3月 東京・大阪・名古屋大空襲
    この後、毎月全国の都市が空襲される
    4月 戦艦大和が沈没・沖縄戦

    一度も活躍せず、沈没
    8月 原子爆弾投下⇒終戦

    降伏のタイミングが遅すぎる……
    9月 ソ連が北方四島を占拠
    ドサクサに紛れて領土を奪いやがった
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開戦まで

  • 1933年 日本が国際連盟を脱退
  • 1937年 日中戦争 開戦
  • 1939年 ドイツにより第二次世界大戦 開戦
  • 1940年 日独伊三国同盟

アメリカとの共同経営を断る

「南満州鉄道を一緒に経営しませんか?」

日露戦争後にアメリカから打診があったものの、
儲けを独り占めしたい日本は断ってしまった。

この判断が「終わりの始まり」となる。

もし受けていれば……

  • 日米の両軍が満洲に駐屯
  • アメリカ資本で満州が中国最大の工業地域に
  • アメリカは日本を敵に回せない
  • 満州事変を起こせない⇒日中戦争なし
  • 日中戦争なし⇒太平洋戦争なし

太平洋戦争を避けられたかも

第一次世界大戦同様、日本は他人事で
戦勝国になり、またボロ儲けできたかも。

21世紀には世界最大の工業国「満州」を従えて、
日本がアメリカと双璧をなす存在になれたかも。

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中国を狙った

アメリカやソ連のような大国に対抗するには
満州と朝鮮だけでは植民地が足りない。

そこで資源の多い中国がターゲットとなる。

世界恐慌

大得意先であるアメリカが輸入してくれなくなり、
日本の輸出が半減してしまった……
アジアに売ろうにも、イギリス・フランスの
ブロック経済に阻まれた。

大日本帝国は「自らの植民地」を得るために、
広大な土地と膨大な資源をもつ中国に攻め込んだ。
(これが第二次世界大戦の前哨線となる)

日本「清みたいに、すぐ降参するだろw」

日中戦争がドロ沼化

アメリカも中国市場を狙っていた。
日本をどげんかせんといかん。

そこでアメリカが中国を支援したため、
日本は予想外に苦戦して長期化した。
米英の補給を受けながら大量の兵を動員し、
広い国土を使って撤退戦を繰り返し、
なかなか降参せずにしぶとく粘る。

アメリカがヒーローに

中国共産党はアメリカで大々的に
反日プロパガンダを行った。

日本は悪い侵略者で、中国は可哀想な弱者……
それを正義のヒーロー「アメリカ」が助ける。
ハリウッド映画のようなわかりやすい構成である。

Win-Winの関係

中国は大量の物資を購入してくれるので、
アメリカにとって「ありがたい存在」だった。
過剰生産で世界恐慌に陥ったのだから
輸出を増やして在庫処分したい。
そのため、中国には「良い顔」をしたい。

中国としても、
アメリカのバックアップがあったので、
日本に徹底抗戦を続けられた。

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アメリカの参戦

人種差別主義者「ルーズベルト」が
大統領に当選してしまった。

戦争への不参加を公約に当選したクセに、
じつは戦争ヤル気マンマンだった。

日独伊三国同盟

日本が中国を攻撃したので
貿易で利益を出していた英仏米から避難された。
日本はそれをシカトし続け国際社会から
避難され孤立していく。

そこで同様に国際社会から孤立している
ドイツ・イタリアと日独伊三国同盟を結んだ。
これにアメリカがブチ切れた。

ルーズベルト大統領

日本陸軍は狂犬だし、ヒトラーもキチガイだが、
アメリカのルーズベルト大統領もキチガイである。

ヒトラーはユダヤ人を地球から抹殺したかったが
ルーズベルトは日本人を抹殺したかった。
極端な白人至上主義の人種差別主義者であり、
病的に日本人を蔑視していた。

アメリカ人の8割が戦争反対だったために、
戦争への不参加で大統領に当選した。
しかし初めから日本を叩いて戦争で儲けることで
世界恐慌から脱するつもりだった。

参戦の口実作り

戦争に反対するアメリカ国民の支持を得るため
相手から攻撃させて被害者ヅラしたい……

ドイツの潜水艦を挑発して攻撃させようとしたが
ヒトラーは意図を見抜き、引っかからなかった。

日本は石油の輸出禁止とハル・ノートで
「思いっきり」挑発に乗ってしまうことになる。

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石油の禁輸

第二次世界大戦は大量の航空機や戦艦、戦車などで
大量の石油が必要だった。

マレーシアやインドネシアは産油国なので、
日中戦争を続けながらも東南アジアに侵攻した。
ナチスドイツがソ連に手を出して失敗したのと同様、
明らかに「手を広げ過ぎ」である。

石油をストップ

東南アジアは欧米列強の植民地である。

日本が東南アジアまで勢力拡大すると、
ブチ切れたアメリカが「日本に石油を輸出するな」
と、全世界に呼びかけて日本を経済封鎖した。

ABCD包囲網

東南アジアに利権をもつ4国が共同で
日本への経済封鎖を行った。

このままでは日中戦争が継続不可能になり、
国民生活も工業生産もストップしてしまう。

日米交渉

日本としてはもう国連から脱退済みだし、
領土拡大して帝国化を進めたい。
ましてや、
日清戦争・日露戦争で苦労して勝ち取った
中国市場は絶対に譲りたくない。

日本がいくら石油の禁輸に抗議しても
アメリカからは徹底的にシカトされ続けた。
何度交渉してもお互い譲らず、
アメリカから最後通告が突きつけられた。

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最後通告

  • ①日独伊三国同盟の破棄
  • ②中国とベトナムから完全撤退

アメリカからハル・ノート(最後通告)を
突き付けられた。

アメリカとしては、日本がこの条件を
受け入れるわけがないのは想定内である。
日本はこの挑発に乗って真珠湾を攻撃してしまい、
アメリカに叩き潰す大義を与えてしまった……

①日独伊三国同盟の破棄

日本から一方的に破棄すれば、
独伊を裏切ってアメリカに寝返ったことになる。

これは当時の日本には不可能な選択だった。

②中国とベトナムから完全撤退

Cited from “満州国の位置“.

この「中国」に満州が含まれるのか?

多数の日本企業が進出して多大な利益を得ており、
豊富な地下資源や食糧生産をしていた。
もはや手放せない領土である。

ここまで日米の交渉では、
「China」に満州は含まない前提で交渉してきた。
しかしハル・ノートには挑発のため、
あえてあいまいな表現となっている。
ここで挑発に乗らず満州を日本の領土と確定させ、
中国からは手を引くべきだった……

軍が暴走しちゃった

Cited from “満州国の位置“.

すでに中国でも東南アジアでも戦闘が始まっている。
その状態で交渉による講和をしたところで
陸軍も海軍も大人しく撤退するわけがない。

もはや天皇ですら暴走を止められず、
政治家は軍備縮小すれば暗殺されてしまう。
アメリカとの開戦しかない状態になった……

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1941年

アメリカには圧倒的軍事力と物量があり、
長期戦では全く歯が立たない。
造船10倍、戦車100倍、石油200倍……
トータルでは30倍くらいの国力差がある。

そんな相手に無謀な戦いを挑んでしまった。

真珠湾攻撃

わずか2時間の奇襲で米艦隊が半分壊滅した。

日本軍の犠牲はわずか64名・飛行機30機に対し、
アメリカ側の被害は戦死者2400人・飛行機300機、
軍艦6隻という莫大なものだった。

結果だけ見れば真珠湾攻撃は成功したが、
アメリカ軍は気味が悪いほど素早く反撃に転じ、
空が対空砲で真っ黒になるほどだった。
この時点で参加した隊員は
「勝てない相手」だと悟ったらしい。

日本軍の考え

備蓄した石油がなくなるまであと1.5年である。
1年間の短期決戦でアメリカを叩き、
少しでも有利な条件で講和を結ばねばならない。

ヨーロッパは第二次世界大戦の真っ只中……
アメリカはヨーロッパに戦力も物資も割いており、
今なら短期決戦で望みがある、かもしれない。

ハリウッド映画の図式

  • 卑怯な騙し討ちをする悪の日本
  • 悪を滅ぼす正義のアメリカ

攻撃開始の30分前にアメリカに伝えるはずだったが、
日本大使館の手違いで攻撃開始に間に合わず……
この大失態をプロパガンダに利用されてしまい、
アメリカ人が一気に開戦ムードになる。

アメリカ国民は日本との開戦に否定的だった。
しかし宣戦布告なしの真珠湾奇襲攻撃によって、
またまたハリウッド映画のようになってしまった。

WW1とWW2の違い

第一次世界大戦は歩兵でのドンパチがメインであり
石炭が主な燃料であった。
この頃は消耗が少ないので、補給が途切れても
現地調達で戦闘を続けられなくもなかった。

第二次世界大戦は国をあげての「消耗戦」である。
総力戦では物資・食糧・兵を補給し続けないと
戦闘の継続は不可能である。
補給するのは、水や食糧だけではない。

巨大な戦艦だけでなく、大量の飛行機や
戦車が使われ石油を大量に消費した。
マシンガンは1分間に500発以上も発射するので、
使用する弾丸は、とても持ち歩ける量ではない。

人力で運べない弾薬や石油を常に補給し続け、
壊れた兵器は修理し続け、負傷兵は交代し続ける。
補給が途切れれば兵器など単なるガラクタであり、
部隊は「即」戦闘不能となり袋叩される。

日本兵は補給ナシ

日本兵は常にその状態であり、
冗談抜きで機関銃相手に投石で対抗していた。

進軍・撤退・補給は同じく重要にもかかわらず、
日本軍は極度の精神論により、
「進軍8・撤退1・補給1」でスタートした。

途中から「進軍10・撤退0・補給0」になり、
終盤は「進軍0・撤退10・補給0」だった。

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日本の快進撃

日本は新戦術でアジアで快進撃を続け、
ドイツもヨーロッパで快進撃を続けた。

しかし、それも長くは続かなかった……

新戦術で連戦連勝

  • アメリカは戦艦重視
  • 日本は空母重視

戦艦とは「海の戦車」、
空母とは「海の飛行場」である。

空から攻撃した

戦艦でゴリ押しするアメリカ・イギリスに対し、
日本は空母から航空機を飛ばして
大量の爆撃を浴びせる作戦をとった。
「超」パワフルだがトロくさい戦艦に対して
空の機動力を生かして対抗したのである。

この新戦術によって大成功を治め、
開戦後わずか半年で東南アジアを占拠できた。

ドイツ快進撃

ヨーロッパではドイツが快進撃を続けていた。
電撃作戦という新戦術によって、
「あっ」という間にフランス・オランダを
降伏させると、ベトナムやインドネシアなどの
列強国植民地を日本が管理できるようになった。
ドイツ様様であり、
ますます陸軍がナチスの考え方に心酔した。

あとはアメリカの空母を壊滅させ、
有利な条件で講和すれば予定通りである。

最後の仕上げへ

ハワイは太平洋の最大軍事拠点である。

そこでミッドウェー島にアメリカ空母を誘い出し、
まとめて撃沈してハワイを制圧する作戦に出た。

しかし日本の国力を超えて
占領エリアが広がり過ぎてしまった。
日本の快進撃はここまでだった……

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1942年

  • 6月 ミッドウェー海戦
  • 8月 ガダルカナル島の戦い

ここから「激戦」なる言葉が頻出するが、
それは日本語が間違っている。
アメリカ・イギリスの一方的な「袋叩き」である。

ミッドウェー海戦

太平洋戦争のターニングポイントとなる戦いであり、
ここでの大敗で一転して日本が劣勢になった。

ミッドウェー島とは、真珠湾の近くの島であり、
ここを日本に制圧されるとハワイが「超」危険。
東南アジアでの敗戦を反省し、
空母重視の戦略に切り替えて死守してきた。

暗号が解読された

日本海軍の暗号はバレバレだった……

ミッドウェーをいつ、どの進路で攻撃するか
知っていたので万全の体制で待ち構えた。

アメリカ軍が主力艦隊と空母をミッドウェーに
配備していたのを、日本軍は知らずに攻撃開始する。

ゼロ戦対策

Cited from “N712Z 1942 Mitsubishi A6M3 Reisen“.

ゼロ式戦闘機は軽い機体に大きな翼で機動力抜群。
1:1の航空決戦ではほぼ敵ナシだったが、
装甲が薄くてとても弱く一発当たればアウト……
そのため、パイロットのスキルが必要だった。

Cited from “Grumman FM-2 Wildcat“.

アメリカは「ワイルドキャット」という
トロいけど頑丈な戦闘機を大量に投入してきた。
日本の数十倍もの機数で一斉攻撃という、
パイロットのスキルが不要な作戦に切り替えた。

従来型の小数航空決戦に特化したゼロ戦では、
とても太刀打ちできずに壊滅させられた。

新戦術を対策・改良

日本は攻撃重視で空母を集中配置していた。
暗号解読により位置もバレバレだったので
わずか2時間の集中攻撃で空母4隻を失い、
もはや短期決戦は不可能となってしまった……
(本来ならばここで降伏すべき)

アメリカは空母を分散配置していたので
ほとんど被害が無かった。
恐ろしいスピードで日本の新戦術への
対策、そして改良をも達成してきたのである。

ガダルカナル島の戦い

ソロモン諸島のガダルカナル島から、太平洋に
飛行機を飛ばそうとして飛行場を建設した。

その飛行場はアメリカ軍に占拠されてしまう。
そしてまた、奪い返しにいったが……

餓島

ガダルカナル島の奪還に1000人で向かったところ
アメリカ兵20000が待ち構えており全滅。
想定の10倍の兵が配置されており、甘く見ていた。

次は大量の兵を投入したが、結果は同じだった。
無尽蔵に物資や兵が補給されるアメリカ軍に対し、
機関銃相手に無謀な突撃を繰り返す。
日本は補給軽視で完全に作戦が間違っていた……

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1943年

  • 【1943年】
     4月 山本五十六 戦死
  • 暗号がバレバレだったので狙われた
  •  10月 学徒出陣
  • 学生まで動員するほど兵が不足
  •  11月 大東亜会議
  • 今さら何を言ってるんだ?

日本はなかなか修理が追いつかない……
アメリカはどんどん新兵器を投入し、
日本は占領地をどんどん奪われた。

山本五十六 戦死

真珠湾攻撃や空母新戦術で快進撃の象徴であり、
海軍のカリスマ的存在であった。
(アメリカとの開戦も反対していた)

ソロモン諸島で兵をねぎらうために移動中、
アメリカ軍に暗号を傍受・解読され撃墜死した。

名言が多い

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
 ほめてやらねば、人は動かじ

「苦しいこともあるだろう。
 言いたいこともあるだろう。
 不満なこともあるだろう。
 腹の立つこともあるだろう。
 泣きたいこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である」

学徒出陣

専門学校生や大学生は
20歳以上でも兵役が免除されていた。

ところが日中戦争・太平洋戦争で戦況が悪化すると
兵が不足し、在学途中でも招集されるようになった。
(入隊した学生は10万人以上とされる)

赤紙発行

Cited from “召集令状“.

戦況の悪化で志願兵だけでは追いつかなくなった。
陸軍が強制的に徴兵するために、
一般人に配った召集令状を「赤紙」と呼ぶ。

受け取り拒否は許されず「非国民」差別された。

ナチスドイツがソ連攻略に失敗した時点で
有利な講和など可能性ゼロだった。
日本軍は見栄を張って終戦の話を出せず、
現実逃避を続けるために一般人を巻き添えにした。

大東亜会議

欧米支配からアジアを開放し、
「日本を中心としてアジアの秩序を守る……

そこで「大東亜共栄圏を完成させる」と宣言。
東京にアジアの代表者を集め、
「米英からアジアを開放しよう!」と、
大東亜会議を開き、戦争の目的を明確にした。

今さら「とってつけた」ような目的を掲げても
時すでに遅し、であった……

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1944年

  • 【1944年】 
    3月 インパール作戦
  • 太平洋戦争で「最悪」の作戦
  • 6月 サイパン陥落
  • 本州が爆撃し放題になってしまった
  • 10月 レイテ沖海戦
  • 海軍が壊滅、特攻隊が初出撃した

サイパンは日本の絶対国防圏の中核である。
サイパン陥落の時点で降伏していれば
被害は半分以下で済んだはず……

そんな日本の絶対国防圏がついに陥落した。

インパール作戦

太平洋戦争の英雄(英国の雄)「牟田口閣下」が
イギリス側で大活躍した史上最悪の作戦である。

家畜に武器や物資を背負わせ、
家畜を食料としながら2000m級の山を進軍する。
家畜が目印になり空から爆撃され、
家畜も武器も同時に失うギャグをやった。

その後は一切の補給ナシでの戦闘が続き、
10万人のうち死者70%以上、ほとんどが餓死……

終盤はイギリス兵がマシンガン、
日本兵は投石での戦いだった。

サイパンの戦い

  • 日本軍3.1万(死者3万)
  • アメリカ軍6.6万(死者0.3万)
    日本は住民1万も玉砕した。

わずか3日で3万の兵が全滅した。

「敵に捕まったら何をされるかわからない」
鬼畜米兵という洗脳プロパガンダを信じ、
一般人すら投降せずに赤子を海に投げ捨て、
自らも飛び降り自殺するなど、生き地獄だった。

サイパン陥落

当時の爆撃機が燃料の補給無しで往復できる
ギリギリの場所にあるのが、この島である。

安全な場所から飛び立ち、爆撃だけして
また安全な場所に帰ってこられる。
サイパンを制圧されたことで、
ついに日本全土が爆撃圏内になってしまった……

爆撃し放題になったアメリカは体勢を整え、
翌年から日本全国に上空から爆弾を落としまくった。

レイテ沖海戦

「史上最大の海戦」とも呼ばれる。

5倍以上の連合軍の戦力に、戦艦三隻、空母四隻、
10000もの兵など甚大な被害を受け日本海軍は壊滅。
浮沈艦のはずだった戦艦「武蔵」もあっさり撃沈……
この戦い以降、大規模な戦闘はできなくなった。

神風特別攻撃隊が初出陣した戦いでもあり、
自爆しながら栗田艦隊に敵空母団を突破させた。

あとはレイテ湾に突入して作戦成功……という
タイミングで栗田艦隊(主力)が
謎の反転をして勝機を逃し大敗してしまった。
ただし、近年の研究では栗田中将の判断ではなく
「上層部の指示が悪かった」との見方が強い。

神風特攻隊

特攻隊が初出撃したのが、この戦いである。

当初は想定外の攻撃にアメリカ軍が対応できず、
それなりの成果を上げた。
ところがすぐに対空レーダーと護衛艦で対応され、
さらに日本軍は飛行機の不足でポンコツ機になり、
体当たり以前に近づくことすらできなくなった。

戦果は小型中型の船ばかりで50隻で空母はゼロ。
1隻あたり80名もが犠牲になっており、
バカが思いついた作戦」としか言いようがない。
(終盤では100機に1機も当たっていない)

あまりにバカげており1回限りの予定だったが
他の作戦はまったく通用しなくなったため、
この後から特攻に頼るようになってしまった……

なぜ途中で中止せずに自殺攻撃させ続けたか?

「終戦工作を立案できる雰囲気でなかったから」
「陸・海軍がお互い腰抜けと思われたくないから」
信じられないほど頭の悪い理由で
4000人もの若者を自殺させ続けたのである。

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1945年 太平洋

  • 1月 ルソン島の戦い
    もはや戦争の形を呈していない
  • 2月 硫黄島の戦い
    最初から生かして返す気がない

フィリピンの戦いでは、最大の被害が出た。
日本兵53万のうち43万が死亡したが、
ほとんどが戦死ではなく、餓死・病死である。

アメリカ兵は125万のうち、
戦死者はわずか1.5万だった。

ルソン島の戦い

この段階での敵はアメリカ軍ではなく、
バカが考えた作戦と餓死・感染症・人狩りであった。
たまたま見つけた死体を食べるのではなく、
積極的に人間を襲って解体して食べていた。

「終戦まで1年ジャングルをさまよった」
「その日のエサ探しが活動のすべて」
「銃は一度も敵に撃っていない」

死体は食糧

蛆だらけの死体を見れば、
「貴重な食糧を蛆に喰わせるわけにいかない」

森に連れて行かれた兵の行き先は鍋の中だった。
そして、脳ミソがない頭部だけが残った。
脳ミソは濃厚かつクリーミーで味が良く、
消化も良くて弱り切った体に優しい食材だった。

現地人の父親母親を娘たちの目の前で解体し、
皆で談笑しながら喰い、その後レイプしたという。

終いには、仲間同士で寝込みを襲って喰い合った。
もはや「アメリカとの戦争」ですらなかった。

硫黄島の戦い

司令部は最初から生かして返すつもりはないし、
現地の兵も生きて帰るつもりはなかった。

数日で終わる簡単な掃討戦と思われており、
米軍はわずか5日で摺鉢山に星条旗を掲げた。
しかし、そこから日本兵が徹底抗戦した。

突撃も投降も厳禁であり、
最期の最期まで抵抗し、自決した。

地下トンネル作戦

ツルハシとスコップの人力だったにもかかわらず
わずか1ヶ月で総延長18kmも掘った。
アメリカ軍の3000発の砲撃にも耐え、
地下道を使って奇襲や陣地回復ができた。
5週間も持ちこたえた後に、火炎放射器で
地下トンネル対策され、最期はほぼ全員が玉砕した。

硫黄島の戦いを率いた栗林中将は
自ら陣地を回って直接指導し、苦楽を共にし、
人望が高かったため一丸となって奮戦できた。
そのため、
太平洋戦争において米軍に最大の被害を与えた。
サイパンの戦いと比べれば、名将ぶりがわかる。

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1945年 本土

  • 3/10 東京大空襲
  • 3/12 名古屋大空襲
  • 3/14 大阪大空襲
  • 6/16 神戸空襲
  • 3/25 名古屋大空襲
  • 4/2 沖縄戦 開戦
  • 4/7 戦艦大和 沈没
  • 4/27 ムッソリーニ処刑
  • 4/30 ヒトラー自殺
  • 5/29 横浜大空襲
  • 6/19 静岡大空襲
  • 6/23 沖縄戦 終了
  • 7/7 千葉空襲
  • 7/12 宇都宮空襲
  • 7/14 北海道空襲
  • 7/28 青森大空襲
  • 8/1 富山大空襲
  • 8/6 広島に原子爆弾投下
  • 8/8 福山空襲
  • 8/9 長崎に原子爆弾投下⇒終戦

日本兵が太平洋で生き地獄を味わうと同時に、
本土ではサイパンから飛び立った爆撃機B-29が
一般市民を無差別に虐殺していた。

東京大空襲では10万人以上が死亡し、
翌月には、ついにアメリカ軍が沖縄に上陸した。

鬼畜な空襲

当時の日本家屋は木造建築である。

効率良く大量虐殺するために、爆弾ではなく
大量の焼夷弾で町全体を火の海とし、
日本人を建物もろとも焼き殺す作戦だった。

B-29は高度11000mの上空を飛ぶので
日本軍の高射砲が届かず、焼き放題だった。

沖縄戦

アメリカ軍は本土爆撃への前線基地として、
日本軍は本土決戦への時間稼ぎとして戦った。
上陸前から制空権も制海権もアメリカであり、
もはや、勝ち目は「ゼロ」である。

捨石作戦

世界最大の戦艦「大和」も特攻するために向かうが、
沖縄への途中、空襲によりわずか2時間で撃沈……

沖縄の住民は強制参加で無抵抗虐殺……
投降が許されず集団自決が多発し、
県民の1/4が死亡した。
「ひめゆり学徒隊」など女性や学生まで動員され、
多くが犠牲となった。

陸でも特攻

自殺攻撃は空だけではなく、
陸では爆弾を抱えながら戦車に突っ込んだ。

戦車を止めるのには効果的であったが、
このような玉砕戦法が長続きするはずもなく、
55万の大軍の前に次々と全滅させられた。

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ヒロシマ原爆

ユダヤ人の天才物理学者「アインシュタイン」が
ルーズベルト大統領にアイデアを出して完成した。

その目的は、ナチスドイツに対抗するためである。
彼は「日本人には使わないように」と要請したが、
トルーマン大統領に使われてしまった……

8/6 ヒロシマ原爆

午前8:15分に上空9600mから投下され、
原爆ドームの真上から地上600mで爆発した。
当時の広島市人口35万のうち、
死者12万、負傷者8万、6.2万棟消失とされる。

リトルボーイ

Cited from “Spare Little Boy atomic bomb casing at the Imperial War Museum in London in November 2015“.

全長3.12m重量5tのウラン型であり、
B-29の2000機分による爆撃に匹敵した。

中には50kgのウラン235が含まれており、
爆風は気圧数十万(台風の1000倍)に達し、
中心地の地表は数千℃に達した。

キノコ雲は16000m上空に達し、上空で冷え、
放射性物質を含む「黒い雨」になって降ってきた。

同日、ソ連軍が150万の兵で満州に攻め込み、
不意を突かれた関東軍は壊滅した。

原子爆弾の威力

  • 500m 建物は原型をとどめず
  • 1km 木造家屋は原型をとどめず
  • 2km ほぼ全壊
  • 数km 全壊・半壊が混在
  • 15km 強烈な爆風とガラスの損傷

被害

  • 500m以内 99%死亡
  • 500~1000m 90%死亡

1km圏内は即死、2km圏内は一部即死・重軽傷
8km圏内は飛散物による重軽傷だった。

数km圏内は全身にガラスが突き刺さった人や
皮膚がただれ、目玉の飛び出た人だらけだったので
中心地で即死した人が、むしろ苦しまずに済んだ。

角度17°

爆心地では衝撃波が垂直なので破壊力が弱く、
原爆ドームは原型をとどめている。
ただし、温度は数千℃なので助かりはしない。

そこから1kmの地点では17°の傾斜があり、
屋内や壁や建物の影ができた。
影の中にいた者は運よく熱線を免れたが、
ほとんどの者は熱線を受けて黒焦げになった。

なお、観光旅行のギャルが原爆ドームの前で
笑顔でピースサインをして記念撮影しているのは、
アメリカ人には理解不能な行動となっている。

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ナガサキ原爆と終戦

  • 7/26 ポツダム宣言を発令
    日本に無条件降伏を要求した
  • 8/6 ヒロシマ原爆
  • 8/9 ナガサキ原爆
  • 8/15 天皇の玉音放送(終戦)

ナガサキ原爆(8/9)

じつは北九州市が第一目標であったが、
視界不良のため長崎市に目標が変更された。

「ファットマン」と呼ばれるプルトニウム型の
原子爆弾であり、ヒロシマ原爆の1.5倍の威力だった。
人口24万のうち、7.5万人が亡くなったとされる。

終戦(8/15)

天皇によるラジオ放送「玉音放送」によって
連合国にポツダム宣言受諾を伝えると共に、
日本国民は敗戦を知った。
※玉音とは天皇の肉声のこと

マッカーサー元帥「昭和天皇に責任は問わない」
昭和天皇「占領と統治に協力する」

こうして天皇が人間宣言をし、
アメリカ主導による日本の欧米化が始まった。

まとめ

主役の武器

太平洋戦争の原因は2つあり、

  • 石油を封じられた
  • 陸軍が暴走した

ことである。

世界は第一次世界大戦で領土拡大やら
戦争やらにウンザリだった。
しかし関東軍は日本政府をシカトして
独断で「満州国の建国宣言」をしてしまい、
世界中から反感を買って孤立してしまった……

なぜ陸軍が暴走してしまったのか?
日清戦争・日露戦争の連戦連勝だけでなく、
第一次世界大戦でのボロ儲けも軍のおかげであり、
影響力が拡大しすぎてしまったのである。
もはや天皇含め「誰にも」止められなかった……

日本軍の降伏ポイントは2回あった。

  • ミッドウェー海戦
  • サイパン陥落

ミッドウェー海戦で日本の大敗が決定的になり、
ここで降伏していれば死者はほとんど出なかった。

サイパン陥落によって、
いよいよ日本列島の民間人がターゲットとなり、
ここで降伏していれば被害は半分以下で済んだ。
しかし降伏どころか「本土決戦」などと寝言を続け、
日本全国の大空襲や原爆投下に至った。

軍人230万の死者のうち、60%が餓死であり、
残りの40%も無謀な突撃による死者が多い。
つまり、日本兵の最大の敵はアメリカ軍ではなく、
「日本軍だった」と言わざるを得ない。

原爆や特攻隊すら「マシ」と思えてしまうほどの
生き地獄が、現場の日本兵にはあったのである。



  1. 山田 より:

    この方のブログ読みやすいしユーモアセンスがすごい

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