【密放流の犯人】2020年問題「ブラックバス釣り」食べる?駆除?

無限増殖

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2020年問題でバス釣りはどうなる?

ブラックバスは淡水版のスズキとも言え、
8種の魚の総称である。

日本の淡水魚界では頂点であり、
極めて獰猛な肉食魚である。
在来種の食害が問題となっている。

害魚として有名

在来種の魚を食い荒らすので、
害魚として有名である。


(http://eldorado.red/?p=1016より引用)
バケツのような口
で魚はもちろん、
海老、蟹、蛙、鼠、イモリ、小鳥など、
動くものなら何でも食べる。


(PHOTOGRAPH BY MONROE MACKINNEY, CATERS)
アメリカ(ミズーリ州では)、
モグラを飲み込んだバスまで釣れた。

バス釣りブーム


(https://www.taikobo.netより引用)
成魚は20~40cmだが、
大きさのわりに引きが強い。
現在はゲームフィッシングで人気がある。
国内には200~300万人のバス釣り愛好家がおり、
1000億円規模のビジネスに成長した。

バサー
「バスは悪くない」
「放流した人間が悪い」
「バスを殺すのは可哀そう」

誰かが密放流すれば大歓迎。
いったんバスが増えてしまえば、

「バスがいるから釣っているだけ」
「命を大切にしろ」
と、無限ループが始まる。

どちらも悲劇


(http://www.pref.akita.jpより引用)
バスの胃の中にはあらゆる生き物
飲み込まれている。

日本の在来種は、突然やってきたバケモノに
パニックになりながら食われる。
在来種はこのバケモノから逃れる術を
知らないからだ。

バスは容易に獲物を手に入れられるので、
爆発的に増えていく。
エサがなくなり、共食いをするハメに。
これはバスにとっても想定外だったことだろう。

2種類のバス

大口バス小口バスである。
英語にするとラージマウスバスとスモールマウスバス。
口の大きさで容易に判別できる。

体がずんぐりしたタイプがオオクチバス。
池や湖など、水の流れが穏やかな水系を好む。

流線型でスリムなのがコクチバス。
高所や河川など冷涼で水流がある場所を好む。


(https://www.choujuhigai.comより引用)
平地の湖沼にオオクチバスが、
高所や河川にコクチバスが分布し、
日本の内水面は制圧された……

オオクチバス


単にブラックバスといえばこちらを指す。
上顎の後端が目よりも後ろにある。

物陰に隠れてじっとしている。
湖沼にいることが多い。

環境的には藻や泥臭さがあるので
食べるならしっかりと下処理をしたい。

コクチバス


オオクチバスとは正反対であり、
流れのあるところを回遊する。

こちらは川に生息することが多く、
流水により筋肉が発達している。
同じ大きさならコクチバスの方が
圧倒的に引きが強くて人気がある。

こちらは環境的な臭みがあまりないので
塩焼きや煮つけでも美味しくいただける。

爆発的な分布

新種であるコクチバスは、
1997年8県⇒1998年14府県⇒2000年には27府県と、
近年に爆発的に広がった。

今までバスと棲み分けていたイワナなどの
清流魚が犠牲になっていく。

現在は全国に広がっている。
オオクチバスはすぐに全国に広がったが、
コクチバスはなかなか定着しなかった。
ただし、
流水・冷水に強い種なので、
標高の高い湖や流れの強い河川にもいる。

食用として輸入


(http://www.hakone-ashinoko.netより引用)
日本の食糧事情が乏しい時期に、
養殖が容易な食用魚として、
川スズキという名で箱根の芦ノ湖に導入した。
ここは閉鎖水域なので拡散はしにくかった。

白身で美味しい魚として紹介されたが、
独特の臭みがあり下処理が面倒
もっと美味しい魚が溢れているため、
食用ガエル同様、見向きもされていない。

下処理が面倒


(http://www.asahi-net.or.jpより引用)
とにかく皮が臭い……
皮を除いて臭みを抑える必要がある。

血抜きをして皮を取り去って、
浮き袋の付け根にある三角形の脂肪を除去。

ナマズ同様に下処理が面倒なので、
釣って食べる人はあまりいない。

淡白な味


(https://bassou.netより引用)
淡白な白身であるため、
フライやムニエルが適する。

しっかり下処理をすれば
美味しく食べることはできる魚だ。

ブラックバス丼


(https://blogs.yahoo.co.jp/minaakitadaより引用)
名神高速の大津SAにバス丼やバーガーがある。


(https://entabe.jp/news/article/2567より引用)
きちんと下処理してフライ・ムニエルなど
油多めのメニューであれば普通に美味しい。


(https://kosuke-kitchen.com/2215より引用)
というか、イオンとかで売ってる
パンガシウスなどムニエル用の白身魚は
ナマズである。
現地でも普通に食べられている魚。

歴史

アメリカから移植されて100年近くもなる。
当時は芦ノ湖と言う山の上の閉鎖環境で
拡散の心配などしていなかった。

しかしその数十年後、
スポーツフィッシングなるものが流行り、
エアーポンプやマイカーで拡散されるとは
まったくの想定外であった……

1925年 芦ノ湖に放流(90匹)
1930年 長崎山梨東京群馬兵庫に放流
1945年 進駐軍により一部拡散
1970年 魚食性が問題となる

釣り具メーカーや個人が放流しまくる

2000年 外来魚の密放流禁止が広がる
2005年 バスが特定外来生物に指定

全国に分布

推進派が隠れて放流している。
誰もいない池などでこっそりと
放流されてしまえば、まず見つからない。


(https://www.tripadvisor.jpより引用)
現在は市街地の池や湖だけでなく
農業用溜め池や山奥の湖沼、
ダム湖や清流にまでバスは分布している。

密放流


(https://epo-kyushu.jpより引用)
いまだに、
小学生が自然観察のために保護している池や、
「養魚池」と表示のある池に放流する
キチガイもいる。

とはいえ、
昔はゲリラ放流など当たり前だった。
個人レベルでテロのように放流していた。

自分だけの釣り場づくり


(http://bunbun.hatenablog.com/entryより引用)
昔はバスの放流が違法ではなかったので、
ヤリたい放題であった。

「近所に池がある」
「そこでバス釣りができるようにする!」
大の大人が目を輝かせてせっせと
クーラーボックスで運んでいた。

釣り具メーカーはもちろん、
近所の釣具屋の親父が精力的に放流。
ブームに乗って大儲けした。
某釣り具チェーンがやってきたと同時に、
急に近所でバスが釣れるようになったとか。

そして、日本中にバスが広がった。

自分だけの「秘密の」釣り場をつくる者も出現。
メジャーな釣り場でバスを確保してから、
山奥の溜め池に放流した。

有名ポイントで10匹釣るよりも、
開拓ポイントで1匹釣る方が楽しい。
彼らにとっては密放流ではなく、
「蜜」放流である。

北海道の密放流


2002年、道東の養殖業者がバス5万匹を養殖。
(この時点では違法ではない)
かつては観賞魚として札幌などの
ペットショップでも購入可能であった。

公認バス釣り場増設を求める署名が
北海道で1万人の署名を集める。

その後、
他魚種の放流における混入が考えられない湖で
バスが相次いで発見されるようになる。
さらに、
移植実績のない場所にまで広がっている。
もはや、密放流以外には考えられない。

越冬条件が厳しいため、
本州よりは生存率は低いが確実に広まっている。

罰則


(https://blogs.yahoo.co.jp/byos2008/23230411.htmlより引用)
飼うだけでも1年以下の懲役、
または100万円以下の罰金。

個人で放流すると3年以下の懲役、
または300万円以下の罰金。

企業犯扱いであれば、
5年以下の懲役、
または1億円以下の罰金。

1999年琵琶湖がバス駆除を本格化


(http://www.pref.akita.jp/ogachikm/nourin/nousonseibi/ikimono/iwaki/iwaki2005.htmより引用)
バサーにとって、
最も恐れていたことが決定……
同様の動きが、全国に波及していく。

巨大化したバス産業界をあげて
100万人規模の署名運動を展開した。

水産庁は「閉鎖水域に限って外来魚を認める」
との妥協案を提示したが、
今度は各学会や環境保護団体の猛反発を受け、
その案は流れてしまった。

琵琶湖は世界で3番目に古い古代湖であり、
そこには多数の貴重な在来種が生息する。
それをバスに食い散らかされては
たまったものではない。

滋賀県に脅迫状(1999年)

「たくさんのバスアングラーが
連日琵琶湖に行くことで、どれだけ滋賀県に
経済効果をもたらしていると思っているのですか」
「バスを琵琶湖に放流し続けます。
その数はハンパなものではないことを
覚えておいてください」

琵琶湖はリリ禁の先駆け


(https://entabe.jp/news/article/2567より引用)
琵琶湖において、
釣ったバスはリリース禁止である。


(http://www.dl.kuis.kyoto-u.ac.jpより引用)
外来魚回収ボックスが釣り場にあるので、
そこに入れる。

ただし2019年現在では、
リリースしたところで注意を受ける程度であり、
リリ禁条例などほとんど機能していない。
普通にリリースしている。

魚粉


(http://oginoseicha.com/topics/post_56.htmlより引用)
回収されたバスは栄養豊富であるため、
肥料やペットフードとして地産地消に
取り組む自治体もある。

ただし、
肥料にするには乾燥させないといけない。
かえってコストが高くなるという意見も。

駆除に推進派と反対派

儲かる地域はもちろん、
釣具屋・釣り具メーカー
バス釣り愛好家は反対派である。

一方、
自然の生態系を重視する人は推進派、
と思われがちだが……

反対派の矛盾

反対派は生態系に影響はないとか、
捕食よりも護岸工事の方が悪影響だと、
もっともらしい理屈を並べる。

しかし、
バス釣りというのは釣り針で痛めつけて
死にもの狂いで暴れさせて
陸に上げて全身やけど状態にする。
仮にリリースしても、10~20%は死ぬ。
自分が同じことをされてもいいのか?

そんな残酷物語をやっていいのは、
子供だけ。
大人になったら卒業しなくてはならない。

バスに恐怖や苦痛を与えて、
残酷なことをしているのはバサーである。
もしバスが言葉を話すことができたら……
文句を言われるのは一般人でなく
保護保護言ってるバサーの方であろう。

賛成派の矛盾

賛成派は在来生物を守るためではなく、
自分たちの利益を守るために
反対しているだけ。

一般人はほぼ無関心……
環境や生態系のことを真剣に考えて
バス駆除に賛成している人なんて、
ほとんどいない。

本末転倒

琵琶湖漁業の水揚げは5億円しかないのに
外来種の駆除に15億円もかけている。

もはや、本末転倒である。

放流に熱心な自治体もある

カネさえ入れば、自然の切り売りも
合法化されてしまう世の中である。

河口湖・山中湖は放流熱心


(http://www.kawag.jp/topics/?id=52&ym=2009-04より引用)
この地域では放流に積極的である。
貸ボート・飲食店・宿泊などで
経済効果があるからだ。

監視員がエリアを巡回をしており、
遊漁券が必要。
バスだけでなく、他の魚も放流しているので
湖全体を「釣り堀」として運用し、
収益を上げている。

自然破壊といえなくもないが、
地域住民の生活もかかっているので
仕方ないかもしれない。

琵琶湖は駆除に熱心


(http://shigahikone.blogspot.com/2010/02/blog-post_03.htmlより引用)
琵琶湖は範囲が広すぎて
河口湖などのように釣り堀的に
管理することは不可能。

バスやブルーギルが増えすぎて
アユやフナなどの重要在来種を駆逐している。
そのため、電気ショッカーなども用いて
大規模にバスを駆除している。

そこで、琵琶湖再生法ができた。

琵琶湖再生法


(https://ebichamaru.naturum.ne.jp/e2562685.htmlより引用)
外来種を駆除して、昔の琵琶湖に戻す。

滋賀県が県予算で数十億で駆除していた。
それを国が数百億支援するもの。

バス釣りは衰退

ルアーの種類が多くゲーム性も高いので
今も釣り業界ではバス関連が最大勢力だが、
今後はさらに縮小傾向にある。
2000年ごろがピークであったが
今は下火になり、半分くらいに落ちている。

バスの数自体も、
駆除や自然淘汰で減少傾向だ。

大人がやらなくなった


(https://www.youtube.com/watch?v=9MRxaeFt-qQより引用)
海から遠くない人は
シーバス・アジング・メバリング
エギング・タイラバなどの海の魚に
移行している。

青物・根物も狙えるし、食べられるし、
型が良ければ引きも強い。

大人がソルトを知ってしまうと、
バスでは物足りなくなる。

子供もやらなくなった


(https://kurmo.naturum.ne.jp/e2460734.htmlより引用)
オレが子供の頃はバス釣りが流行ったが、
道具の値段が高くなり過ぎた。

昔はルアーが数百円で、
竿もリールも1000円程度だった。

現在はルアーが1000円以上で
ちょっといい竿やリールは
何万円もする。
子供が手軽に始められない。

そんなにカネがかかるのなら、
今の子供はテレビゲームをやる。

マスはOK

漁業関連者が儲かるかどうかが、全て。
それだけが駆除するかどうかの
判断基準になっている。
(場所によってバスがOKなのがその証拠)

結局は、カネがすべて。
誰も環境のことなど興味がないのだ。

ニジマス


(https://forum.americanexpedition.usより引用)
バスは「特定外来種」で放流NGだが、
ニジマスは「要注意外来生物」であるので
許可があれば放流できる。

見た目もキレイで美味しい……
一般人のイメージも良い。
本来はその理由でOKしてはならないのだが、
やはり一般人の意見は強い。

食事の違い

ブラックバスは口が大きいので
水生昆虫から小魚から何でも食べる。
漁協が管理している魚や、
その餌も食い散らかす。

ニジマスは口が小さいので
アユだと大きすぎて被害が少ない。
ワカサギを多少食べるが、
適水温が異なるので被害は少ない。

バスよりは環境へのダメージが
少ないとされている。

繁殖

バスは汚い池でも繁殖できるが、
ニジマスは清流を好む。
バスよりも繁殖力が弱いので
毎年放流しないと釣りの対象魚とならない。

ニジマスは本州で自然繁殖が難しいので、
一代限りでいなくなってしまう。
北海道や寒冷地のみ一部で
外来種を脅かしている程度である。

十和田湖のヒメマス


(https://www.akitafan.com/special/kouyou/spot/24359より引用)
結局はカネになれば問題にならないし、
カネにならなければ問題になるだけ。


(https://ja.wikipedia.org/wiki/より引用)
ヒメマスは美味しくて、高く売れる。
十和田湖にヒメマスを放流した和井内貞行は
地元では偉人扱いされている。
そこにブラックバスを放流すれば
逮捕されたあげくに、キチガイ扱いだろう。

この湖にはもともと魚がいなかったので、
生態系への影響もほぼナシ……
外来魚で大成功した例である。

実は外来種だらけ


(https://zukan.com/fish/internal138より引用)

バスがワカサギを食害して問題になるが、
そのワカサギだって外来種である。

全国の河川にいるアユだって、
琵琶湖の在来種を毎年放流しているだけで、
「準」外来種ともいえる。
渓流魚も同じで、「準」外来種だらけ。

ヘラブナだって外来種のようなものだ。
ブルーギルなんか国が導入して大失敗、
でも失敗を認められずに暗黙の了解で放置。
目も当てられない……


(https://tansuigyo.net/a/x-129.htmlより引用)
小学校の頃、
2月に近所の池に釣りに行ったら
10秒に1匹ペースでギルが釣れた。
バスなんかより、ギルの方が深刻。

バス釣り業界の主張はどうか?

ブラックバスの正当性を強調するが、
果たしてそれは正しいと言えるのか。

バス釣り擁護派は、
ブラックバスが悪くないことを主張するが……

在来種を食い尽くした例はない


(https://www.youtube.com/watch?v=7nLv_mrn7OUより引用)
ブラックバスの影響により、
在来種は激減しているのは事実である。

小さな湖沼では種の存続ができないレベルまで
在来種が食い尽くされている。
全滅しない=問題ない、とはいえない。

1992年禁止以前は単なる移植である

それ以前から、生態系への影響は
すでに周知に事実であった。

たとえ禁止されていない期間であっても
一般人によるバスの放流は合法というよりは、
「脱法」と表現すべきである。

密放流でなく試験研究用のバスが拡散した

ブラックバスが全国に広がった原因として
試験研究用の個体であるというデータはない。

在来種の激減は環境破壊による


(http://blog.livedoor.jp/aunkunori/archives/51570995.htmlより引用)
ブラックバスが悪いのではない、
悪いのは人間だ……論点がズレている。

あくまでもブラックバスによる食害を
問題としているのであり、
公共事業う開発による環境破壊は、
ブラックバスとは別の問題である。

養殖魚などへの混入


(https://ebisen.hamazo.tv/e7321156.htmlより引用)
琵琶湖アユの放流で混ざっていたり、
水鳥の足に卵がついて拡散した、
との意見が出た。

アユの放流で混入する率は著しく低い。
水鳥の足うんぬんは、
根拠となるデータがなく検討に値しない。

ゾーニング


(https://takuzodekigoto.hamazo.tv/e1795873.htmlより引用)
ブラックバスが居てもよい水域と、
居てはいけない水域を区別すべきという意見。

バスの卵や稚魚はとても小さいので、
水路などでつながっていれば、
移動や根絶の阻止は不可能である。

また、
一般人はそこまでしてバスの水域を
確保してほしいと考えていない。

他の外来種

ミドリガメなどの他の外来種は
駆除しないのか?という意見。

こちらも論点がズレている。
ブラックバスの食害を問題にしているのであり、
他の生物の話題ではない。

根絶は不可能なので有効利用を


(https://colocal.jp/topics/think-japan/tsukuru/20140930_37442.htmlより引用)
下処理の煩雑さにより普及しなかったが、
もともと食用であった魚である。
なんとか家庭レベルで有効利用したいものだが……

今の日本では食料危機でも起こらない限り
誰もバスに見向きもしない状態だ。
食用で流通させるのは現実的でない。

2020年問題


(http://clearwaterproject.info/2018/05/11/4303より引用)
2020年から国家予算でバスなどの
外来種を根絶する計画である。
「全国でリリース禁止」が実施される。

たとえ回収ボックスなどなくとも、
リリースは禁止となる。

これによって、釣ったバスは殺すか
持ち帰って食べるかしかできなくなり、
「バス釣り終了」との見方がある。

参考までに、
宮城県のブラックバスに対する考え方を示す。

外来魚の定義

Q:なぜブラックバスだけを悪者にするのですか?
ライギョやニジマスだって
魚食性の外来魚だと思うのですが?

A:本県ではライギョやニジマスが大繁殖して
在来魚が激減した事例はありません。

ところがバスは至る所で繁殖し、
食害により伊豆沼などでは
在来魚の漁獲量が激減しています。

そのため、バスを駆除しております。

生息域拡大原因

Q:バスは内水面漁業協同組合が
実施しているアユやへらぶな等の放流に混入して
拡散したのではないですか?

A:アユやへらぶな等の放流に混入して
拡散した可能性は否定できませんが、
漁協がアユ等を放流していない閉鎖性の強い溜池まで
バスが拡散していることから、
漁業関係以外の人が
密かに放流したものと考えております。

在来魚の減少

Q:在来魚の減少はバスによる食害ではなくて、
生息環境の悪化が原因ではないのですか?

A:環境悪化も原因の1つであることは考えられますが,
バスの食害が過小評価されるものではありません。
大きな環境変化がなくても、バスの出現以降、
在来魚が急激に減少している事例が本県にはあります。

Q:在来魚の減少原因のデータがないのに
「害魚」として扱うのはおかしいのではないですか?

A:本県では、内水面水産試験場が伊豆沼をはじめ
いくつかの湖沼で魚類相の変化についての
継続的な調査を実施しており、
在来魚減少はバスの食害によるものであると
実証しております。

生態系に影響ない

Q:バスが移入されると一時的には増えますが、
やがて、減少して安定します。
したがって、在来魚を食べ尽くすことはなく、
バスを含めた生態系が形成されると思いますが?

A:それは安定したのではなく、
餌となる小型魚が激減した結果、
バスの繁殖に支障を及ぼし、
個体群が縮小している状態です。

さらに、バスの減少安定後もバスがいる限り、
残った在来魚はバス侵入以前のレベルに
回復することはありませんし、
この過程で絶滅が危惧される在来魚もおります。

特に、閉鎖性水域では在来魚にとって
バスの存在は致命的な脅威となり、
バスという動物相の単一化に向かうと考えられます。

外来魚の駆除

Q:もう既に宮城県全体に生息しており、
完全駆除は不可能なので、
無駄に税金を使うべきではないと思いますが?

A:河川水域において、現在の技術では
完全駆除は難しいと思いますが、
溜め池等では水抜きにより完全駆除が可能です。

本来であれば、放流を行った者が
駆除費用を負担すべきですが、
その特定が困難なため、被害を受けている者や
生物に対して国や県が支援や救済を行うものです。

バスの利用

Q:漁業権魚種に設定すれば多額の遊漁料が徴収でき、
これを環境保全や在来魚の保護に充てることができます。
さらに、バス釣り関連産業(釣具屋・宿屋・コンビニ等)を
活性化させ地域経済に寄与しているのではありませんか?

A:密かな放流により全国に拡散し
在来魚の存続に重大な影響を与えているバスを、
漁業権魚種にして、県内の公有水面に
温存させることは出来ないと考えております。

また、バスを容認することにより、
ルアーフィッシングの新たな対象種として
第2第3の外来魚が移植され、
豊かな生態系が破壊されることも懸念しております。

Q:キャッチアンドリリースは
少年犯罪の抑制にも効果があると思いますが?

A:日本列島という豊かな生態系の中で
成立してきた淡水魚類相の貴重さを理解させることや、
ヤマメやイワナ等のキャッチアンドリリースを含む
自然を大切にしながら釣りを楽しむ方法を
教えることの方が大切と考えております。

リリース禁止について

Q:リリースが禁止されると釣りをする者が減少し、
逆にバスが増えるので、リリース禁止をしない方が
在来魚を守るためにも効率的であると思いますが?

A:釣ったバスを放流しても1割から2割は
死亡するとされています、仮にバスの釣り人が
9割減ったとしても、残った1割の方が釣り上げた
オオクチバスをリリースしなければ
効果は充分得られると考えております。

在来魚を守るための活動は一部の人だけが行うのではなく、
多くの人が、それぞれの立場で、
可能な活動を行うことが大事です。
自分が釣ったバスの持ち帰りを実行することが
在来魚の保護に沿った行動であると考えます。

Q:キャッチアンドリリースをルールとしたバス釣りは、
既に定着した国民的レジャーであります。
キャッチアンドリリースをするかしないかは
個人の自由であり、人々の楽しみを
奪うべきではないと思いますが?

A:有害外来魚駆除の一環として生態系維持の立場から、
ブラックバス、ブルーギルのみリリースを規制するもので、
釣り自体は禁止しておりません。

また、日本の在来魚に対するキャッチアンドリリースを
否定しているわけでもありません。
個人の自由のために、
人類共通の財産である生態系が破壊されることは
認容されるものではないと考えております。

Q:バスはゲームフィッシングの大切な相手であり、
生き物の尊厳と愛護の精神からも
無駄な殺生は避けるべきではないのですか?

A:密かに放流されたことなどによって
全国に広がったバスが他の生き物の存続に
重大な悪影響を及ぼしているため、
各地で駆除を行っています。

本来、存在しなかった魚によって在来魚が食害に遭い、
絶滅の危機に瀕している事実がある以上、
バスの駆除を無駄な殺生とは考えておりません。

Q:リリース禁止により釣り場周辺環境の悪化が
懸念されるので、生け簀の設置等の対応が
必要ではないのですか?

A:釣ったバスについては、
各自で処分する事が原則と考えており、
生け簀設置については考えておりません。

釣ったバスの所有権は釣り人にあり、
周辺に捨てることは不法投棄にあたります。
キャッチアンドリリース禁止の規制は
持ち帰りを強制しているわけではなく、
個人のモラルの問題として
対応してもらえるものと考えております。

Q:キャッチアンドリリース禁止を
守らない場合は罰せられるのですか?

A:キャッチアンドリリース禁止は、
内水面の資源保護を図るための
知事の諮問機関である内水面漁場管理委員会が
発動する指示であり、指示は守る必要があります。

指示を守らない人に対して、
知事が指示を守るよう命令しても、
なお従わない場合には罰せられます。

ゾーニングが解決策

Q:完全駆除は不可能であるので、
キャッチアンドリリースできる水域を設けて
共存を図ってはいかがですか?

A:限定的にキャッチアンドリリースが
できる水域を設けたとしても、
水路等で他の河川や湖沼とつながっていることが殆どであり、洪水や事故によりバスが散逸する危険性があります。

また、技術的にもバスの稚魚を
排水口から完全に流出させないことは困難であり、
そのために河口湖等では多大な労力と経費をかけていますが、
100%の効果は得られておりません。
現段階では、ゾーニングを行っても
隔離の効果が乏しいと考えます。
(宮城県「ブラックバスなどのキャッチアンドリリース禁止に対する県の考え方」より引用)

まとめ

外来種だろうが、在来種だろうが、
結局は獲り尽くすのが人間である。

外来種を根絶するのなら、
ピラニアが密放流で増えまくって
子供が次々に食われるくらいの被害が必要。
そのくらいしないと、誰も本気で考えない。

人間「バスは生態系に悪影響」
琵琶湖「駆除だ駆除だー!!」
バス「生態系に一番悪影響なのは人間や!」
人間「ぐぬぬ……」
ジャンボタニシ「そうだそうだー」



コメントをどうぞ!(誹謗中傷はNGです)

  1. 釣った魚は食べる人(毒魚以外) より:

    メダカがメダカの卵や稚魚を食べる様に魚の共食いは珍しくないです。
    綺麗な川のバスは臭みがなくて美味しいですね。私はよく釣って食べてます。
    でも、生きたまま持って帰れるならまだ美味しくできるのですが禁止されてからは食べる機会が減りましたね。
    日本人は川魚食べなくなったから勿体無いなとよく思います。
    川には鯉が馬鹿みたいにいるので食パンで釣って持ち帰って食べてるうちに人を見たら逃げる様になりました(苦笑)

    • 管理人管理人 より:

      自分も川で魚とって食べたりよくしました。
      (子供のころ、野生児とよく言われました)

      でも鯉を食べるとは、ワイルドですね。
      よく考えたら簡単に捕れるし、
      ボリュームもあって良質なタンパク源ともいえます。
      じっくり煮付けたら旨そうですねw

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