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【なぜ戦争好き?】アメリカ「したい理由は1つ」強さと歴史

なぜアメリカは戦争が好きなのか?

儲かるからである。
といっても武器を売って
儲けるだけではない。

アメリカが正義として参戦するために、
どうやって相手を悪者にしてきたか……
その「手口」を披露しよう。

戦争ばかり起こしては「世界の警察」どころか
「世界の悪者」にしかなれないからだ。

(Record Chinaより引用)


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メキシコ(19世紀中盤)

テキサスを巡るアメリカとメキシコの戦争であり、
米墨(べいぼく)戦争とも呼ばれる。
インディアンを片付けた後、
国としては最初の犠牲者である。

メキシコがアメリカの挑発に乗ってしまい、
戦争するキッカケを作ってしまった。
そして、テキサスだけでなく
カリフォルニアまで失った。

メキシコが独立


(Wikimedia Commonsより引用)
この頃のメキシコは、
アメリカと同じくらい広い領土だった。

スペインから独立を果たしたばかりだが、
大統領が年に4回も変わるほど混乱していた。
革命による疲弊と弱体化により、
テキサスまで統治する余裕がなかった。

地質調査により、
テキサスには油田がありそうだ……

正義の鉄槌が必要かしら?

テキサス共和国


(Wikimedia Commonsより引用)
メキシコの混乱に乗じて、
多くのアメリカ不法移民が流れ込み、
テキサスを占領、独立を宣言した。

ここで成立したテキサス共和国は
その後、アメリカに併合される。

得意の挑発


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
メキシコは国境をヌエセス川以南と主張。
アメリカはリオグランデ川以北と主張。
川の間で境界論争が勃発した。

メキシコをシカトして、
ヌエセス川以南にブラウン砦を築いた。

宣戦布告


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
キレたメキシコ軍が
アメリカ兵を捕えると、大義名分を得た。
領土を侵されたとしてアメリカが宣戦布告。


正義の鉄槌を下す時
が来たのである。

正義の鉄槌


アメリカ軍は最新式ライフル、
メキシコ軍は旧式の小銃……
やる前から勝負は決まっていた。

宣戦布告からわずか10ヶ月で
テキサスに続きカリフォルニアを制圧、
そして首都メキシコシティが陥落。

この戦争における戦死者数は、
アメリカ兵が1700、メキシコ兵が25000であった。
もはや戦闘とはいえず、袋叩きである。

踏んだり蹴ったり


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
メキシコは国土の1/3を失った。
残った領土は荒地ばかりの不毛の土地。
サボテンしか生えてない、みたいな。

その後、
テキサスでは莫大な油田が発見された。
続いて
カリフォルニアではゴールドラッシュ……
アメリカは大いに潤った。

この5年後に、次のカモを探して
ペリーが黒船に乗って太平洋を渡ることになる。

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ハワイ(19世紀終盤)

アメリカの次の標的はハワイだった。
対アジアの勢力拡大に、
重要な位置だったからである。
真珠湾に港を開き、拠点としたい。

ハワイ王国ではすでに憲法が制定され、
投票によって国王を選定していた。
各国からも承認を受ける独立国家であったが……

企業が進出

サトウキビのプランテーションを展開し、
アメリカ系移民が徐々にチカラをつけた。


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
さらに、
真珠湾の軍事利用を勝手に進めた。
ハワイに関しては、軍事力がゼロに等しいので
正義の鉄槌を下すというよりは、
現地をシカトして強引に進めた。

ちなみに、
真珠湾はワイキキからそんなに遠くない。
興味があれば簡単に行ける。

ハワイ連盟


(Wikimedia Commonsより引用)
政治力と武力により、
カラカウア国王を退位させる。

ハワイ人・アジア人には選挙権を与えないなど、
ムチャクチャな新憲法を制定。
白人だけの民主主義(?)が成立した。

ハワイ王国滅亡


(Wikimedia Commonsより引用)
私邸から武器発見
という大義名分で、
戦艦ボストンに女王を幽閉。


(Wikimedia Commonsより引用)
捕えたハワイ人200名の命と引き換えに
女王をも退位させられ、王国が滅亡……
ハワイ共和国の成立を宣言した。
共和国w

ちなみに、
武器発見を大義名分にするメソッドは、
現在でも使われている(後述)。
多少の武器はどこにでもあるし、
得意の屁理屈拡大解釈でどうにでもなるからだ。
(中東はコレで叩き潰された)

ハワイ共和国


(Wikimedia Commonsより引用)
パイナップルなどの南国フルーツ産業も
プランテーション化して牛耳った。

その後は、国技のアメリカ合衆国併合。
現在のハワイ州となった。

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日本もハワイを狙っていた


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
当然、日本もハワイを狙ってはいたが、
アメリカに先を越されてしまった形だ。
(日本なら鬼畜な所業をしないだろうが)

もしハワイ諸島を日本領にできたならば、
日本の最高峰は富士山(3776m)ではなく、
マウナ・ケア山に変更だ。

金剛岳(ダイヤモンドヘッド)が
羽合県のランドマークとなり、
沖縄以上の観光地となっていただろう。

真珠湾に攻撃を仕掛けたのも、
アメリカだったはず……

と、冗談はそこまでにして、
ハワイに軍事拠点を得たアメリカは、
アジアにターゲッティングする。
次は、日本だ。

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日本(20世紀前半~中盤)

もっとも強烈な正義の鉄槌を下された国……

アメリカという国は儲かるかどうかで、
敵にも味方にもコロコロ変わる。

第一次世界大戦では日本を支援し、
第二次世界大戦では日本を叩き潰した。

第一次世界大戦

日露戦争や第一次世界大戦において、
アメリカは日本を支援した。

アメリカは勝利こそした。
ところが1930年代の世界恐慌のおかげで、
アメリカはカネが足りない状態だ。
物「だけ」が余ってしょうがない……
どこか売る先はないか?

ブロック経済


世界恐慌から復活するために、
植民地を持つ英仏は経済圏をブロックした。
日本・ドイツ・アメリカは
世界市場から締め出されてしまった。

その後、
中欧・東欧での消費は、ドイツがブロック。
中国・アジアでの消費は、日本がブロック。

あら可愛くない……
正義の鉄槌
が必要かしら?

どこに鉄槌を下すか?


英仏独露、そして日本……

この中ならば、日本をブッ叩いて、
赤い部分を掌握したくなる気持ちがわかる。
一番弱そうだし。

とはいえ、
もっとも美味しいのはドイツ
中欧・東欧市場が手に入る。
ロシアにも進出しやすい。
「欧州の問題児」を退治した功績で
英仏植民地を含む世界市場すら視野に入る。

そのためには、英仏に借りを作らず、
アメリカが「自力で」ドイツを
倒さねばならない。

しかし……

アメリカ国民は戦争反対

アメリカ経済は今のところ内需が好調
世界恐慌でポシャッたとはいえ、
中米・南米市場もあったからだ。

国民は戦争に「まったく」乗り気でなく、
むしろ戦争反対ムードである。
それは当然だ。
コロナショックで株が大暴落しても、
投資家が大損しただけで、
一般人は今まで通り生活しているはず。

世界恐慌から復活したいとはいえ、
生活に不自由していないのだから、
命まで投げ出す気になるわけがない。


(Wikimedia Commonsより引用)
そもそもルーズベルト大統領だって
戦争しない公約で当選した……
アメリカから戦争を仕掛けると、
世論が猛反発してしまう。

そこで、相手を悪者にする作戦に出た。

ドイツを挑発


(Wikimedia Commonsより引用)
ドイツから宣戦布告させれば、
アメリカ国民の正義感に火がつく。
ホロコーストで悪名高いドイツから
宣戦布告させたい……

正義の鉄槌を準備せねば。

威嚇射撃


(Wikimedia Commonsより引用)
アメリカはドイツ潜水艦に威嚇射撃!
狙い通りドイツ海軍が激怒

しかし、
ヒトラーがアメリカの意図を見抜いており、
ドイツ政府はシカトした。

ホロコーストなどのキチガイ行為は論外だが、
政治家としては天才と言わざるを得ない。

極度の精神論で動いた日本と、
天才的な理論で動いたドイツはレベルが違った。

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アジア市場へ

ドイツは挑発に乗ってこなかった……
残るは中国市場である。
日本をどげんかせんといかん。

しかしドイツ同様、
日本も挑発に乗るほどバカではなかろう……
アメリカ国民の世論も戦争反対ムードだし。

そこでリャオトン半島の鉄道など、
日本に満州の共同経営を申し出ることにした。

共同経営を断った


(Wikimedia Commonsより引用)
アメリカは冷静であった。
いきなり全部をブン取らなくても、
市場を拡大させれば済む話だ。

しかし、
日本「満州は日本だけで統治すべき」

日本は共同経営の話を突っぱねてきた。
アメリカとの戦争よりも、
アメリカとの協調を模索すべきであったのに……

この可愛げのない態度に、
アメちゃんが激おこプンプン丸に変身。
正義の鉄槌
が必要かしら?

陸軍が暴走

欧米列強がヨーロッパ戦線に集中し、
アジアが手薄になると……
この大チャンス(?)で陸軍が暴走した。

マジメに中国民の近代化を支援し、
中国軍より信頼されていた部隊すら多かったのに、
虐殺・化学兵器・人体実験、そして強姦……
人民の解放でなく、性欲を解放してしまった。

日本陸軍の中に、
アメリカの予想を上回るバカがいたのである。

日中戦争は大義名分がない


天皇や政府の意向を無視して
日本陸軍が「独断で」朝鮮から中国に攻め込んだ。
前代未聞の事態にもかかわらず、
それを英雄視する異常な風潮となる。


(Wikimedia Commonsより引用)
日中戦争の勝利をチョウチン行列で祝うなど、
マスコミやプロパガンダで日本国民も洗脳されていた。
日本は国連を脱退までして、
手当たり次第に戦争を仕掛けまくる。

もう、国全体がおかしい……
現代の北朝鮮並みの問題児であった。

政治家も口封じ


(Wikimedia Commonsより引用)
五・一五事件、二・二六事件などで
戦争中止を口にすれば暗殺……
日本は政治家が黙ってしまっていた。

中国を救うという大義ができた。
アメリカがこの大チャンスを
見逃すはずがない。

日本を挑発

アメリカ
「中国から撤退しろ」
「撤退しないなら石油をストップする」
最初から最後通告をしてきた。

石油がなければ「何も」できない。

正義の鉄槌が準備できているので、
もはや「超」強気である。

究極の選択


・アメリカに勝って石油を手に入れるか
究極の選択を迫られた。

中国から撤退すれば、
今まで多大な犠牲を払って
手に入れた利権や領土がパーになる。
この利権があったからこそ、
世界恐慌から5年で復活できたのだ。
(アメリカは25年かかった)
それを手放す気にはなれない。

しかし、石油がないと戦争を継続できない。
日本は「すべて撤退」するハメになる。
というか、
国内外の経済活動そのものが危うい。

アメリカは余裕


(Record Chinaより引用)
日本が引き下がるのならそれでよし。
噛みついてきたら叩き潰すだけだ。

とはいえ、
日本がアメリカに勝つのは不可能である。
そのうえ、
中国に大量の戦力を置いたまま
太平洋でアメリカの相手をするハメになる。
とても片手間で戦える相手ではない。
日本が10個あっても全然足りない。
30個でもディフェンスが精一杯だ。

天皇や政府は中国市場を諦め、
アメリカの要求を受諾する結論を出した。

ところが……

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太平洋戦争が勃発(1941年)

極度の精神論により、陸軍が猛反発した。
「死んだ兵士に申し訳ない」
「大和魂に比べ、アメリカ人は軟弱」
「神国日本が世界を統治すべき」

日中戦争が太平洋戦争の引き金を引いてしまったが、
政治家は暗殺が怖くて何も言えない。

受験生のキミは、
「イクよ(194)一発(1)太平洋!」と覚えよう。

見栄の張り合い


海軍はアメリカの実力を知っていたが、
腰抜け呼ばわりされたくないので
陸軍の暴走を止められなかった。

そこへ、
兵器を売って儲けたいミツウロコなどの
財閥がバカ共の炊き付けにうまく成功。

結局、陸軍・海軍の見栄の張り合いという
信じられない理由で開戦へと進む。

今回は規模が大きい


正義の鉄槌
を、下す時は来た。
「中国を救う」という大義名分もできた。

しかし今回はあまりに大規模である。
軍事費が足りない……
予算の編成には国民の理解が必要だ。
長期戦の場合には、国民に戦時国債を
買ってもらわねばならない。

しかも、
アメリカ国民は戦争反対の世論である。
繰り返すがルーズベルト大統領は、
戦争しない公約」で当選した。


アメリカ人は日本人では考えられないくらい、
「正義」にこだわる国民性である。
そのココロに火をつけておかねばならない。

……と思ったら、
日本がそれを勝手にやってくれたw

真珠湾攻撃


アメリカの挑発にまんまと乗せられ、
日本から攻撃を仕掛けてしまった。
しかも、宣戦布告なしの奇襲……


卑怯な騙まし討ちを知った途端、
戦争に乗り気でなかったアメリカ国民が怒り狂った

もはや正義の鉄槌では生ぬるい……
神の裁きが必要である。
「USA!!USA!!USA!!USA!!USA!!USA!!USA!!」

映画化決定!


正義のアメリカが、悪の日本を倒す……

ハリウッド映画のように
わかりやすい構図になってしまった。

袋叩き⇒原子爆弾


詳細は省くが、太平洋戦争では、
30倍の戦力差で徹底的に叩き潰された。

そのうえ、
日本陸軍の司令部がバカ過ぎて、
日本兵の死者230万人(餓死者140万人)だった。
アメリカ軍の10倍以上の死者を出した上に、
愚劣な作戦が原因で60%以上が自滅なのである。

最前線の日本軍兵士は世界トップクラスに
優秀だったにもかかわらず……

【愚将ランキング】第二次世界大戦「日本陸軍3バカ」太平洋戦争
第二次世界大戦の愚将ワースト3。【優勝】  東條英機【準優勝】 寺内寿一 ・黒島亀人【3位】  陸軍3バカ上層部のバカ共に文句も言えず、犬死にさせられた若者たちの無念を晴らすべく、「あえて」ボロクソに批判しようと思う。...

ベトナム戦争(1955-1975)


第二次世界大戦の後はベトナム戦争だ。
収穫もなく、ズルズル長引いた戦争だった。

フランスが南ベトナムから撤退すると、
アジア市場にスケベ心を持ったアメリカが
言いなり政権を樹立するために便乗し、
南ベトナムを支援した。

ゲリラに苦戦


北ベトナム軍はジャングルを知り尽くしている。
そのうえ、地下トンネル作戦で神出鬼没……
密林でのゲリラ戦では自慢の兵器が役に立たず、
返り討ちにされた。


また、
一般人とゲリラの見分けがつかず、
罪のない村人を含めて皆殺しにしたり、
空爆で見えやすくするために
ジャングルに枯葉剤を撒いて
奇形児が多発するなど、
鬼畜な所業も目立った。

これでは正義の鉄槌といえず、
アメリカ国民もNGムードになった。

アメリカが撤退


この戦争には、正義も大義名分もない。

長引くほど、国内世論が戦争反対に傾いた。
アメリカ軍は長期戦にも最強であるが、
アメリカ政府は長期戦に弱いのである。

さらに、
目測を誤って南ベトナムの腐敗政治を助長し、
退散するハメになった。
アメリカにしては珍しく失敗した。

ベトナム戦争で懲りたアメリカは、
しばらく大人しくしていたが……

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湾岸戦争(1990年)

ベトナム戦争から25年……
そろそろ戦争しないと軍産複合体が困る。

アメリカはイラク(フセイン政権)を
反イランの立場で支援したが、
役立たずと判明したら、叩き潰した。

先の世界大戦でどこかの国が
同じパターンでやられたのを思い出す。

イラン・イラク戦争(1980年)

イランは中国・ロシアと手を組んでいるので
原油価格を思うようにコントロールできない。

しかも、
イランはシーア派国家(過激)である。
原理主義なのでテロの脅威もある。

正義の鉄槌が必要ダ……
しかし今回は大義名分がないし、
緊急事態でもないので代理戦争でOKダ。

アメリカも過去の失敗を学習して、
直接手を下すのは控えている。

イラクを支援


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
イラク(スンナ派国家)と
イラン(シーア派国家)は犬猿の仲である。

アメリカはイランの石油利権を奪うため、
イラクをそそのかして戦争を仕掛けさせた。
アメリカはフセイン政権を支援し、
多額の融資や大量の武器を援助したのである。

フセイン大統領とは?


(Wikimedia Commonsより引用)
当時のイラク大領領である。
クルド人虐殺に化学兵器を使用、
また対立するシーア派虐殺など残虐な独裁者だ。

しかし、
石油の儲けを一族で独占するいっぽうで
国有化し、富の分配もした。
砂漠をウロついていただけの民族に、
文明生活をもたらした。
国中に電線や道路を張り巡らせ、
農業を機械化し、近代国家にした。

ヒトラー同様、
残虐だが有能な政治家でもあった。

でも役立たず


イラク軍は予想以上に弱かった……
アメリカがバックアップしたにもかかわらず、
勝敗もハッキリしないまま停戦となってしまう。

フセイン政権は、想定外の役立たずだったので
見捨てることにした。
こんなヘタレ供などさっさと始末して
アメリカが首脳陣を送り込んだ方がマシ。

イラクの財政難


イラクはアメリカに多額の借金を抱えた。
イランからブン取った石油の儲けで
返す予定だったが、頓挫した。

返済の延長を打診するも、アメリカは拒否
(このあたりの駆け引きが巧みである)
さぁ困った……

イラクは輸出の90%が石油であり、
他に産業などない。
石油でしか復活する手段がない。

油田開発


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
そんなタイミングで、
クウェートがルメイラ油田
イラクとの国境付近に開発、採掘を開始。

クウェート侵攻


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
フセインが激怒した。
「イラクの分も吸い取ってる!」

クウェートにある大量の石油もブン取れば、
借金は一気に解決する……
イラクはクウェートに攻め込んだ。

大義名分


クウェートの油田が火の海になった。

クウェートを助けようw
こうして大義名分を得て、湾岸戦争に続く。

余った武器の在庫処分ができれば
それだけでも旨味がある。
どこかで揉め事が起れば、それでOKダ!

正義の鉄槌を下す時がきた。

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撤退を要求

国連がクウェート侵攻から撤退を要求。
しかし、イラクが拒否した。

アメリカにとって、イラクはもう用済み
叩きのめして戦争で儲け、
息のかかった人材を送り込みたい。

……とその前に、
全世界の世論に火をつけておく必要がある。
こう戦争が連続すると世界の世論が
反アメリカになりかねないからだ。

ヤラセ

ナイラという少女が
「イラク兵がクウェートの病院にまで攻めてきた」
「赤ちゃんを保育器から出して殺したのを見た」
と泣きながら訴える映像を世界に配信した。


ちなみに彼女は、
クウェート駐米大使の娘であり、
一度もクウェートに行ったことがないw


また、
水鳥を原油まみれにして、撮影。
これも世界に配信した。
おいおい、可哀そうなことするなよ……
ちなみに、
この原油はアメリカの誤爆で海に漏れたもの。

この時はヤラセだと発覚していないので、
アメリカ国民は怒り狂った。
世界の世論もイラク=悪者と勘違いした。
もちろん、日本人も勘違いさせられた。

正義(?)の鉄槌


アメリカを中心として、
35ヶ国の多国籍軍が空爆(砂漠の嵐作戦)。
次いで、地上戦(砂漠の剣作戦)。
イラクは袋叩きでボロ負けし、すぐ撤退。
完全に弱い者イジメ

ちなみに、
戦死者数は多国籍軍が300人ほど、
イラク兵は30000人ほど。
死者の比が1:100……
もはや戦争とは呼べず、一方的な虐殺だった。

ちなみに、後のイラク戦争では
「イラクの自由作戦」を大義名分にしたが、
クウェートも同レベルの独裁国家である。
日本と同様、
従っていれるので何もされないだけ。

新兵器のオンパレード

湾岸戦争は、新兵器の展示会も兼ねていた。
この戦争は軍産複合体(後述)によって、
仕組まれた戦争だったのである。

迎撃ミサイル・パトリオットはもちろん、
劣化ウラン弾という名のミニ核兵器、
ビーム兵器、電磁レールガン、プラズマ兵器など、
聞いたこともないような武器を使われたという
イラク兵の証言もある。

プラズマ兵器


いきなり遠隔から電子レンジ状態にされ、
真っ黒焦げに。
目の前の仲間が突然火ダルマになる現象に、
イラク兵はパニックを起こした。

プラズマ
「オマエはもう死んでいる」

次の瞬間、熱いと感じた時には
自分も黒焦げになっている。

その電磁波は防御不可能で、
核兵器より恐ろしいともいわれる。
核シェルターをも貫通するからだ。

嵐と財布


湾岸戦争において、
アメリカ軍は「砂漠の嵐・剣」と呼ばれたが、
日本は魔法の財布であった。

1兆7000億円ものカネ(アメリカ以上)を
出したにもかかわらず、
「カネ出しただけのヘタレ」評価……

クウェートの感謝国リストから、
日本は外された

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アフガニスタン侵攻(2001年)

アメリカがスケベ心であちこちを支援し、
あちこちを侵略していくうちに、
同じ相手に支援と裏切りが重なってしまった。

アメリカの支援と裏切りに、
ビン・ラディンの逆恨みが増幅して、
ハリウッド映画のようなテロが起こってしまった。

ソ連のアフガン侵攻(1970年代)


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
そのきっかけは30年前……

ソビエト連邦は周辺国家をも
共産主義化していた。
その方が支配・交易しやすいからだ。

ところが、
欧米カブレしたアフガニスタンに
民主政権が誕生してしまった……
勝手な行動に、ソ連がキレた。

ソ連軍がアフガニスタンに侵攻すると、
今度は欧米がそれを非難した。
今はアメリカが同じことをしているが。
ロシア国民もこの戦争の無意味さを嘆いた。

なぜ侵攻する?


同じ思想は協調しやすいが、
違う思想は衝突しやすい。

たとえば、中国の立場で考えてみよう。
日本は準中国文化圏(共産圏)の「犬」だった。
ところが欧米カブレになり、
中国様に無断で民主化・資本主義化し発展。
挙句の果てには、
「狂犬」となって噛みついてきた。

飼い犬が主人に噛みつくのを
未然に防ぐためである。

アメリカはラディンを支援


(Wikimedia Commonsより引用)
侵攻した敵国ソ連に対抗するため、
アメリカはイスラム原理主義勢力を
武器供与などで支援した。

その中に、
サウジアラビアの石油富豪ビン・ラディンがいた。
彼は高校までは普通の生徒だったが、
大学時代に原理主義に洗脳され、
アフガニスタンに招かれて活動していた。

対ソ連のゲリラ集団の中から、
後のイスラム原理主義組織である
タリバーンアル・カイーダが育っていく……

そう、
アメリカに9.11テロを起こしたアル・カイーダの卵は
もともとアメリカが暖め、孵化させたである。

ソ連撤退


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
アメリカ支援とゲリラの激しい抵抗により、
ソ連は手詰まりになって撤退した。

アメリカにとって、
イスラム原理主義組織は単なるゲリラ集団だった。
彼らが過激派として世界中でテロを起こすなど、
その深刻さは認識していなかった。

アフガニスタンで英雄となったラディン
サウジアラビアに戻る。
豊富な資金で多数の事業を拡大した。

アメリカのサウジ駐屯


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
母国サウジアラビアは、
いつの間にかアメリカの犬に変貌していた。
アメリカ軍が次々と基地を作り、駐屯しはじめた。
それにビン・ラディンが猛反発。

ビン・ラディンにとっては
「利用された」「騙された」と感じたのであろう。
大学時代にあっさり洗脳⇒狂信化されたように、
純粋で極端な性格だったのである。
イスラム原理主義組織「アル・カイーダ」を結成し、
豊富な資金でアフリカ・中東各地の反米組織を支援した。

アフガニスタンへ


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
1900年サウジアラビアを出る。

アメリカやサウジアラビアの支配が及ばない
アフガニスタンに戻り、
英雄ビン・ラディンは歓迎された。
同胞であるタリバーン政権の保護を受けた。

ジハード宣言


ビン・ラディン
「イスラムの聖地を異教徒が汚している」
世界の同胞へ向けて、
ネット動画でアメリカ兵殺害を呼びかけた。

異教徒アメリカ軍との戦いは、
聖地を取り戻すジハード(聖戦)であり、
我々はムジャヒディン(聖戦士)である、と説く。
「テロリストによるテロ行為」が
「聖戦士による聖戦」として正当化された。

中世で起こった十字軍との戦いが再燃した。

アル・カイーダを中心として、
イスラム過激派5つの組織と
国際テロ組織を結成した。

同時多発テロ


(http://healthpress.jp/2016/09/dna911153000.htmlより引用)
2001年9月11日。
ニューヨークの世界貿易センタービルなどに
旅客機ごと突っ込んだ。

ビン・ラディンの逆恨みともとれるが、
アメリカの自業自得ともとれる。
その両方が雪だるま式に増幅した結果だろう。


(http://parstoday.comより引用)
ハリウッド映画のようなテロ行為により、
アメリカ国民の逆鱗に触れた


正義の鉄槌
を下す時が来た。

正義の鉄槌


すぐにアフガニスタンに攻め込む。


無慈悲な空爆でタリバンを袋叩き。


その後、
潜伏していたビン・ラディンも殺害した。

ちなみに、
少女と水鳥のヤラセは後で発覚したが、
その時はもう誰も興味がなかったので
話題にすら上がらなかった。

すぐに次の戦争が勃発

次は2年後のイラク戦争である。
本来ならば次は15年後くらいでよかったが、
今回はやけに感覚が短い。

その理由は、緊急事態が発生したからだ。

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イラク戦争(2003年)

正義の多国籍軍が、悪のフセイン政権を倒す……

そんな「勘違い」をさせられたが、
実際は集団での弱い者イジメだった。

日本にはアメリカの都合側の報道しかされない。
日本人の多くは他人事ながら、
多国籍軍を応援していたはず……

イラクがイライラ


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
イラクはイラン戦争との財政難だった。
ハシゴを貸して、外したアメリカのせいだ。
おまけに各国が石油を増産し、
価格が下落していたのでイライラしていた。

世界最大の産油国サウジアラビアは
もはやアメリカの犬と化した。
つまり、OPECがヘタレになってしまった。
アメリカ主導の中東を、どげんかせんといかん。

ユーロ決済


イラク国営石油は、
「ドルでなくユーロで決済する」と宣言。
ヨーロッパはユーロの価値上昇で歓迎。
中国・ロシアはドルのイヤガラセ歓迎。

しかし、アメリカは激怒
ドルの基軸通貨としての地位を揺るがす、
トンでもないことを口にした。

完全にトラの尾を踏んだ……
正義の鉄槌が「すぐに」必要である。
緊急事態である。

基軸通貨とは?


基軸通貨とは、打ち出の小槌である。
世界中の決済はドル経由で行われる。

たとえば、
円とユーロの取引でも、
円⇔ドル⇔ユーロで取引される。
それだけ世界中の取引で需要があるということ。

「需要がある」はどういうことか?

ドルが基軸通貨であれば、
カネを刷るだけでモノを買える。
カネを刷るだけで借金を返せる。

だからアメリカはあんなに強気で
借金しまくって消費しまくっているのだ。

ドルだけの特権


他の国がソレをやると、
需要よりも供給が大きく上回ってしまい、
通貨が「大」暴落する。

しかし、基軸通貨だけは暴落しない
供給量を上回る需要があるからだ。

ドルが基軸通貨でなくなれば、
ドルが暴落し経済に大打撃である。
それだけでなく、
打ち出の小槌が単なる小槌になってしまう。

アメリカ崩壊


ドルが基軸通貨でなくなった場合でも、
世界中が日本のような腰巾着なら
なんとかできるかもしれない。

しかし、
中国・ロシアなどは「即」行動に出るだろう。
(借金返済・米国債売却など)
ヨーロッパも冷たく、契約を突き付けるだろう。
そうなればアメリカ経済は「崩壊」してしまう。

つまりドルが基軸通貨でなくなれば、
アメリカ合衆国が崩壊してしまう。

ネオコン(新保守主義)とは?


(時には強引な手段を用いても!)
自由と民主主義を世界に広めることこそ、
「全人類の正義」であるとする団体。

(おカネのことは、ともかくとしてw)
フセインの残虐な独裁政治から
イラク国民を解放する必要があると主張。

イラクが「テロを支援した疑い」という
大義名分を無理やり作った。
今回は「すぐに」、
正義の鉄槌を下さなくてはならない。

主要各国(日本以外)は反対


アメリカは、仏・独・露・中国の反対
押し切って強引に武力行使に走った。

腰巾着兼魔法の財布である日本だけは、
アメリカを支持したのはご存じの通りである。

日本人は平和ボケの洗脳報道で
悪の(?)フセインをやっつけて安心している一方、
世界はこの戦争に反対していたのである。

9.11テロの蒸し返し


(Wikimedia Commonsより引用)
9.11テロを行った首謀者アルカイダの残党を
現在もイラクが支援している、とデッチ上げ
大量破壊兵器の所持を名目に袋叩きを開始した。

日本はアメリカのイジメを止められない。
逆らえば、自分が同じ目に合うからだ。
どこかの国の小中学校でよくある光景だ。

フセイン「石油はユーロで決裁する」
アメリカ「……戦争だ」
フセイン「え?なんで??」
アメリカ「大量破壊兵器持ってるだろ」
フセイン「持ってないって!」
仏独露中「弱い者イジメはやめろよ!」
魔法財布「……。」
アメリカ「戦争だー!!」
フセイン「ちょっと待ってー」

イラクに大量破壊兵器がないか査察したが
結局、最後まで見つからなかった

フセイン処刑

罪状は、
シーア派住民虐殺に対する人道的罪である。
石油のユーロ決済が原因などとは、
どこにも書かれていないw

戦争期間はたったの2ヶ月。
アメリカ兵の死者は5000人。
イラク兵の死者は500,000人。
短期間でしかも、戦死者比は1:100……
戦争ではなく虐殺という表現が正しい。

てか、
ユーロ決済で困るのはアメリカだけだし、
フセインは国内抵抗勢力だけにはアレだが、
国際的には悪いことしてないような……

その後


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
イラクと周辺のパワーバランスが崩れ、
シーア派・スンニ派の争いが激化した。
国内テロが多発するようになってしまい、
アメリカが軍事介入する以前よりヒドくなった。

その混乱の中で、自称イスラム国の卵が育っていく……

アル・カイーダ「イスラム支部」

その混乱の中で勢力を急拡大させたのが、
スンニ派のテロ組織アル・カイーダの
「イスラム支部」である。


自分探しの旅で訪れただけの香田証生君を
無慈悲に斬首したのもイスラム支部だ。

イスラム支部は、あまりに凶悪・残虐なので、
アル・カイーダから除名された。
そこから暴走が始まる……
後の、自称イスラム国である。

9.11のテロ集団から「残虐だから除名」って……

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シリア内戦(2011年)

アメリカの参戦理由は、ハッキリしない。
むしろアメリカが巻き込まれた感もある。
旨味も動機も弱いので、
シリアはあっさり見捨てられた

アメリカの目的

強いて言えば、2つある。
1つ目はシリア・イランを支配下に置き、
中東での石油の覇権を手に入れるため。
2つ目は中国をけん制するため。

だが、コトはそう単純に進まなかった……
アラブは情勢を理解するのが
本当に難しい地域である。

コントロール不能


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
シリアは三つ巴状態であった。
(アサド政権・反政府軍・自称イスラム国)


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
アサド政権はロシアが支援し、
反政府軍はアメリカが支援。
しかし、どちらもコントロールが効かない。

自称イスラム国は、
もちろんコントロールが効かない。

国境が直線


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
国境や境界線をよく見てほしい。
欧米列強の「クソ分割」がわかるはず。

国境を越えた民族や宗派によって
勢力図が複雑な地域なのに、
欧米列強が無理やり直線に引いた。
中東情勢は大混乱して現在に至る。

国境とは山脈、大河、海であることが普通。
アフリカでもそうだが、
大陸で国境が直線なのは本来あり得ない。
誰かが「無理やり引いた」証拠だ。

アル・カイーダは国境を認めて活動するが、
自称イスラム国は国境など無視して活動する。
さらに領土問題が複雑になる。

アラブは難しい


(毎日新聞より引用)
大昔から支配が難しい地域として有名であった。
宗派や部族、権利関係が複雑すぎる。

どこがが弱くなれば、他の勢力が強くなる。
どこか支援すれば、他から苦情が来る。

たとえば、
アメリカはクルド人を支援して
自称イスラム国と戦わせた。


©OpenStreetMap contributors(www.openstreetmap.org/copyright)
クルド人は自称イスラム国を抑えた。
しかし、
アサド政権が助かってしまい、
ロシアは漁夫の利でウハウハ。
かえってアメリカに不利益である。


さらに、
クルド人勢力が拡大していき、
自称イスラム国は縮小してくると、
同じ連合国仲間であるトルコが激怒した。
(トルコにとってクルド人はテロ集団)

自称イスラム国

ビン・ラディンが率いたアル・カイーダが
自称イスラム国の前身である。
つまり、
アメリカが生んだ組織といえなくもない。


インターネットで斬首動画を配信し、
残忍な処刑方法により全世界に衝撃が走った。
日本人2名の無慈悲な斬首が記憶に新しい。

彼らの目的


キリスト教を退ける最強のイスラム国家樹立だ。
イスラム国をイスラム帝国にすることである。
(オスマントルコ帝国のような)

中東のリーダー格はサウジアラビアであるが、
アメリカから支援を受けるキリスト教の犬になった。
異教徒に媚びるイスラムの恥……
自称イスラム国は、それが気に入らない。


彼らの最終目標である。
中東だけでなく南欧・西アジア、
さらに中央・北アフリカも
手中に収めるつもりだった。

自称イスラム国拡大

アメリカの攻撃であっさり壊滅状態に。

ところが、
シリアの民衆蜂起でアサド政権の支配が
及ばない地域がでてきた。
自称イスラム国はそこに潜り込んで復活。


(https://www.cnn.co.jp/special/interactive/35065020.htmlより引用)
国境を無視して、イラクにまで勢力を伸ばす。

フセイン後はスンニ派とシーア派が対立中。
イラク国内で劣勢のスンニ派と組んで、
混乱に乗じて勢力をまた拡大した。

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軍事介入

アメリカはイラクを叩き潰して、
キリスト教の資本主義勢力を注入した。

残りは、イランである。
まずイランの属国「シリア」へ手を出した。

イランへ


中東の産油国の多くはアメリカの支配下だが、
イランとシリア(イランの属国)だけは
中国・ロシアがバックについている。

ここを支配下に治めれば
中東の石油利権はほとんどアメリカのモノだ。

正義の鉄槌が、必要である。
しかし……

中国の急成長


中国の影響力が増し、イランが自由にならない。
中国を牽制しなくてはならない。

大国であるイランを手中に治めれば、
中東の石油利権で覇権を取れる上に、
中国がでしゃばったときに石油をストップwできる。
そうすれば何もできなくなる。
(第二次世界大戦でどこかの国を叩き潰したように)

かといってあからさまに
中国にケンカを売るわけにもいかないから、
代理戦争で牽制したい。

イランかシリアで代理戦争の大義名分は……

化学兵器使用


(Wikimedia Commonsより引用)
アサド政権が反政府軍に
化学兵器を使用した(らしい)!。

アメリカ「化学兵器もってるだろ」
アサド「持ってないって」
アメリカ「……証拠を得た」
アサド「じゃあ、出してみろw」
アメリカ「出さんでもあるんじゃ!」
アサド「え?」
アメリカ「戦争だー!!」
アサド「ちょっと待ってー」


これをきっかけにアメリカが軍事介入を開始……
正義の鉄槌を下す時がきたのである。


さらに
自称イスラム国も各地で残虐な行為を行っており、
こちらにも正義の鉄槌が必要である。
というのは、
ヤツらは油田を制圧して儲ける手法なので、
アメリカの商売敵になってきた。

上手くいかない

自称イスラム国にイラク兵をけしかけたが、
いざ戦闘開始で逃げ出した。

次に、
自由シリア軍(反政府軍)を育てたが、
まったく戦力にならなかった。



(https://news.infoseek.co.jp/article/afpbb_3037836より引用)

最後に、
クルド人を支援して戦わせたら戦力にはなった
しかし自称イスラム国を叩くほど、
アサド政権を助ける結果になってしまった。
さらにクルド人と敵対するトルコがキレた

クルド人を応援してあげたいが、
親日国トルコへの配慮から、
日本政府はクルド人を支援することができない。

解決どころか、どんどん複雑になっていく……

撤退


シェールオイル革命で、
ものすごい深い位置まで
原油を汲み上げ可能になった。
アメリカは世界最大の産油国になった。

もはや中東の重要性は下がっている。
中東が混乱させれば原油価格が勝手に吊り上がるし。

武器の在庫消化は達成されたので、
手間ばかりかかる中東から撤退が決定した。

クルド人は?

クルド人は見捨てられた……

アメリカの支援で戦っている最中に、
いきなり支援を打ち切られてしまう。
ハシゴを外されてしまい、大混乱した。

そこへトルコが攻撃を開始したのである。


損得勘定が狂い始めると、
アメリカはあっさりトルコ側に寝返った……
アサド政権との挟み撃ちになってしまった。


自称イスラム国を倒して世界に認められ、
クルディスタン共和国として独立する夢は、
身勝手な二枚舌でいつまでも夢のまま……

十字軍を撃破したクルド人の英雄「サラディン」。
彼のような救世主が出現しないと、独立は難しい。

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アメリカの軍事力

アメリカ(軍事力ダントツ1位)だけで、
2位~20位の国の軍事費合計より多い。
もはや、全世界を敵に回しても勝てる規模だ。

毎日どこかで戦争をしている。
アメリカが戦争していない期間は、
建国以来たったの2年間だけである。

艦隊1つ=国1つ


アメリカの艦隊1つで、
日英仏中露など主要国1つ分の軍事力がある。
そんな艦隊が10以上あり、
しかも年々パワーアップし続けている。

そのうえ、
ファルコンHTV2や「神の杖」(後述)により、
宇宙から地球全域(地下含む)の攻撃をも計画中である。

海外派兵能力


G20各国では海外派兵は近隣が限界。

2位ロシアが北海道まで、
3位中国でもせいぜい沖縄まで。
兵力は1~3万しか派遣できない。

対してアメリカ合衆国は、
地球の裏側(中東地域)まで50万……
アウェイでも圧倒的に強い。

アメリカが正義の鉄槌なら、
G20各国はピコピコハンマー程度である。

ホームではほぼ無敵

ホーム(アメリカ本土)には近づく前に瞬殺


遠隔攻撃もしないほうがいい。
アメリカ本土に向けてミサイルなど発射すれば、
大気圏の外から弾道ミサイルの雨で仕返しされる。
すべてのミサイルを迎撃するのは、不可能。

ちなみに、
ミサイルに点火しただけで発射前に感知、
数秒でバレる体制が整っている。
(テポドン点火も1分以内に教えてくれる)
我々が持つスマホのGPSですら、あの精度だ。
アメリカ軍が本気を出せば……

儲からない相手は無視


「世界の警察w」として正義を振りかざすが、
バルカン半島(セルビア・ボスニア・コソボ紛争)は無視。
アフリカ(資源なし)の国々で内戦が起ころうが、
インドが核開発しようが放置……

アメリカの利益とならない場合は、
無視か放置である。

中東のように旨味がある地域で内戦でも起これば、
正義の味方(?)に変身する。
圧倒的武力で騒ぎを収めると同時に、
息のかかった人材で新政府を作れば
日本のように思いのまま。

押し売り相手


(https://jp.sputniknews.com/us/201905106242489/より引用)
世界を敵に回しても勝てる軍事規模ということは、
世界中の軍隊を集めたくらいの
中古品が大量に余るということだ。

定期的に小さな戦争を起こして
在庫処分するのはもちろんだが、
もっと効率の良い方法がある。
中古品の「押し売り」である。

日本に売って、廃棄させればOKダ。

イージス艦を高額で買い、
保守や更新はボッタクリ契約など、
日本は新兵器や中古兵器の
押し売り相手にもなっている。

ニンテンドウ・ウォー

アメリカ国内で自宅から普通に出勤、
遠隔操作で無人機により爆撃、定時に帰宅。
家族とメシ食ってシャワー浴びて寝る。
次の日、普通に出勤……

もはや、
自宅近くで敵を殲滅できる時代なのである。


自称イスラム国で有名になった
ジハーディ・ジョンも、ドローン戦闘機で殺された。

ゲーム感覚

ゲームのように敵を殺傷していく。
そんな、ハイテク兵器も話題だった。


アメリカの勤務時間(日中)は、中東の夜である。
暗闇に紛れて進軍する敵兵。
狙われていることすら、気づいていない。

ミサイルで爆撃。

突然の出来事にパニックで四方に逃げ惑う。
しかし、熱で感知するから、
暗闇だろうが隠れようが無駄。

お次はマシンガン乱射で広範囲を一層。
この間、わずか数秒……

我々が想像する戦争とは、
大砲構えて銃を撃って手榴弾投げて……
もうそんな時代ではないのである。

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すべては、カネのため

戦争はもはや、外交の一手段ではない。
戦争は、ビジネス

無駄な公共事業

日本は公共事業で、
アメリカは戦争で経済を回している。

日本が道路建設をやめないのと
アメリカが戦争をやめないのは同じ理屈である。

アメリカ合衆国は
ニューディール政策に代表されるように、
公共事業で経済を回すのが得意な国である。

戦争は一石二鳥


(Wikimedia Commonsより引用)
戦争は景気対策と同時に、雇用対策にもなる。
兵士を訓練し、戦場に送る……
装備や報酬を含めると1人1億円以上かかるからだ。

兵士自身の雇用対策にもなるし、
周辺産業の景気対策・雇用対策にもなる。

戦争は儲からない?


(https://www.flickr.com/photos/52667842@N04/8802446899/より引用)
兵器の売値と買値だけ見て
「大して儲かっていない」という意見もあるが、
金融経済をわかっていない。

融資を受けて売れた時点で、純利益など出なくても
すでに儲かっているのである。
経費と売り上げ、トントンで上出来。
大企業がいくら赤字を垂れ流しても、
従業員にボーナスも出て潰れないのと同じ。

世界恐慌は世界大戦で一気に回復させるなど、
アメリカは非常に合理的であった。

軍需産業

アメリカ最大の産業であり、
数多くの巨大企業がある。
日本でいえば、
自動車や家電メーカーくらい
重要な産業である。

グループ会社の従業員や兵士など
数百万人が戦争で生計を立てている。

軍産複合体


相手国民の恐怖と死を、カネに変える勢力である。

金融・軍需産業・軍隊・政府機関が
経済的・軍事的・政治的に連合を形成して
勢力を拡大させている。

敵は「平和」
戦争やテロが無くなれば消滅する勢力である。
常にどこかで戦争がないと困る。

平和=失業


世界が平和になってしまえば
数百万人が失業者で溢れてしまう。

定期的な戦争は仕事であり、
政府の義務でもある。

他国の血で自国の民を養うのだ。
独裁政治国家より民主主義国家の方が平和的……
などと勘違いしてはいけない。

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小さな戦争を定期的に

武器弾薬を何年も眠らせるワケには
いかない。
在庫消化しないと廃棄になる。

軍産複合体ネオコンが、
きっかけを探して定期的な戦争をけしかける。

15年サイクル

平和が続けば生産計画が狂い、深刻な不況になる。
そのサイクルは15年と言われている。

ある程度の中古品は
日本などに押し売りすれば消化できるが、
さすがに規模が大きすぎて全部は無理だ。

つまり、
在庫を使い切らなくてはならない。
小さな戦争を定期的にするのは、
不良在庫消化の意味合いが強い。

殺人禁止?

日本人の感覚では、
殺人禁止は「当たり前」である。

しかし、
キリスト教原理主義者は、
十戒の1つだから殺人をしないだけ。
相手を神の敵と自己完結すれば、
殺人は正義となる。
イスラム系テロ組織が言うジハード(聖戦)のように。

それはどういうことか?


原子爆弾による日本人虐殺さえも
神の裁きであれば、それは正しい行いとなる。
たとえば「インディアン虐殺」も同じ理屈。

戦争と殺戮でできた国


アメリカ合衆国はもともとが、
聖書の正義によりできた国である。

アメリカ新大陸を勝手に「約束の地」として、
「神の許しw」のもとにインディアンを大量殺戮した。

聖書というのは、
「なんじの敵は殺すな」だが、
神の敵は殲滅せよ」なのである。
都合のいいオツムだことw

【950万人虐殺】なぜ?「インディアン戦争」先住民対白人のアメリカ開拓史
インディアンの歴史「あまりにも残酷……」アメリカ開拓使は、単なる植民地開拓とはいえないレベルである。なぜ残虐になった?なぜ部族ごと全滅させたのか?答えは、「土地と和平協定の誤解」である。4つのステップ白人の入植からインデ...

完全に間違いともいえない

戦争は外交の1手段である。
話し合いで解決しない相手を
武力で屈服させる。

日本は土下座外交しかできていない。
周辺国に経済的な支援や援助をして
相手が譲るのをひたすら待っている。
しかし、予算を垂れ流し続けるだけで、
まったく解決する見込みがない。

それに比べれば軍事力で問題を解決する
アメリカのやり方が場合によっては
間違っていないといえなくはない。

国民性


正義が好き、というのもある。
アメリカこそ正義、なのだ。

真珠湾や9.11テロのような卑怯な攻撃には
怒り狂う国民性である。

多民族国家なので
「外に敵」を作らないと国がまとまらない。

【調査と比較】国民性とは?「世界14ヵ国」日本韓国中国アメリカ人etc.
国民性とは?「ネタにされやすい国民性」がある。アメリカ人(独善的)、イギリス人(堅い)フランス人(グルメ)、ドイツ人(哲学者)イタリア人(スケベ)、ロシア人(アル中)アフリカ人(純粋)、中国人(ウソつき)韓国人(激情)、日本...
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神の杖

アメリカ空軍が開発している宇宙兵器
長さ6m直径30cmほどの金属棒を補助ロケットで誘導し、
高度1000kmの衛星から発射する人工隕石である。

地球全体(地下も)を攻撃可能


地球全体を攻撃可能であり、
命中率は極めて高い。
時速15000km以上で落下するので、
その威力は極めて高い。

連射が可能なので、
地下数百mの目標にも的中させられる。
テロ国家が地下に核施設を保有したり、
潜伏したりしても攻撃できる。

ピンポイントでは核兵器並みの威力を発揮する。
核兵器と違い、単なる金属棒なので
無差別に周辺を攻撃・汚染することもない。

迎撃不可能


金属を落下させるだけの運動エネルギー弾なので
電磁波を発生させない。
レーダーによる探知はほぼ不可能
仮に何か当てることができたとしても、
あまりに速度が速く破壊は不可能

常に上空からノーガード
驚異を感じ続けることになる。

ムスカ
「見せてあげよう、ラピュタの雷を!!」
ただの金属棒だったのか……

使いやすい


核兵器は放射線による汚染や後遺症がある。
世界の世論を敵に回す恐れがある。

いっぽう、
神の杖は単なる金属棒の落下なので、
原子爆弾のような放射性物質汚染もない。
放射線どころか火も出ない

誤発射や誤爆は隕石落下などの
自然現象wだったことにして揉み消せばよい。

威力は?


核兵器とは比較にならないくらい小さい、
との指摘がある。

たしかに、
爆発力は核兵器と比べ物にならないくらい弱い。

しかし、
広範囲でなくピンポイントな攻撃である。
針を刺せば弱い力でも痛いのと同じだ。
爆発力で単純に判断はできない。

宇宙条約違反?


衛星からの大量破壊兵器は
宇宙条約で保有を禁止されている。

しかし、
アメリカとしてはピンポイントなので、
「大量破壊兵器ではない」との立場である。
平和維持目的など、いくらでも言い訳が可能。

そもそも、
この条約には罰則も強制力もない

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実現できるか?

金属棒の配置、地上への落下など、
「神の杖」は現実的ではないといわれる。
しかし、
実現不可能でも効果は大きいのである。

それはどういうことか?

セッティングが困難


衛生軌道上に巨大金属棒を配置することが
そもそも困難である。

金属棒は質量が数tにもなる。
それだけのブツを衛星軌道に運ぶのに
ものすごいコストがかかる。

また、
衛生軌道上からの場合、
金属棒を離しただけでは地上に落ちない。
その高さから地上に落とすならば、
ロケットエンジンの推進力が必要である。

大気圏と横風

通過する際に数百度の空気摩擦で
金属棒が溶けるという指摘がある。

また、
マッハ20以上の横風がある。
金属棒が壊れるし、軌道もズレる。

大気圏と横風による破壊と
軌道のズレをクリアしなくてはならない。

世界中を敵に回す

アメリカだけが宇宙兵器を持てば、
世界中が警戒心と敵意を持つ。
もし使えば背水の陣で
捨て身のテロやゲリラ戦を連発してくるだろう。

現に、
アメリカは世界中に敵国があり、
その中に核兵器を持っている国は複数ある。
世界中で捨て身の同時攻撃をされれば、
アメリカとてタダでは済まない。

ハッタリは有効


たとえハッタリだとしても、
核兵器並みの威嚇効果と抑止力があるので、
どこの国も逆らう気が失せる。

どんなにムチャクチャな兵器でも
「アメリカならいつか完成しかねない」
「もしかしたら完成済みかもしれない」と
皆が思ってしまうからだ。

しかし神の杖とは傲慢なネーミングだ……
「神の裁き」「正義の鉄槌」という印象操作である。
使われる側からは「悪魔」でしかないのに。

同盟国なら安心か?

いくらアメリカが好戦的とはいえ、
同盟国である日本に神の杖を発動することは
ないだろう。

では日本は安全か?
答えは「No」だ。

共産圏の壁


第二次世界大戦後に日本が朝鮮半島のように
国を分割されて崩壊しなかったのは、
「壁」として生かすため。

連合国でアメリカだけが反対して、
日本をそのままにして育てた。
戦後にはアメリカのチカラで
日本が高度経済成長した。

なぜアメリカは日本を生かしたのか?

第三次世界大戦の舞台


アメリカが中国・ロシアにブチ込めば、
共産圏と資本圏で第三次世界大戦が勃発する。
中国・ロシアとアメリカの代理戦争の舞台……
朝鮮半島の後は、日本列島である。

もしかしたら、
在庫処分戦争でキレた北朝鮮が、
弾道ミサイルや核爆弾を乱発し、
第三次世界大戦に発展するかもしれない。

そうなれば、戦場になるのは必至。
日本人がいくら戦争反対でも、
日本列島は火の海となるだろう。

北朝鮮には弾道ミサイル「テポドン」があるからだ。

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弾道ミサイルとは?


(http://golden-tamatama.com/より引用)
大気圏の内外を弾道を描いて飛ぶミサイル。
すでに実用化されており、
神の杖よりも速く目標に達する。

威力は高くない


威力が高くないので、
コレだけで敵国を占領できるほどの兵器ではない。
コストが1発数十億円と高い上に、
大量に発射が必要。

コストパフォーマンスは、最悪。

ファルコンHTV2


(Wikimedia Commonsより引用)
アメリカの改良型弾道ミサイルである。

地上からロケットで発射して宇宙空間に出る。
再度、マッハ20で大気圏に突入し地上を襲う。

2011年の実験では速過ぎて空中分解。
まだ現在アメリカが開発中の段階だが、
こちらはかなり現実的な兵器である。

ちなみに、
ファルコンとは「隼」のことであり、
速い=迎撃されないという自信の現れともいえる。

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テポドン(北朝鮮)

北朝鮮が世界に誇る弾道ミサイルである。

ちなみにテポドンとは、
発見した「大浦洞」なる地名から
アメリカ軍が勝手につけた名前に過ぎない。
正式には「銀河2号」「銀河3号」という、
もっとカッコいい名前である。

心理効果


弾道ミサイルは高度が高く、しかも速い。
事前に危険を知らせることが難しい。
いつどこから飛んでくるかわからないので、
心理的な効果が大きい。

数発ならばイージス艦と戦闘機で
迎撃は可能だが、大量だと不可能。

そのため、
テポドンが日本の心理を煽る効果は高い。

東京壊滅の可能性

いくら国を破壊する威力はないといっても、
1つの都市くらいは簡単に破壊できる。

アメリカの袋叩きで暴走した北朝鮮が、
保有する数百発の弾道ミサイルを
東京などに向けて一斉発射されれば……
なすすべはなく壊滅する。

弾道ミサイルは事前に警報を出すのが難しい。
日本人は北朝鮮の劣化ミサイルwとナメ過ぎ。
日本と北朝鮮は「距離が近い」……
日本ならどこの都市にいても、
1時間後に壊滅される脅威には
常にさらされているにもかかわらず、だ。

なぜ北朝鮮を放置?


(https://www.bbc.com/japanese/48537653より引用)
アメリカは儲かる相手とだけ、戦争をする。
北朝鮮と戦争すると「損」だから。

勝ったところで資源も産業もない。
痩せた土地で農作物もない。
洗脳された国民の再教育に何十年もかかる。
中東と違って、旨味がなさすぎる。

理由は、まだある。

共産圏との壁


アメリカにとって北朝鮮は、
中露共産圏の壁である。
イラクや中東はすぐ空爆したが、
中国・ロシアが接するここだけは
慎重にいかないといけない。

もし北朝鮮を攻撃すれば、
アメリカの脅威が近づいてくるので、
中国・ロシアがタッグを組んでしまう。
うかつには手を出せない。

資本圏との壁


中国・ロシアにとっては
資本主義勢力とのクッション的存在。

アメリカにとっては、
共産主義勢力とのクッション的存在。
海外にはテポドンを海に落とす程度など、
アホなことしかしていない。

ゆえに、
北朝鮮は国内で非人道的行為をしており、
正義の鉄槌が必要……にもかかわらず、
そのまま放置で様子を見ている。

朝鮮戦争休戦協定


(Wikimedia Commonsより引用)
実をいうとアメリカと北朝鮮は、
現在も戦争中だ。
現在もこの協定が生きており、
「休戦中」なだけである。

アメリカが先に攻撃すれば、
「休戦協定違反」ということになる。

さらに、
経済的に重要な相手である日本・中国に
被害が出るとアメリカにまで損害が出る。

たぶん消される


自称イスラム国の壊滅や
シリア内戦が終わってしばらくたつ……
そろそろ次の戦争の仕込みが必要だ。

調子に乗って核の脅威を誇示していると、
正義の鉄槌で在庫処分場に使われる。
国民への無慈悲な虐待は目に余るから、
大義名分など、いくらでもある。

「北朝鮮の自由作戦」
北朝鮮を民主化と同時に黒電話が処刑……
イラクと同じパターンが待っているだろう。

まとめ

最終処分場

トランプ
「戦争はイイネ!」
「アクション映画みたいでワクワクするね!」

アメリカといえば、正義の鉄槌である。

それは在庫消化目的で巧妙に仕組まれるが、
基軸通貨などの大ゴトであれば、
中東のように強引に下される場合もある。

さらに、
日本のように「自分から」正義の鉄槌を
受けてしまった国もある。

アメリカは「戦争好き」というよりは、
正確には戦争中毒だ。
景気対策と雇用対策のために、
戦争せずにいられない体質の国になってしまった。

おそらく、
北朝鮮は墓穴を掘ることにより、
戦前の日本と同じ運命を辿るのではなかろうか?
なんか雰囲気が似てるから。

イエローストーンが噴火すれば、
基軸通貨ドルとアメリカ様の経済が崩壊する。
次は中国様の腰巾着になる!?

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