セクサロイドの実用化はある?
ダントツで普及が進みそうな国がある。
それは……「日本」だ。
セクサロイドとは、
アンドロイドに性交の機能がある者であり、
「セックス+アンドロイド」の造語である。
4つの技術で日本が世界トップ
身体・声・性器・動き……
この分野では日本はダントツのトップであり、
他国の追随を許さない技術がある。
これに人工知能や複雑なアルゴリズムで
自動化がなされれば、
初期のアンドロイドの実現は近い。
身体
ロボットではないが、人形レベルでは
すでにオリエント工業が実用化に成功している。
パッと見ではもはや人間と判別がつかない。
外見においては、ほぼ完成ともいえる。
声
音声はボーカロイド技術がある。
すでに本物の歌手より売れている曲も多い。
複雑なアルゴリズムを自動化し、
自我プログラムで情報伝達ができれば
人間らしい会話が実現する。
性器
性器はTENGAシリーズがある。
すでに膣内射精の障害の治療に実績がある。
人工皮膚技術との連携により、
本物よりも、本物らしい性器が期待できる。
動き
人間らしい動きは
AVメーカーのノウハウが生きてくる。
ガイノイド
女性型のアンドロイドを「ガイノイド」と呼ぶ。
日本ではHRP-4C(未夢:ミーム)という
ヒューマノイドが2009年に発表されている。
現段階においても、
受付や案内では既に実用化されている。
今後は、
接客や介護に改良していく流れである。
最難関は人工知能
ここはGoogle先生の
膨大なデータベースでなんとかしてほしい。
OSの名前がAndroidなのは、
将来的に人工知能を視野に入れているから、
と個人的には思っている。
ガイノイド+生殖器
会話可能なまでに改良されたガイノイドに
セックスの機能を付加させれば、
初期のセクサロイドの誕生である。
開発段階
初期・中期段階では性欲の充足を、
完成段階では精神の満足を、
最終段階では人生の伴侶を目指す。
娼婦⇒友人⇒恋人⇒妻と
改良されていく。
初期(娼婦)
会話可能なガイノイドに、
セックス機能を付加したものである。
しかし、
人間同士のコミュニケーションは複雑……
この段階ではごく単純な
フレーズのやりとりが精一杯である。
精神は満たされない
射精により一時的な
肉体の満足感は得られても、
精神の満足に至らない。
なぜなら賢者タイムにおける
虚しさを避けられないからだ。
これでは「女体を使ったオナニー」に過ぎず、
セックスとはいえない。
風俗の代替
賢者タイムにおける虚しさは
オナニーや風俗と共通である。
つまりまだオナニー・風俗で
代替可能な存在でしかない。
ここをなんとかしなければ、
セクサロイドの存在意義がない。
娼婦に過ぎない
(Wikimedia Commonsより引用)
初期のセクサロイドは娼婦の役割を果たすが、
娼婦以上の存在に昇格するためには、
さらなる改良が求められる。
中期(友人)
セックスだけでは未完成といえる。
膨大なデータベースが蓄積され、
高度な自我プログラムを組めば
人工知能ができる。
人工知能の技術が確立されれば、
日常会話や世間話などの
複雑なコミュニケーションが可能になる。
表皮や生殖器
人工知能が可能な技術力があれば、
人間女性以上の感触を持つ
表皮や生殖器の開発も可能なはずである。
五感を満たすためには触覚も重要であり、
抱き心地や質感の完成度は
特に高くなくてはならない。
心も体も
人間的なコミュニケーションが可能であれば
賢者タイムにも虚しさを感じることがない。
この機能があれば、
風俗やオナニーで代替不可能な存在になれる。
しかし、まだ完成とはいえない。
屋内専用
まだ外に出ることができない。
街やアウトドアの環境では
自由に動けるほどの機能がない。
部屋の中のコミュニケーションだけでは
「孤独感」から脱することができない。
屋外活動と心
セクサロイドの完成には、
屋外での活動(青姦可能という意味ではない)に
対応できるような改良が求められる。
また、
コミュニケーションがとれる能力を発展し、
共感などの「ココロ」が求められる。
完成形(恋人)
あとは屋外での活動や心があれば、
セクサロイドとしては完成形といえる。
人間にありがちな、
「裏切る」ということがないため、
用途を限ればもはや、
人間よりも完成度が上である。
孤独からの解放
人間が最も恐れるのは、
死ではなく孤独である。
屋外でも活動を共にできるようになれば、
孤独を感じることはなくなる。
無価値感の解消
セクサロイドを望む者の多くは、
孤独なだけでなく、
現実女性に受け入れられない
「無価値感」に支配されていることも多い。
セクサロイドとの共感が得られ、
セクサロイドから必要とされ、
自分の価値を再認識できる。
たとえば、
母親が自分を大切にしてくれたり、
我が子を失いたくないと強く思われることで、
自分は「価値のある存在だ」と
認識することができる。
セクサロイドが「共感する心」を持てば、
それと同じ現象を得られる。
燃料の補給
エネルギーの補給が燃料であると、
どうしてもシラけてしまう。
抱きしめた時にも違和感が残る。
共に食事することにより
エネルギーを補給することが望ましい。
そのためにどうすればいいか?
人間の模倣品
まだ人間の機能や感触を模倣しただけである。
最終段階として、
本体の構成を金属や人工皮膚から
生きた細胞や蛋白質にしなくてはならない。
もはや人間でも代替不可能な域に達したが、
この段階ではまだ、
「機械」に過ぎないのである。
最終段階(妻)
セクサロイドの究極系は、
人生の伴侶である。
そのためには、
機械から生命体への改良が必要となる。
人工生命体に
本体を金属や化学繊維質でなく、
遺伝子工学やバイオ技術を駆使して、
蛋白質の分子設計や培養により作成する。
身体が蛋白質で構成されれば、
ロボットではなく人工生命体である。
劣化したパーツを交換すれば
いつまでも若さを保つことができる。
人生の伴侶に
性器その他の臓器は、
遺伝子工学で他の動物に作らせて
移植手術で流用することが可能だ。
また、
分子設計された遺伝子を使えば
卵子をも作成可能だ。
これによって妊娠が可能になれば
あたらしい命を生み出すことが可能となり、
セクサロイドの真の完成形といえる。
ブサイクが産まれるリスク
美女セクサロイドとキモオタブサメンとの
カップルが多数誕生すると予想される。
産まれた娘が不運にも
父親似になってしまえば大問題である。
(現に、娘の外見は父親に似やすい)
しかし、
その心配は無用といえそうだ。
スプライシング
DNAには遺伝子を発現する際に、
不要部分を削除する「スプライシング」という
機能がもともと備わっている。
これを応用し、
ブサイクな顔面だけでなく、
チビデブハゲ短小包茎早漏などの
不要遺伝子を選択的にスプライシングさせ、
母親側の遺伝子だけを
部分的に複製すれば安心できる。
日本は環境が良い
世界一の産業用ロボット大国。
アニメ大国でゲーム大国。
二次元キャラの普及率が高い。
しかも、宗教の縛りがない。
SF作品
代表例として、
松本零士のセクサロイド「ユキ」を挙げる。
ユキ
(松本零士「セクサロイド」より引用)
セクサロイド「ユキ」がヒロインとして
登場するSFスパイ漫画である。
中身は機械でなく、
細胞まで人間のようにできている。
まとめ
将来的には大量生産によって
自動車くらいの価格でできそうな気がする。
金持ちならば何体も所持して
ハーレムを作ることが可能だ。
貧乏でも自動車同様、
中古なら安価に手に入りやすい。
ただし、
ペットと同じで生涯維持費は購入費の数十倍、
つまり1対につき数千万円かかるだろう。
あといくら安くても、
中古のセクサロイドはちょっとなぁ……
それは人間でも同じ!?