【5人のシンデレラ】怖い原作「あらすじ違い」教訓グリム/ペロー/バジーレ

童話に隠された教訓

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シンデレラの謎

・鐘がなった瞬間に魔法が解けない
・ガラスの靴だけ消えない
・靴がシンデレラにしか合わない
・父親が途中から登場しない

これらはすべて説明がつく。
それも、単純な理由からだ。

なぜ鐘が鳴った瞬間に魔法が解けない?

よくある誤解は、
鐘が鳴った瞬間にドレスが消えて
素っ裸にならないとおかしい、というもの。

当時の時計は、1時間に4回鳴る。
15分ごとに鳴るので、
シンデレラが聞いたのは23:45分の鐘だった。


0:00までの15分間に、
追いかけられたり、逃げたり、
魔法が解けたりがあった。

素っ裸にはならない

魔法のチカラ(ビビディバビディブー)で
ボロ着がドレスに変化した。
魔法が解けても、ボロ着に戻るだけ。

なぜガラスの靴だけは残った?


もう1つの誤解は、
ガラスの靴も消えないとおかしい、
というもの。

ドレス・馬車・従者などは魔法で「変化」させたが、
ガラスの靴だけは「現物支給」だった。

元に戻るだけ

魔法が解けたら「消える」のではなく、
元に戻る。

ゆえに、
0時になって魔法が解けると
ドレスその他は元の姿に戻るが、
ガラスの靴だけがそのまま残った。

なぜ他の女性が靴を履けない?

シンデレラが小さな足だったのは、
成長できなかったと考えられる。

木の靴


(Wikimedia Commonsより引用)
当時のヨーロッパでは
「木の靴」が珍しくなかった。

しかも、
新しい靴を買ってもらえなかったため、
小さい頃からずっと同じ靴を履いていた。

木は革や布のように伸びない。
成長期にそれを履かされていたので
足が大きく成長しなかったと考えられる。

シンデレラの小さな足は美しさではなく、
虐待の象徴なのである。

なぜ父親は途中から登場しない?

シンデレラの虐待を止めるわけでもなく、
一緒に生活している設定だ。
あまりにも父親の影が薄すぎる……

借金?


父親は「借金」していたのかもしれない。

父親が事業に失敗して多額の借金を背負い、
返済のために大金持ちの継母と結婚した。
継母の経済力に頼って生活をしている……

そう考えると、
母親は治療が受けられずに早死にし、
父親が継母に頭が上がらず、
シンデレラが冷たく扱われるのは
ツジツマが合う。

しかし、
「何故父親がシンデレラを助けないか」は
明らかになっていない。

ペロー版とグリム版

ドイツのグリム版、フランスのペロー版が
2大シンデレラである。

1812年発行の当時は、
現代よりも残酷なことに寛容である。
グリム童話は「大人向け社会道徳」の本なので、
過激な描写が当たり前のように出てくる。

フランス全盛期


(Wikimedia Commonsより引用)
ペロー童話よりは少し後の年代ではあるが、
ナポレオン勢力図を見てもわかるとおり、
当時はフランスがヨーロッパを支配していた。
「フランスが高級、ドイツが低級」
「フランス語が上、ドイツ語が下」の時代であった。

ペローとは?


ペロー(フランスの詩人)は、
太陽王ルイ14世に仕えた宮廷詩人である。
王を褒めちぎる詩を書く仕事をしていた。

ローマ帝国時代に、
フランスは「ガリア」と呼ばれ、
辺境国家でしかなかった。

しかし、今はローマ帝国を超えた。
フランスがいかに優れているか……

それを広めるために童話をまとめた。

グリム兄弟とは?


グリム兄弟は、ドイツの言語学者である。

格下に扱われていたドイツ語をなんとかしようと、
ドイツ文化圏に伝承されている、
ドイツ語の民話を収集した。

詩人の作品であるペロー童話と違い、
グリム童話は言語学者の作品なので、
「堅い」内容となっている。

みすぼらしい名前

日本語だと「シンデレラ」という単語で
キラキラしたイメージを抱きがちである。

しかし……

ドイツ語のシンデレラ


シンデレラはドイツ語で「アシェンプテル」。
アシェン(asche :灰)⇒プテル(被り)で
「灰かぶり」である。

ヨーロッパは北海道並みに寒い地域であり、
当時は炊事も暖をとるのも薪だった。

ベッドを奪われ暖炉近くで寝るしかない……
台所や暖炉の掃除で灰まみれ……
みすぼらしい名前である。

英語だと差別用語


彼女の本名は「エラ」である。

シンダー(cinder:灰)+エラ(ella)で
灰かぶりのエラ……
Cinderella(シンダーエラ)という
アダ名をつけてあざ笑う。

フランス語では「サンドリヨン」(後述)。
(仏:Cendrillon=英:Cinderella)

2つの違い

ペローは詩人、グリムは言語学者である。
童話を完成させる環境も目的も違ったので
同じ題材でも、大きく異なる物語が完成した。

特徴

ペロー版(フランス)はファンタジー色が強い。
魔法で助けられて成功する貴族の話である。
その華やかなフランス色を消して、
ミュージカルを加えたのがディズニー版である。

グリム版(ドイツ)は人間ドラマ色が強い。
自力で成功して復讐までする民間人の話である。

継母・義姉のルックス

ペロー版(フランス)はブサイクで性格が悪い。

グリム版(ドイツ)は
外見は美しいが、性格が醜い。

シンデレラの性格

ペロー版(フランス)は「待つタイプ」である。
か弱いシンデレラを魔法使いや
動物が助けてくれる。
ドレスも靴も自動的に出現する。

グリム版(ドイツ)は「行くタイプ」である。
賢いシンデレラが成功を勝ち取る。
ドレスも靴も「こういうものを」と
自ら指定している。

ファンタジーの有無


ペロー版は「ガラス」の靴、カボチャの馬車、
0時の鐘などのファンタジーが登場する。

グリム版にそれらは登場しない。
※美しい靴は登場する。

王子のストーキング

ペロー版(フランス)は
王子は城から出ずに家来任せ。

グリム版(ドイツ)では
王子自らが靴を持ち歩いて探す。

エンド

ペロー版(フランス)は
義姉にも貴族を世話してハッピーエンド。

グリム版(ドイツ)では
義姉の目が潰れるなど復讐を果たす現実派。

読者

ペロー版(フランス)は
高等教育を受けた上流階級向けの物語。
グリム版(ドイツ)は庶民向けの論文。

食べるだけで精一杯だった時代……
現代のようにスマホも旅行もなく、
娯楽といえば物語くらいしかなかった。
だから童話といえども影響力が大きい。

目的

ペロー版(フランス)は娯楽であり、
グリム版(ドイツ)は教養である。

ディズニー映画は子供向けなので、
ペロー版を元にアレンジした。
現代日本には、
ディズニー版(アメリカ)が普及している。

グリム版あらすじ

バッドエンドでもないが、後味が悪い。
ペロー版のカボチャの馬車や、
「ガラス」の靴などのファンタジーは登場しない。

金持ちの一人娘

病気の母が最期の時に言う。
「いい子でいなさい」
「天国から見守っている」


(http://tra-tra-travel.com/archives/960より引用)
少女は毎日お墓に行って泣いた。
春が来て、父は再婚した。

継母と義姉

義姉2人は外見が美しかったものの、
内面が醜かった。


キレイな服は取り上げられ、
灰色のボロ着にさせられた。


足も裸足である。
あと、かなり小さめの足である。

少女は朝から晩まで
奴隷のようにこき使われた。
さらに、
灰の中に撒かれた豆を拾わせるなどの、
意地悪をされた。

灰かぶり

日の出前に火を起こして食事の用意をし、
暖炉の脇の灰の中で寝た。

灰と埃まみれの薄汚い姿から、
「灰かぶり(アシェンプテル)」とあざ笑われた。

お土産

父親が市場に出かける際、
土産は何がいいか尋ねました。

上の義姉はドレスを、下の義姉は宝石を望んだ。
アシェンプテルは木の枝を望んだ。

実の娘が「灰かぶり」とイジメられていても
見て見ぬフリをするという、
とんでもないダメ親父なのである。

ハシバミの枝


(Wikimedia Commonsより引用)
父親は義姉にはそれぞれドレスと宝石を、
アシェンプテルにはハシバミの枝をあげた。

もらった枝を母の墓に挿して泣くと、
あっという間に根づいて成長した。
やがて白い小鳥がやってくるようになり、
必要な物を投げ落としてくれるようになった。

舞踏会


王子の妃を選ぶために、
国中の若い娘を集めて3日間舞踏会を催す、
とのお触れが出された。


義姉2人はおおはしゃぎになり、
アシェンプテルにドレスを用意させた。

アシェンプテルだけ行けない

義姉2人は着飾って出掛けた。
アシェンプテルが継母に頼み続けると、
灰の中に撒いた豆を
2時間以内に選り分けるように無茶振りされた。

鳩の助け


鳩(アシェンプテルの友達)が助けに来た。
「良い豆は鍋の中に、悪い豆はお腹の中に」

1時間もかからずに選り分け、
飛び立っていった。

約束を反故に

アシェンプテルが継母に豆を手渡すと、
今度は2皿分の豆を1時間以内に
選り分けるようにさらに無茶振りされる。


舞踏会に行けると信じていたのに……
裏口から庭に出て泣いた。

また反故に

また鳩たちが30分もかからずに選り分けると、
継母からまたダメ出しされた。
「ドレスもないし、踊れないでしょ」

継母・義姉が出かけて誰もいなくなった。

白い小鳥


(https://www.pinterest.com/pin/267049452877290208/より引用)
アシェンプテルは母の墓に行き、
ハシバミの木に頼んだ。

白い小鳥がドレスと靴を持ってきた。
どちらにも「銀の刺繍」が施されていた。
急いで着替えて舞踏会に向かった。
徒歩で。

舞踏会(1日目)


継母と義姉の3人は、アシェンプテルの
灰まみれ姿しか知らなかったので、
ドレスに身を包んだ彼女に気がつかなかった。


王子はアシェンプテルの手を取り、
他の誰とも踊らなかった。

王子のストーキング

2人は日暮れまで踊った。
最後に母が言った、
「いい子にしていなさい」という教えを守るために
アシェンプテルは帰りたがった。

しかし王子は、
「家に行って家族に挨拶したい」と申し出た。


アシェンプテルは王子から逃げ、
急いで家に帰って着替えた。
そして、ドレスと靴を木に返した。

舞踏会(2日目)

次の日、白い小鳥は
より美しいドレスと靴を持ってきた。

舞踏会では誰もが
アシェンプテルの美しさにうっとり。
他の男性には「私のパートナーだ」と言い、
彼女とは躍らせなかった。


日暮れが近づくと、
またアシェンプテルは逃げた。
王子は家まで追いかけ、父を待った。


彼らが家の中に探しに行くと、
台所には灰まみれの少女しかいなかった。

舞踏会(3日目)

白い小鳥はきらびやかなドレスと、
「金の靴」を持ってきた。

アシェンプテルのあまりの美しさに、
会場の誰もが言葉にならなかった。
王子は蜜ろうで作った接着剤を階段に仕掛け、
逃げられないようにした。

金の靴

アシェンプテルが日暮れに逃げると、
左足の「金の靴」がくっついて脱げた。
すべて金でできた小さな靴だった。

翌日、王子は靴を持って父親のもとに出かけ、
「金の靴が合う女性を妻とする」と言った。

上の義姉


上の義姉は親指だけ入らなかったので、
継母はナイフで切り落とさせた。
「妃になれば歩くことはないからね」

王子は「この人が花嫁だ」と言い、
馬車で連れて帰った。

指を切り落とせと言う方も
実際にそれをやる方も、
とてつもない強欲があったのだろう。

嘘がバレる

馬車が母の墓の前を通ると、
ハシバミの木の上に2羽の鳩が止まっていた。

鳩が王子に指摘する。
「足が血だらけ」
「本物の花嫁は家にいる」

王子は騙されたと気づいて家に帰した。

下の義姉

下の義姉はカカトだけ入らなかったので、
継母はナイフで切り落とさせた。

王子はまた騙されて馬車に乗せるが、
ハシバミの木にいた鳩に気づかされ、
また家に戻ってきた。

父も継母もアシェンプテルは違うと言ったが、
王子がどうしても譲らなかった。

靴が合った


アシェンプテルは木の靴を脱いで、
金の靴を履いたところ、ピッタリ。
王子が顔を見ると、一緒に踊った少女と気がつく。

王子が「本物の花嫁だ!」と叫ぶと、
継母と義姉の3人は青ざめた。

結婚式

王子とアシェンプテルは教会で愛を誓い合った。


義姉2人がアシェンプテルに取り入ろうとしたところ、
鳩に両目をくり抜かれたところで物語は終わる。

しかし、
ダメ親父や継母のその後には触れていない。

サンドリヨン(フランス)

Cinder(灰)+ella(エラ)=cinderella(英:シンデレラ)
Cendrillon(仏:サンドリヨン)である。

ペロー童話のシンデレラであり、
グリム童話にない魔法などのファンタジー、
「ガラス」の靴や0時の鐘などが登場する。

あらすじ

継母・義姉に虐待され、
舞踏会で王子に見初められる部分は同じだが、
最後に2人の義姉にも貴族を世話するなど、
より平和的な内容になっている。

現代の日本版やディズニー版も
ペロー版シンデレラを元に改変している。

冷酷な父

グリム版の父は単なるダメ親父だが、
ペロー版の父は冷酷である。
もし父に訴えたら逆に叱られるだろう、
との描写もある。


実の娘がこんな扱いなのに、
何もしないゴミクズなのだ。

父は完全に継母の尻にしかれ、
シンデレラは我慢強く耐えるだけ……

魔法使い


魔法使いが登場し、
カボチャを馬車に、ネズミを馬に、
トカゲを従者に、普段着をドレスに変えた。

また、それらは魔法が解けて
「深夜0時に元に戻る」と釘を刺した。

靴だけは現物支給


「ガラスの靴」だけは手渡しの現物支給である。
何かを魔法で変化させたモノではない。
「元に戻る」と釘を刺されてもいない。

つまり、
0時になったらドレスなどは元に戻るが、
ガラスの靴はそのままである。

後のストーリー展開は、
ご存知の通りである。

暗示

小さな靴は処女性を、
午前0時で魔法が解けるのは
過度な夜遊びを戒める暗示がある、と
考えられている。

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灰まみれ猫(イタリア)

バジーレ童話のシンデレラであり、
殺人⇒裏切り⇒ハッピーエンドという、
過激な展開である。

ヨーロッパ最古の昔話集

16世紀 バジーレ版(イタリア詩人・軍人)
17世紀 ペロー版(フランス詩人)
19世紀 グリム版(ドイツ言語学者)

バジーレ版は上記2童話よりも古い文献である。


彼は詩人だが軍人でもあった。
この時代の物語は「大人の娯楽」なので、
エロくて残酷な話が好まれた。

シンデレラに当たる少女は、
「ゼゾッラ」というイタリアっぽい名である。

意地悪な継母


実の母が死んで、意地悪な継母が登場。
悩んだゼゾッラは家庭教師の女性に相談した。

家庭教師から指示を受ける。
「服を探してほしいと頼みなさい」
「衣装箱の中を探している間に
フタを閉めて首を折って殺しなさい」

いきなり殺人⇒裏切り


教えられた方法で継母を殺害すると、
父の大公と家庭教師が結婚した。

しかし、
元家庭教師が実娘を6人もうけると、
ゼゾッラを冷遇し始めた。

お土産

大公は娘たちに、
旅行土産に何が欲しいか尋ねた。

元家庭教師の実娘6人は豪華な物を望んだ。
ゼゾッラは妖精の鳩がくれる物だけを望んだ。


大公は妖精の鳩からナツメの苗を受け取る。
ゼゾッラはその苗を大切に育てた。

魔法の木

その木は魔法の木だった。
木の魔法でキレイに着飾ったゼゾッラは
祭りで国王に見初められる。


従者に追いかけられて逃げる途中、
片方の木の靴を落としてしまう。

靴が合う

国王は国中の娘に靴を履かせ、
ゼゾッラだけが靴に合った。

実娘6人がゼゾッラに嫉妬して幕を閉じる。

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ロードピス(エジプト)

紀元前1世紀に登場し、
最も古いシンデレラといわれる。

強い立場のブスが、
か弱い美人をイジメるのは、
数千年前から「全」世界共通の現象である。

嫉妬

エジプトの屋敷にロードピスという
美しい奴隷が住んでいた。
主人は優しい人だったが、
ブサイクな女召使たちにイジメられていた。


踊りが上手なロードピスに
主人がバラの飾りがついたサンダルを送った。
それがさらに妬みを買う。

王のお祭り


エジプト王(ファラオ)が
民衆を招いて大きな祭りを催した。

女召使たちはロードピスに
たくさんの仕事を言いつけ、
祭りにいけないように仕向けた。

祭りに行けない


ロードピスが泣きながら川で洗濯していると、
大切なサンダルを川に落としてしまう。
岩の上でサンダルを乾かしていると、
ハヤブサが片方を持ち去ってしまった。

王の元へ

ハヤブサは王の元にサンダルを落とした。
王はハヤブサを神の使いと考え、
サンダルに合う娘と結婚すると宣言した。


エジプト王ファラオは
ホルス神(ハヤブサの頭)の生まれ変わり、
と考えられていたからだ。

サンダルが合う

王の家来がロードピスのいる屋敷にくると、
サンダルがぴったり合った。
もう片方のサンダルも持っていたので、
王は宣言通りにロードピスと結婚した。

日本とアメリカ

1000年前には継母イジメ話が、
100年前(明治時代)には和風シンデレラが登場。

近代ではペロー版をディズニーがアレンジし、
それが日本に広まっている。

落窪物語(1000年前の日本)

中納言に5人の娘がおり、
4人(ブス)は正妻の娘で、
1人(美女)は別の母親だった。

虐待⇒求婚

正妻は、その1人を虐待した。
落ち窪んだ部屋に住まわされたので、
「落窪姫」と呼ばれた。

アコギという侍女が少将に落窪姫を紹介すると、
少将が見初めて求婚した。

ところが……

復讐

正妻は少将と自分の娘を結婚させるために、
落窪姫をスケベジジイと結婚させようとする。

しかし、
少将は落窪姫を救い出して正妻に復讐し、
2人は末永く幸せに暮らした。

おしん物語(100年前の日本)

名前を「おしん」とされ、
「おしん物語」として教科書に掲載された。

シェイクスピアの翻訳者である、
坪内逍遥が創作した。

当時はネットもスマホもないため、
姫や王子、靴やドレスに馴染みがない。
そこで、
あらゆるシーンを和風にアレンジした。

武家の娘

おしんは10歳の時に実の母を亡くす。
父は再婚するが、
継母・連れ子にイジメられる。

舞踏会⇒園遊会

ある皇族が園遊会を催した。
継母と連れ子は着飾って出掛けたが、
おしんは連れていってもらえず。

魔法使い⇒弁天様


弁天様が登場し、
炭取りを馬車に、ネズミを馬に、ネコを従者に、
おしんのボロ着を絹の着物に変えた。

そして、
夕方6時には帰るように釘を刺す。

王子様⇒若殿


若殿がおしんを見初めるが、
夕方に帰ってしまった。

園遊会とは、
皇族が開催する社交会のことである。

靴⇒扇子

おしんが忘れた扇子を持って
町を歩き回って探した。

扇子に関しては魔法ではなく、
ガラスの靴と同様に現物支給だった。

大きさ⇒柄

若殿は閉じた扇子を見せて、
「この扇子の柄は何ですか?」
と聞いて回った。


おしんだけが「白波と菊です」と答え、
2人は結ばれた。

なぜ、靴でなかったのか?
当時一般的だった下駄や草履では、
誰でもサイズが合ってしまうからだ。

おしん(朝ドラ)


(https://www.poplar.co.jp/より引用)
朝ドラの最高傑作ともいわれる「おしん」は
逆境に耐える女性の姿を描いた作品である。
シンデレラとは全く関係ないらしい。

ディズニー版(アメリカ)

序盤で「父親も死んだ」ことになっている点が、
ペロー版やグリム版との大きな違いである。
ダメ親父や冷酷な父親を生かしておくと、
子供向けでなくなってしまうからだ。


優しい父親がこの世を去ってから、
継母や義姉たちのイジメがスタートする。

その後は、ペロー版と大差ない。

ハッピーエンドの後は、
父親にも継母にも義姉にも触れていない。

現代の日本

明治時代の「おしん物語」よりも、
ディズニー版が普及しており、
アメリカと同じ解釈になる。

なぜ世界中に500以上の
バリエーションとなって広まったのか?
今では当たり前の「不幸⇒変身⇒幸福」という
王道パターンのエポックメイキングだからだ。

纏足


(Wikimedia Commonsより引用)
もしシンデレラの発祥が中国の伝承であったら、
誰にも履けない小さな靴の説明がつく。

身分が高い証拠


(Wikimedia Commonsより引用)
農作業が必要な場合、纏足できない。
纏足できるということは、
農作業する必要がない身分である。

美しさの基準


当時の中国では、
「足の小さな女性」が美しいとされた。
纏足の素足を見られることは
大変恥ずかしいことだった。

当時の男は素足を出させて恥ずかしがらせ、
興奮して纏足部分に発射していたらしい。
足フェチにもほどがある。

シンデレラ〇〇

惨めな境遇から成功すれば
「シンデレラストーリー」、
どうしても家に帰らないといけない時間は
「シンデレラタイム」、
急に大成功した場合は
「シンデレラガール、シンデレラボーイ」と呼ばれる。

美容体重よりさらにスリムなら
「シンデレラ体重」、
白馬の王子様を待ち続けて売れ残れば、
「シンデレラコンプレックス」と呼ばれる。

シンデレラ曲線


(https://twitter.com/6jigen/status/852160507880525824より引用)
起承転結の基本である。
多くの物語がこの形式をとっている。

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まとめ

シンデレラは結局、
「女はルックス」という教訓でしかない。
もしシンデレラがブサイクだったら、
継母・義姉にイジメられたままエンディングである。

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